ハローワークを看護師が利用する4つのメリット・デメリット

ハローワークを看護師が利用する4つのメリット・デメリット

ハローワーク(公共職業安定所)では、看護師求人を探すことができ、転職に利用する看護師もいます。

ハローワークで初めて看護師求人を探す場合、どのようなメリット・デメリットが存在するでしょうか。看護師が転職に利用する視点で確認していきましょう。

1.ハローワーク(公共職業安定所)の役割

ハローワーク(公共職業安定所)の役割

ハローワークとは、厚生労働省の公式ホームページには以下の記載があります。

民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っています。また、地域の総合的雇用サービス機関として、職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を一体的に実施しています。(引用:厚生労働省ハローワークより)

つまり、

  • 看護師転職サイトなどの民間企業支援での転職や就職が難しい人を支援する役割
  • 地域の総合雇用サービス機関の役割

この2つの役割で運営しています。

看護師は資格を保有している場合、転職や就職に特殊な事情がない限り、看護師転職サイトの支援が難しいとならないため、「地域の総合雇用サービス機関」としてハローワークを利用します。

 

ハローワーク(公共職業安定所)の設置数

設置数 544ヵ所
(本所:436所、出張所95所、分室13室)
人員体制 ・職員数:10,367人
・相談員数:15,692人

(「公共職業安定所の設置数等(平成30年)より」)

以上の設置数があり、民間の企業(看護師転職サイトなど)と比較すると比べ物にならない店舗数と従業員数を誇っています。

ハローワークの所在地については「全国ハローワークの所在案内」から確認してください。

 

育児中の看護師が使えるマザーズハローワーク

育児中の女性の求職をサポートしてくれる「マザーズハローワーク」が設置されている地区もあります。

マザーズハローワークは一部の地域となり、詳しくは「子育て中の仕事探しは”マザーズ” でPDF」を確認しましょう。

マザーズハローワークのサービスの特徴を簡単にまとめると、

  • インターネット、窓口で求人検索が可能
    (ハローワークと同様)
  • キッズスペースがある
  • 保育士のようなスタッフがいる場合がある

上記のような違いがあります。

一般的には「育児をしながら働ける場所を見つけること」も可能ですが、看護師にとってはキッズスペースがあることが一番の利点ではないでしょうか。

それでは、看護師がハローワークで求人を探す場合、メリット・デメリットを確認していきましょう。

 

2.看護師が利用する4つのメリット

看護師が利用する4つのメリット

ハローワークを利用する場合、通常の転職サイトと比較すると、

  • 「地元の就職に強い」
  • 「職業訓練が受けられる」
  • 「相談員によっては親身になって相談にのってくれる」
  • 「費用は交通費のみしかかからない」

などのメリットがありますが、看護師がハローワークを利用する場合はどのようなメリットが存在するでしょうか。

 

(1)ハローワークにしか募集が出ない求人があること

看護師がハローワークを利用する一番のメリットは、ハローワークにしか募集が出ない求人があることです。

民間の看護師転職サイトには募集を出していない病院や施設が見つかる可能性があります。

 

公的機関の看護師求人が見つけられる可能性もある

例えば、

  • 厚生労働省関連
  • 自衛隊や消防庁
  • 公立学校

などの看護師求人が募集される場合があります。

民間の看護師転職サイトでは募集がかからないため、利用するメリットと言えるでしょう。

 

(2)失業保険(失業手当)や再就職手当を貰うことが可能

失業保険(失業手当)や再就職手当は、様々な条件がありますが、転職活動をしながら、手当の受給が可能です。

本来は転職先が決まらない場合は、失業保険(失業手当)となりますが、看護師が不足している地域が多く、再就職手当をもらう看護師が多いといえます。

 

(3)地元の看護師求人には強い

ハローワークは、雇用主側に広告費用が掛からない(無料の)ため、地域密着型の求人には強い傾向があります。

例えば、

  • 地元のクリニックや小規模病院の求人情報
  • 地元に古くからあり代々経営しているような医療機関
  • 訪問看護、デイサービス、訪問入浴などの求人
  • 介護施設(老人ホーム、老健、特養など)

などの地域密着型の看護師求人が豊富に存在します。(Uターン転職やIターン転職などにも利用可能です。)

 

地域によっては看護師求人が豊富

看護師が転職する地域によっては、看護師転職サイトなどよりも求人が豊富な場合があります。

全国に544ヵ所施設があり、各エリアの企業が看護師求人を募集しているため、転職サイトに少ないと思ったエリアなどは、ハローワークの方が求人豊富と言えるでしょう。

 

(4)内定の合否が必ず連絡される

ハローワークの場合は、応募した案件には必ず内定の合否が、看護師に連絡されます

民間の看護師転職サイトなどの転職サイトを利用した場合、面接を受けた合否は、担当者(転職会社)を通じて看護師に報告されます。

「なぜ落ちたのか」「なぜ不採用なのか」などは聞くことはできませんが、転職活動を気持ちよく切り替えて行いたい方にはメリットになるでしょう。

 

3.看護師が利用する4つのデメリット

看護師が利用する4つのデメリット

ハローワークと「民間の看護師転職サイト」を比較した場合のデメリットをお伝えしていきます。

看護師転職サイトについては「看護師転職サイト口コミランキング」を確認してください。仕組みなどの説明も行っております。

ハローワークの一般的に考えられるデメリットとしては、

  • 混雑している場合、待ち時間が長いこと
  • 掲載されている職場の画像が少ないこと

などが挙げられますが、看護師としてハローワークを利用した場合、どのようなデメリットがあるでしょうか。

 

(1)面接に行くまで職場の細かな情報は分からない

ハローワークは求人募集要項のみの掲載になるため、働く条件は明確に分かりますが、「病院の院内情報」や「働く看護師の情報」などは、知ることが出来ません

また、実際の病院・施設の雰囲気も面接に行くまで分かりません。

 

インターネットで評判などの情報収集はしよう

ハローワークを利用して看護師求人を探す場合には、最低限、病院・施設の評判を確認するようにしましょう。

ハローワークの相談員によっては、地域ならではの情報を教えてくれる場合があります。例えば「あそこの病院は評判が良いよ」などの情報です。

 

(2)ハローワークの相談員は看護師の転職を理解していない場合がある

ハローワークの相談員は、看護師転職のみを扱っているわけではないため、仕事内容や転職事情を理解していない場合もあります。

例えば、以下を参照してください。

クリニックは准看護師ばかりですとハローワークの人に言われましたがそうなのですか?

【ベストアンサー】ハローワークの人とも嘘ついてもメリットないから、自分なりの解釈なのでしょうかね。あまり、気にせずとも良いのかも。

Yahoo!知恵袋より)

クリニックは正看護師も准看護師も働いていますよね。(准看護師が多いのは確かですが。)

以上のように、相談員によっては転職事情を理解していない場合もあるので注意が必要です。

 

(3)掲載されている募集要項はチェックする必要がある

ハローワークに限ったことではありませんが、企業によっては掲載されている募集要項と、実際に働いた場合の「仕事内容(実際の職務)」と違う場合があるようです。

通常はそのようなことはあってはなりませんが、まれに企業によっては存在するようです。

看護師の場合、仕事内容などは診療科などを確認することで、そこまで違いがありませんが、

  • 賃金面(給与や時給)
  • 有給休暇
  • 労働時間

などは、改めて面接の際に確認した方が良いでしょう。

面接時に、改めて病院・施設から募集要項を受け通り、口頭で確認する程度のことは念のため行いましょう。

 

(4)転職活動は自分主体で行う

ハローワークの場合、看護師自身で転職活動しなければ何も前には進みません

ハローワークに出向いたり、求人を探したりするのはすべて自分で行います。マイペースで転職活動を行いたい方にはメリットにもなりえますね。

ハローワークは民間の看護師転職サイトとは違い、公的なサービスとなり自分自身で質問し調べながら進めなければなりません。

 

転職活動に時間と費用がかかる

民間の看護師転職サイトとは違い、「メールでのやり取り」や「電話でのやり取り」などは相談員とできません。

そのため、ハローワークに出向く時間と、交通費が掛かる場合は費用などが発生してしまうこともデメリットといえます。

 

4.ハローワークの利用が向いている看護師

ハローワークの利用が向いている看護師

メリット・デメリットを確認すると、ハローワークを利用した方が良い看護師像が見えてきます。

  • 公的機関での転職を考えている看護師
  • 地元や地方で転職を考えている看護師
  • 失業保険(失業手当)や再就職手当を希望する看護師

以上の看護師の方に利用が向いていると言えるでしょう。

 

お勧めはハローワークも看護師転職サイトも両方利用すること

上記に該当しなかった方も、該当された看護師もハローワークと看護師転職サイトを同時に利用することをお勧めします。

理由としては、看護師転職は情報収集を行い、自分の条件に合う求人を見つけることで、満足いく転職活動を行いやすいからです。

例えば、ハローワークで調べた求人も、看護師転職サイトの担当者に聞くことで、内部情報を保有している可能性もあります。逆に、自分の条件に合った求人ばかりハローワークで探していた場合に、看護師転職サイトの担当者から提案を受けることで、新しいチャレンジが始まるかもしれません。

このように、転職の情報を広く集め、様々な角度から検討することでより良い転職が可能になるといえます。

 

5.最後に

ハローワークを利用する人たちの年齢もかなり幅広く、初めて利用する看護師は驚くこともあるかもしれませんが、国が運営している施設なので安心して利用することが可能です。

しかし、ハローワークに限りませんが、求人情報の確認は自分自身で責任を持って行いましょう

最近は看護師転職サイトの質や保有する求人数も都心から地方まで幅広くなってきましたので、一概に地方であればハローワークの方が看護師転職サイトよりも強いとは言えません。

ハローワークにある看護師求人を掲載している看護師転職サイトもあります。

両方の利用はお勧めしますが、看護師としての自分のペースで転職活動を進めたい方はハローワークがお勧めですね。


   
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