看護師の転職失敗理由8つの事例と対処法

看護師の転職失敗理由8つの事例と対処法
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看護師で転職を行った場合、失敗した経験を持つ看護師の方や、「初めての看護師転職で失敗したくない!」も多いのではないでしょうか。

転職の成功や失敗は多くの場合、個人の感覚にゆだねられますが、多くの看護師が失敗した事例を元に、このページでは、看護師が実際に転職を失敗した体験談と共に、転職を失敗しないための対処法について説明していきます。

初めに:全ての失敗は情報収集不足?

情報収集不足で失敗

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看護師として転職する場合、すべての失敗は情報収集不足から始まると言っても過言ではありません。

情報収集不足から失敗した看護師の体験談を確認しましょう。

看護師体験談「当たり前だと思っており、福利厚生面でギャップを感じた」

(神奈川県/30歳/回復期リハビリテーション病院(220床)へ転職)

私は前職の勤務先が公立病院だったため、初めて民間の病院へ転職した為、4週8休や退職金が勤続3年以降にしか支払われないなど、 休日などの福利厚生にギャップがありました。転職活動中に気にもとめていませんでしたが、今回の転職先は祝日休みもなく、有給も少なめで以前が恵まれていたと、転職して初めて気がつき失敗したと感じました。

看護師 体験談「良く調べておらず、転職に焦っていた」

(長野県/30歳/デイサービス施設へ転職)

転職後に何気なく看護師転職サイトなどの求人を閲覧していると、更に条件の良い転職先が掲載されていました(結果的に5ヶ月間で退職をしました)。タイミングもあると思いますが情報収集を怠った点と、転職にあせってしまったのが原因だと感じます。

看護師体験談「新しい分野への挑戦を甘く見ていた」

(埼玉県/46歳/保育園看護師として転職)

医療や介護など様々な現場を経験しましたが、初めての保育園は事前の情報とのギャップが今までで一番大きかったです。

園児の健康管理が主な仕事と聞いていましたが、実際には保育補助の仕事がほとんどで、保育士や保護者との密接な関わりや外部との連絡調整など、業務も多岐にわたるため心身の負担もかなりありました。私の情報収集が足りなかったと反省しました。

看護師体験談「何も調べていないことを反省した」

(埼玉県/30歳/整形外科クリニックへ転職)

自分に合った転職先が見つかってよかったと思っていましたが、とにかくすぐ働きたいという気持ちばかりが先走ってしまい、どんな医師がいるか口コミなど、何も調べませんでした。働いてみなければ分からない事は勿論ありますが、失敗したポイントを振り返ると情報収集は大事だったと反省しています。

看護師体験談「初めてのことで働くイメージが出来ていなかった」

(大阪府/22歳/総合病院(477床)へ転職)

病院の増床に伴うリニューアルオープンの時に入職しましたが、病棟内は慌しく、病院全体が対応に追われ、混乱していました。リニューアルオープンは、当たり前ですが初めての体験だったため、勤務開始直後の職場環境や、忙しさがイメージ出来ていませんでした。

このため、働き始めたものの、しばらくは周りの誰もが忙しくしており、看護にあまり関係のない雑用もしましたし、忙しさから来る焦りや苛立ちを表に出す看護師もいました。

情報収集不足の対処方法として、一番伝えたいことは転職を安易に考えないことが大切で、情報収集を怠った場合、様々なトラブルとなる可能性を秘めており、以下で項目別の失敗事例を確認しながら、1つ1つ対処していきましょう。

 

1.給料・年収アップだけ考え失敗

給料・年収アップだけ考え失敗

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「なぜ、年収アップを一番の条件にすると転職したときに失敗する確率が高くなってしまうのでしょうか?」

看護師が年収アップや給料アップだけで転職を失敗してしまうケースは多く、失敗理由としては以下のことが挙げられます。

  • 給料が高い職場は、忙しい場合が多い
  • 離職率も高く、人間関係も悪い可能性がある
  • お金のために我慢する看護師も多く、協調性や協力性にかける傾向がある

など、お金だけが目的の場合、様々な要因が出てくることが実情です。実際の失敗事例と対策を確認してみましょう。

(1)失敗事例(体験談)

看護師体験談「日々の給料につられて転職し失敗」

(香川県/42歳/有料老人ホームへ転職)

勤務していた有料老人ホームの管理者は「職員全員の働きぶりが悪い」というあいまいな理由でスタッフ全員のボーナスが、全額カットされてしまいました。後で聞いたのですが、この職場は、基本給を下げて各種手当で給料を多く表示し、ボーナスは少なくなる仕組みになっていました。

看護師 体験談「給料が良いだけではモチベーションが保てなかった」

(北海道/29歳/一般病院へ転職)

転職するまで入院をしていたため、お金のことや仕事のことで焦ってしまい、年収が高い、給料が良いだけで転職しました。しかし、そこは怒鳴る医師がおり、残業は夜中の2時まで、人間関係は淡々としていて特に楽しいわけでもなく、仕事をする楽しみというものがどうしても見出だすことができませんでした。

給料が良いだけではモチベーションを保つことができず、2ヶ月ほどで退職することとなってしまい失敗しました。

看護師体験談「給料と休日日数しか見えていなかった」

(東京都/27歳/特別養護老人ホーム)

給料が良く、休日も120日以上になっていたため、私は給料の条件ばかりに目が行き、その他のことは何も調べることなく転職を行いました。

入職初日に「あなた、こんなに若いのに何で特養に来たの?」「シングルマザーなの?子供がかわいそうね」と初日からスタッフに意地悪なことを言われ泣きました。我慢して少しは働きましたが、結局は退職、転職を行いました。

(2)対処方法について

看護師として転職する場合の条件として年収アップを希望することは悪いわけではありません。

しかし、「転職する一番の理由」としている場合、失敗してしまう看護師が多く、実際に転職に満足している看護師は、「仕事内容」や「働き方」を重視している場合が多いといえます。

そのため、給料や年収はボーダーラインを決めておき、希望条件や仕事内容を詳しく確認することが転職に失敗しないポイントだと言えます。

また、年収を一番に考える場合、情報収集を怠ってしまう場合が多いといえるので注意が必要です。

 

2.募集要項や確認した内容と違っていた失敗

募集要項や確認した内容と違っていた失敗

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看護師は女性が多く、当然ですが働き方を重視する傾向があります。

そのため、有給や休日、福利厚生から、年収・手当・ボーナス(賞与)などが外せない条件となります。

その勤務する条件が、

  • 募集要項に掲載していた内容と違った
  • 面接で確認していた内容と違った

など、転職失敗事例が多く上がっている実情があります。

実際にどのように看護師は転職に失敗したのでしょうか、事例を確認してみましょう。

(1)失敗事例(体験談)

看護師体験談「実際の給料や手当等の金額が求人票と大きく違う」

(沖縄県/35歳/男性/一般病院)

ハローワークの看護師求人を通じて、病院に転職した際に、実際の給料や手当等の金額が求人票と大きく異なっていたことがありました。私にとっては初めての転職で、細かな事を確認しきれないままに転職をしてしまったことが失敗ですが、まさか違うとは思っていませんでした。

そして、実際1ヶ月働いて給料明細をもらったときに、給料や手当の条件がいろいろ異なることに気づき転職を失敗したなと感じました。結果として以前勤めていた病院より給料下がってしまった給料額にかなりのショックを受けました。

看護師体験談「有給休暇や夏期・正月休暇などの休みなど当たり前だと思っていた」

(神奈川県/37歳/訪問看護師に転職)

私は勤務条件を明確に提示されてない状態で転職を決めてしまいました。

有給休暇や夏期・正月休暇などの休みや基本給とその他の手当について合意しないままだったので、後になって「それは当たり前だと思っていた」というようなことがありました。

看護師 体験談「募集要項記載の福利厚生が機能していない」

(愛知県/27歳/有料老人ホームへ転職)

実際に転職した有料老人ホームは、新しい会社だったため、福利厚生をはじめ人事管理が不十分な点があり、他のスタッフからトラブルを聞くこともありましたし、産休・育休に入るにあたって制度がうまく機能していないと感じました。

看護師体験談「募集要項の記載で確認しなかった」

(北海道/33歳/クリニックへ転職)

自分自身で求人を探し、家の近くのクリニックに転職することに決めました。パート看護師としてクリニックに転職した歳の募集要項に、「ボーナスあり」と記載ありました。

入職して、ボーナス時期になって気づいたのですが、そのクリニックは常勤もパート看護師もボーナスが出ないことがその時分かりました。ボーナスを当てにしていたので転職に失敗してしまったと強く感じました。

(2)対処方法について

看護師の転職で「求人募集要項と実際の内容が違う」という転職失敗トラブルを防ぐためにはどのような対処を行えばよいのでしょうか。

対処法としては、

  • 面接時に必ず確認をすること
  • 面接時に出された条件は書面で貰うこと
  • 看護師転職サイトを利用し第三者を介入させること

上記のことが対策として挙げられます。

転職面接時に必ず募集要項の内容を口頭で確認し、給料面や手当の部分、また自身が外せない条件部分を口頭で改めて確認することが重要だといえます。

面接時には給料面は聞きにくい印象がありますが、第三者(看護師転職サイトの担当者)に聞いてもらうことで、2人以上で条件を確認することができるためトラブル防止に有効な手段といえます。

また、書面で記載し貰っておきたい内容としては以下の通りです。

【確認事項チェック項目】

  • 労働契約の期間や期日
  • 働く場所・仕事内容
  • 配属場所
  • 始業・終業時刻
  • 所定の勤務時間、勤務交替時間、休憩時間
  • 残業手当、所定労働時間を超過する勤務の有無、その場合の上限
  • 休日・休暇(平均有休消化日数もできれば貰いましょう)
  • 週休日数や曜日、有給休暇日数、夏季休暇や年末年始休暇
  • 賃金
  • 給与や報酬のしくみ、具体的な金額
  • 退職に関する確認事項
  • 昇給・退職手当・賞与(ボーナス)、通勤手当、その他手当の有無
  • 福利厚生(社会保険など)

参考に確認してみてください。

特に個人病院・クリニック、小規模な介護施設などに転職する場合は、雇用関連の整備や福利厚生が整っていない場合があり、注意と確認が必須です。

 

3.転職先の人間関係が悪く失敗

転職先の人間関係が悪く失敗

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転職先の希望条件は自分に合ったものは選べたものの、入職後のスタッフや同僚看護師との人間関係で悩む看護師は多く、転職後すぐに辞めてしまう失敗例も多いといえます。

例えば、

  • 離職率が高く人間関係でみんな辞める職場だった
  • (クリニックの場合)院長の人柄を把握できていなかった
  • 病院内の人間関係が把握できず転職して失敗してしまった

などです。

実際の看護師が人間関係で失敗した事例を確認しましょう。

(1)失敗事例(体験談)

看護師体験談「お局看護師がおり、人間関係が悪く半年で退職した」

(東京都/40歳/一般病院へ転職)

私は自分より年下の(お局)看護師に仕事中プライベートなことをしていたので、仕事の質問と依頼しました。その後、その看護師は3日間仕事を休み、同僚に「あなたの言っていることは正しいけど、いう人を選ばないと駄目だ」と言われました。

ほかの看護師も皆、その(お局)看護師のことを特別扱いし、陰でこそこそ言うだけで、本人の前では悪いことは絶対言わず、お世辞をならべていたのでそれにも疲れました。結局いづらくなって転職後、半年で辞めました。

看護師 体験談「院長のワンマン経営で苦労した」

(東京都/27歳/クリニックに転職)

仕方ないことだと思いますが、私が転職した先が小規模クリニックのため、医院長のワンマン経営で、他のスタッフはそれに振り回されることが多々ありました。皆で改善を提案し、途中から意識的にスタッフの意見を取り入れてくれるようになりましたが、もうあの時のようなゴタゴタは経験したくありません。

看護師体験談「人間関係が良い雰囲気に惑わされた」

(愛知県/27歳/有料老人ホームへ転職)

職場の雰囲気が良いと聞いて入職したものの、確かに雰囲気は良かったですが、介護スタッフのモチベーションと技術力の低さに戸惑いました。雰囲気の良い理由はダラダラと仕事をしているため、雰囲気が良いと感じてしまいました。利用者に対しての態度が気になるスタッフの多く、時には介護士に仕事の足を引っ張られていると感じることが多くあり、失敗したなと感じました。

(2)対処方法について

転職先の人間関係で失敗しないための対処法としては、4点考えられます。

  1. 病院や施設の評判をインターネットで調査すること
  2. 実際に診療に行けたら行ってみること
  3. 病院・施設見学は欠かさないこと
  4. 第三者の友人や、看護師転職サイトを利用し担当者から情報を集めること

人間関係は一番不明確な部分なため、確認する項目も多くなります。病院などの場合「看護師の離職率」を確認することで、看護師が入れ替わりの激しさを確認することが出来ます。

友人などの第三者からの病院情報や、看護師求人サイト(転職支援サービス)を利用して担当者から情報を得ることを心がけましょう。

また、看護師として転職し、人間関係で失敗した看護師の多くは、病院・施設の見学をしておらず、そのまま転職した看護師が多い傾向にあります。

病院見学については「看護師の病院見学で確認すること(転職時)」を確認しておきましょう。

 

4.病院・施設の方向性を確認せずに失敗

病院・施設の方向性を確認せずに失敗

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病院や施設または、クリニックなどの経営の方向性を理解していないと看護師転職に失敗するケースがあります。

例えば、

  • 患者第一主義のクリニックではなかった
  • 患者への対応が悪い病院だった
  • 衛生管理不足の病院だった

など、看護師によって感じることは様々であり、特に規模が大きな病院にしか勤務経験がない看護師が失敗を感じることが多いといえます。

実際に病院・施設の方向性で転職を失敗した看護師の事例を確認してみましょう。

(1)失敗事例(体験談)

看護師体験談「売上重視・業績重視の病院だった」

(千葉県/34歳/一般病院に転職)

小規模の病院に転職した際、教育体制が全く整っていなく、分からないことを聞いてもはっきりとした返答がかえってきませんでした。最初に就職した病院が、教育体制などあらゆる点で整っていたため、小規模病院に転職した時は驚きの連続でした。

また、病院全体が売上重視であり、患者第一ではなく、インフォームドコンセントも満足に行わない状態でした。常に業績を伸ばすことだけを、考えている病院が嫌になり退職しました。

看護師体験談「書類や記録管理が煩雑だった」

(愛知県/27歳/有料老人ホームへ転職)

利用者一人一人の契約書や記録などの書類の管理などが怠っており、監査が入った時に指摘を受けるだけで済むのか、というほどでした。そういった面で不安を感じ辞めていくスタッフが多いことを入職してから知りました。

前の職場が大学病院という大きな組織だったため、どうしても小さな組織に不安を感じてしまいました。

(2)対処方法について

病院、施設の方向性で看護師転職を失敗しないための対処方法としては、

  • 院長の考え方・病院の方向性を調べること
  • 患者からの評判を確認すること
  • 教育体制の確認をすること

など、簡単にインターネットを利用すれば調べられることばかりです。

看護師転職時は、行うことが膨大なため、「病院の方向性や院長の考え方までは調べていなかった・・・」という看護師も多いので注意しましょう。

特にクリニックや小規模病院の場合は院長の考え方が一番優先されます。そのため、院長の人柄や転職前に一度話す機会を持つなどして対策を行いましょう。

 

5.希望の仕事が出来ない失敗

希望の仕事が出来ない失敗

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「転職先で行いたい看護師の仕事が出来なかった」という失敗事例は2つのパターンがあります。

それは、

  • 転職先の病院や施設のリサーチ不足
  • 希望の診療科に配属されなかったこと

この2つが一般的な失敗理由といえます。こちらも、看護師の転職失敗事例を確認していきましょう。

(1)失敗事例(体験談)

看護師体験談「私に目標もなく予期せぬ診療科に配属された」

(東京都/34歳/一般病院へ転職)

私は、あまり「自分が行いたい看護」や「目指すべき方向性」など目的を持たずに転職してしまいました。

今より、「給料が高くなるから良いか」と安易に考え、働いてからは、尊敬できる先輩がいなかったことや、予期せぬ診療科に配属されてしまったことで、転職の失敗を痛感しました。目的をもたず、自己分析をしっかりしないで転職したことを私は、後悔しました。

看護師体験談「入職希望の診療科に配属されなかった」

少し大きな病院へ小児科の希望で転職したのですが、希望の配属先は考慮されず整形外科に回されました。

その時は、数年で部署移動があるため、我慢するように言われ承諾して働きました。その後も部署異動はできず、結果1年ちょっとで退職しました。

転職時になぜ私はしっかりとした確約や交渉をしなかったのか、また専門病院を選ばなかったのか後悔しました。

(2)対処方法について

希望する診療科や仕事内容については、以下の診療科や仕事内容であれば、仕事や診療科の配属が決定された状態で求人が出ています

仕事内容 ・病棟
・外来
・手術室(オペ室)
・救急外来
・透析室
・内視鏡室
・ICU
診療科 ・(小児科)こども病院
・(精神科)精神科病院

しかし、こども病院(小児専門病院)などはハードルが高く、診療科を希望して転職する場合には、求人を探す段階から希望の診療科へ転職できる求人かどうかを見極める必要があります。

さらに、面接時に(採用が決定される前に)、希望の診療科へ配属されるか交渉する必要があり、交渉に自信がない方は看護師転職サイト(転職支援サービス)を利用して、

  • 直接診療科希望の交渉と確約を行ってもらうこと
  • 診療科に空きがある、またはその診療科で募集している病院を探してもらうこと

などが、対処法として有効です。

また、転職時に希望の診療科に配属された場合でも、規模が大きい病院の場合、部署移動の可能性があるため、「部署移動の期間」や「部署異動を断ることは可能か」など、あらかじめ確認が必要といえます。

 

6.転職したら給料が下がってしまった失敗

転職したら給料が下がってしまった失敗

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給料が思ったより、下がってしまったという失敗事例も実在します。

  • 予想年収だけを鵜呑みにし、基本給の確認や手当金額の確認を怠ったため
  • ボーナス(賞与)金額の確認を怠ったため
  • 激務を避けるために転職したら、思い切り給料がダウンした

など、確認不足や給料面や年収などを希望条件に入れていないために起こる失敗です。

看護師の失敗体験談を確認していきましょう。

(1)失敗事例(体験談)

看護師 体験談「収入面がイメージより低かった」

(沖縄県/27歳/単科病院の緩和ケア病棟に転職)

私は、収入面より看護師としての「やりがい」を重視したため、急性期の総合病院で勤務している頃より収入は減りました。収入面をカバーするために、夜勤の回数を多く希望する形となり、体力面で苦労しており、転職は甘くないと強く感じました。

看護師体験談「ボーナス(賞与)を考慮していなかった」

(東京都/29歳/一般病院に転職)

転職前に、今まで貰っていた給料を提示し、数回にわたり給料交渉したので、今より金額が減ることはないと確信していました。

しかし、ボーナス(賞与)があまりに少なかったことは、入職時には考えていなかったことでした。結果、年収は少し減り、さらに仕事は前よりもハードになってしまいました。

看護師体験談「激務解消の転職が低賃金になってしまった」

(神奈川県/27歳/一般病院に転職)

転職前の職場が激務(急性期病院)で、とにかく辞めたい、余裕が欲しいとしか考えていない転職でした。

いざ新しい病院に転職してみると、確かに時間的にも精神的にも余裕は出来ましたが、金銭的には厳しくなったので生活がかなり苦しくなりました。もう少しよく調べて熟考してから転職先を決めれば良かったと思い、改めて転職をすることになりました。

(2)対処方法について

対処法としては、予想年収だけにとらわれず、細かな金額を確認することが重要です。

注意点としては、規模が大きな病院であればボーナス(賞与)は、ほぼ固定で支払われるため予想はつきます。しかし、介護施設やクリニック、規模の小さな一般病院などは、経営状況に合わせてボーナス(賞与)額が変動するのが一般的です。

そのため、確認する時はボーナス(賞与)の前年度、前々年度、支給実績を確認することである程度の失敗は防げるといえます。

ボーナス(賞与)固定(毎年同じ)が一般的だと感じてしまう看護師は、規模が大きな病院に勤務している方が多く、初めて転職する場合に起こる失敗といえます。

 

7.新人看護師の転職で失敗

新人看護師の転職で失敗

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新人看護師の場合は、

  • 看護師としてのスキルがない
  • 転職が初めてである
  • ネガティブな理由での転職である

などの理由から、非常に転職を失敗しやすい傾向にあります。

そのため、上記で説明してきた失敗事例を元に、以下の体験談を確認し、対策方法を実行してみてください。

(1)失敗事例(体験談)

看護師体験談(東京都/22歳/クリニックへ転職)

総合病院に看護師として就職し、半年ほどで仕事がハードで辛く、プリセプターにも怒られていたため転職しました。

クリニックは楽だろうと、安易な考えで転職を行いましたが、誰も教えてくれる人がおらず、いつも汗をかきながら仕事をしていました。

実際に2年ほどクリニックで勤務はできたものの、その次の転職先がクリニックでしか探せないようになってしまい、自分の幅を狭めてしまう結果となり失敗したと思います。また、病院に戻ろうと思っても今は怖くて戻ることが出来ません。

(2)対処方法について

新人看護師の場合、転職先の病院や施設の選び方で失敗するか、成功するか、大きく決まります。

そのため、

  • 教育制度が整っている病院であること
  • なるべく若手の看護師が多い病院であること
  • 中規模以上の病院であること

など、病院でかつ病棟勤務がお勧めです。

看護師を続けていきたいのであれば、病院が嫌だとしても、臨床経験3年以上は実績を積むことをお勧めします。

なぜなら、臨床経験があれば、その後の転職先が広がるためです。

また、お勧めできない転職先としては、

  • 教育制度がないクリニック
  • 老人施設全般
  • 訪問看護師
  • 回復期リハビリ病棟
  • 緩和ケア病棟

などが挙げられます。

各理由は様々ですが、中途採用は新人看護師でも即戦力を求める職場だからです。そのため新人看護師としての転職は、お勧めいたしません。

詳しくは「新人看護師1年目の転職活動マニュアル」を確認してください。

 

8.看護師転職サイト選びで失敗

看護師転職サイト選びで失敗

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看護師転職サイトとは、看護師専用の転職サイトであり、看護師、准看護師、保健師・助産師資格を保有している方が利用可能で、担当者(エージェント)も専任でつき、無料で使えるため転職の際には重宝します。

しかし、「看護師転職サイト」は各対処方法で有効な手段となる反面、会社(サイト)の選び方を間違えてしまうと転職に失敗したと感じる看護師が多いといえます。

例えば、

  • 進められて転職した病院が希望条件と違った
  • 担当者の対応が悪く転職に時間がかかった
  • 自分たちの都合だけで求人を進めてくる

などです。

これから新しい気持ちで転職を考えている看護師がつまずいてしまう原因の1つにもなり、まずは体験談を確認していきましょう。

(1)失敗事例(体験談)

看護師体験談「情報がない病院へ転職してしまい失敗した」

(千葉県/27歳/一般病院へ転職)

看護師転職サイトを利用して転職を行いましたが、私が初めて転職先の病院に紹介した看護師でした。

そのため、病院内部の事情が明らかになっておらず、入職後の人間関係で苦労し、雇用条件など多少異なる部分が多かった印象でした。今後は、内部情報など、できる範囲で情報収集してから転職したいと強く思いました。

看護師 体験談「転職を急かされて失敗した」

(愛知県/27歳/有料老人ホームへ転職)

看護師転職サイトを利用し転職しましたが、その際に担当者が、転職決定の決断を急かされました。

私も、募集が無くなると感じ焦って転職しましたが、入職してみると看護師不足に悩んでいる現場で、私が入った後も看護師採用をしており、あんなに焦って決める必要があったのかと疑問に思いました。

実は他にも採用を貰っており、さらに、同時進行で企業看護師の書類選考が受かり、最終面接を受けていたのですが、決断を看護師転職サイト側が迫ってくるため、自分のペースでゆっくり考えることができず、最終面接の結果を聞かずに、有料老人ホームに決めてしまいました。今思うと有料老人ホームは半年で退職したので失敗だと感じました。

看護師体験談「お世辞にも良い病院とは言えなかった」

(東京都/30歳/一般病院へ転職)

私は病気で入院をし、自宅療養をしていました。病気が治ったため、お金のことや仕事のことで焦ってしまい、あまり良く考えずに看護師転職サイトの担当者が進められるままに、病院に面接に行き、内定をもらいました。

条件も良く、評判も良いなど、転職するメリットだけを伝えられ、結果、担当者に押される形で入職を決定しました。

働いてみると、その病院はお世辞にも評判が良いといえない病院で、勤務条件も実際には悪く、転職を繰り返すこととなり失敗しました。

(2)対処方法について

看護師転職サイトは全国に50社以上存在し、大手や中小企業が運営しています。

そのため競争も激しく、人気がある求人サイト、評判が悪い看護師転職サイトは比較的見つけやすいといえますが、「良くない!悪い?看護師転職サイトの苦情やクレーム」に記載しているような苦情なども多いことが実情です。

以下のことを行うことで看護師転職サイト選びの失敗は防ぐことが可能といえます。

  • 他人任せにせず、転職の決定は自分の意志で行うこと
  • 絶対に譲れない希望条件を明確にしておくこと
  • 2社から3社利用して、担当者も求人も比較すること
  • 病院見学や確認事項は自分で必ず確認すること

などが失敗しない対処法として挙げられます。

当サイトでも、利用した看護師や、資格や経歴を確認した看護師の方から口コミをいただき、「看護師転職サイト口コミランキング」でお伝えしています。看護師転職サイト選びに活用してみてください。

 

最後に

「看護師として転職に失敗した」と感じることは個人的な判断になりますが、上手にキャリアを重ねながら転職する看護師と、失敗を繰り返す看護師の差は、情報収集を怠っていることが大きな原因とも言えます。

そのため、希望条件が合致した求人が見つかったとしても、

  • 仕事へのモチベーションが保てる仕事か考えること
  • 新しい分野や職場の情報収集を怠らないこと
  • 求人募集要項を確認し、内容を面接時に再確認すること
  • 働くために必要な条件は口頭ではなく、書面で必ず貰うこと
  • 病院や施設見学をしっかりと行うこと
  • 一緒に働く同僚の情報も集めること(離職率・年齢など)

など、確認することが大事だといえるのではないでしょうか。

また、便利な看護師転職サイトなので使わない手はありませんが、他人任せにならないことが大事です。

自分自身の転職は自分で確認し、意思決定して行いましょう。転職を失敗せずに、成功させるための参考にしてもらえたら幸いです。


   
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