看護師として働く中で、一度は耳にしたことがある「ブラック病院」という言葉ですが、見分ける方法はあるのでしょうか。
「ブラック病院」を体験した看護師の意見を参考に、見分ける方を18つご紹介します。
求人募集要項からの見分け方 | (1)求人広告の頻度を確認する |
(2)病院の病床数と募集する看護師数を確認する | |
(3)経験者限定の記載がないか確認する | |
(4)給料や年収の金額を確認する | |
(5)基本給の金額を確認する | |
(6)看護部のホームページを確認する | |
自分で調査する見分け方 | (7)病院の経営者や院長、勤務医師を確認する |
(8)病院の口コミ・評判を確認する | |
(9)パート・アルバイト求人を確認する | |
(10)医師の人数を確認する | |
面接・病院見学で分かる見分け方 | (11)病院、病棟、ナースステーションを確認する |
(12)スタッフの態度を確認する | |
(13)面接官の対応を確認する | |
(14)求人募集要項に書いてある条件を確認する | |
転職サイトを利用する見分け方 | (15)働く看護師の年齢層を確認する |
(16)離職率、平均勤続年数、有給休暇消化率等を確認する | |
(17)病院のお勧めポイントを確認する | |
(18)看護師転職サイトを利用する場合は選択する |
ブラック病院の定義、見分け方、リアルな口コミ等を確認していきましょう。
以下に記載がある項目に該当した病院が、すべてブラック病院ではありません。看護師から寄せられた口コミなどを元に、ブラック病院化しやすい条件をまとめているものです。
目次
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【初めに】ブラック病院の定義とは?

ブラック病院に「定義」は現時点で明確なものはなく、厚生労働省でも定義していない状況です。
厚生労働省が考えるブラック企業の一般的な見解は、
- 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課すこと
- 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低いこと
- 上記のような状況下で労働者に対し過度の選別を行うこと
(引用厚生労働省/たしかめよう労働条件より)
上記がとなります。
これをブラック病院という定義にして従業員を看護師に直すと、以下のようなことが言えるのではないでしょうか。
【看護師が思うブラック病院の定義】
- 看護師に対して極端な長時間労働がある病院
- 看護師の仕事量が極端に多い病院
- 賃金不払残業がある病院
- パワーハラスメントがある病院
- 病院全体のスタッフのコンプライアンス意識や管理意識が低い病院
- 新しい看護師を入職させ病院に不満がある場合は選別して辞めさせる病院
- 看護師を限界まで働かせ、退職させてくれない病院
- 人手不足なため違法な労働を強制する病院
以上のことがブラック病院の定義に該当するのではないでしょうか。
シンプルにブラック病院を考えると「極端や過度な労働時間や仕事内容の病院」「賃金不払残業がある病院」「パワーハラスメントがある病院」といえます。
看護師の意見
看護師の方にブラック病院の定義を確認した結果、以下のような回答がありました。
「スタッフの残業代が支払われない病院がブラック病院だと思います。」
「残業代は出るのですが、その残業代分、夏や冬の賞与(ボーナス)から天引きされる病院です。賞与は労働基準に関係ないらしく何もできません。」
「私の病院では新人をいじめてもお咎めなしの病院がブラック病院だと思います。誰も助けない。」
「新しく転職で入職してくる中途看護師や、新人看護師を大量採用して1年で50%が辞めてしまう病院です。」
「医師や院長のパワハラが横行している病院がブラック病院だと思います。」
「看護師を使い捨てのモノとしか思っていない病院はブラックだと思います。」
「看護体制7対1をキープするため、辞めた看護師で、在籍しているように水増ししている病院です。」
「患者さんもいる中で師長やスタッフから罵声が飛び交う病院はちょっとブラックだと思います。」
それでは、以下でブラック病院の見分け方を説明していきます。
1.求人募集要項からの見分け方
(1)求人広告の頻度を確認する

看護の雑誌や、求人サイト、地域の折り込み広告などに、常に募集を出している病院は要注意といえます。
理由としては、
- 看護師の離職率が高い可能性がある
- 慢性的な人材不足で激務の可能性がある
などの状況が予想されます。
求人を繁盛に出している病院すべてが悪いわけではありませんが、可能性は高いと言えるでしょう。
常に求人を募集している病院に確認すること
常に求人を出している病院に確認することは2つです。
- 看護師の離職率を確認すること
- 求人を募集している理由を確認すること
これらのことを面接時(看護師転職サイトを利用している場合、担当者)に確認を行い、看護師自身が納得できれば問題ないといえます。
(2)病院の病床数と募集する看護師数を確認する

病院の求人募集ページを見た際に、病院の病床数に対しての求人募集人員の数が多い場合には、注意が必要といえます。
理由としては、
- 職員の定着率悪い可能性がある
- 大量に離職したため、大量募集をかけている可能性がある
などのことが考えられます。
そのため、在籍する看護師の人数と、今回募集する看護師の人数を確認することで、防ぐことが可能です。
(3)経験者限定の記載がないか確認する

「経験者優遇」や「経験者歓迎」は雇用する側としては即戦力を求めているため、納得が出来ますが、「経験者限定」の場合は注意が必要といえます。
例えば、
- 教育をしている余裕がない可能性がある
- 教育制度が充実していない可能性がある
- 人員が足りていない可能性がある
などのことが考えられます。
そのため、「経験者限定」のキャッチコピーや募集要項の記載には注意をしておきましょう。
(4)給料や年収の金額を確認する

他の病院と比較してあまりにも、給料や年収が高い場合は注意が必要といえます。
あまりにも高年収の場合、
- 業務が多忙の可能性が高い
- 離職率が高い場合が多い
- 病院に何らかの事情がある
など、あまり良くない可能性の方が強くなります。
もちろん、病院の経営がうまくいっているため、看護師に高給与を支給している病院もありますし、年収や給料を転職の希望条件に入れる看護師は多いです。
しかし、給料が良い理由、年収が高い理由を明確にすることが大切であり、納得した上で転職しましょう。
(5)基本給の金額を確認する

実際に募集であった事例ですが、基本給は10万円で、看護師手当が10万円、経験者手当が10万円、病棟勤務手当が5万円+夜勤手当といった求人を見たことがあります。
総支給額でみると給料は、「35万円+夜勤手当」となりますが、基本給が安いということは、賞与(ボーナス)や退職金の査定等に響いてくる可能性があり、注意が必要です。
【看護師の体験談】
基本給が安く、給料全体が高い病院を、家庭の事情から(金銭的に高い給与の方が有り難かったため)、面接を受けてみましたが、実際に看護部長の話しや、事務長の話しを聞いて、職員にやさしい病院ではない、長く続けていけない病院だと感じて内定を辞退しました。
(6)看護部のホームページを確認する

今の時代は、ホームページなどで看護部長をはじめ、各部署の紹介などを行い、少しでも良いイメージを持ってもらい看護師の良い人材を獲得しようとする病院が多いです。
そのため(個人病院やクリニックなどを除き、)看護部の紹介ページがない病院は注意が必要だといえます。
看護部の紹介ページがない場合、
- 入ってくる看護師の受け入れ体制がない
- ホームページを作成する余裕がない病院(忙しい、お金がないなど)
- 古い体質・体制の病院
などの可能性があるといえます。
そのため、転職する場合は必ず病院のホームページを隅々までチェックすることがお勧めです。
2.自分で調査する見分け方
(7)病院の経営者や院長、勤務医師を確認する

病院の経営者や院長、勤務医師を確認し、家族経営の場合は注意が必要といえます。
もちろん家族経営の病院がすべて悪いわけではありません。
しかし、家族経営の病院の場合、
- 風通しが悪い可能性がある
- 院長などに絶対的な権力がある
- 家族のルールが絶対になりがち
などの問題が発生する場合があります。
【看護師の体験談】
私は看護師転職サイトを利用し、その担当者から「あの病院は医院長の愛人である事務長の気に入った看護師しか入職できない」などという話しを実際に聞いたことがあります。
そのため、病院の雰囲気等を自分の目で見て確かめずに転職すると、あとで色々な不満を耳にする事が多いため、確認をしておきましょう。
(8)病院の口コミ・評判を確認する

その病院の患者からの評判や口コミを確認し、あまり良くない場合は注意が必要です。
理由としては、患者からの評判が悪い病院は、働く看護師にも責任があり、
- 教育体制が整っていない
- 人間関係が悪い
- チームワークが悪い
などの原因が考えられます。
【看護師の体験談】
実際に、以前働いていた病院の口コミをみたことがありますが、良いことも悪いこともその通りだなと思うことが書かれていました。決して悪いことばかりが書いてある訳でなく、良かったなどの口コミも多くあるので、参考程度にしてみるのは良いことだと思いました。
不特定多数の口コミや評判になるため、参考程度に確認することをお勧めします。
病院に来院した患者の口コミを掲載しているホームページや、「病院名」で検索した際の口コミ覧などに、患者からの口コミが掲載されているので確認しましょう。
(9)パート・アルバイト求人を確認する

パート・アルバイトの看護師求人が多い病院は、正職員で入職するメリットの低い病院である可能性があり、注意が必要です。
例えば、正職員では看護師が集まらないため、パートやアルバイトで時間を埋めている可能性もあります。
その病院へ正職員で転職すると、
- 責任ある仕事を多く任される
- パート、アルバイトの入らないシフトに入らされる
- 正職員としての給与や福利厚生が充実していない
- 何らかの事情で正職員の定着率が悪い
などの可能性があります。
あくまでも可能性のため、まずはパート・アルバイト求人が豊富に出ていないかチェックをするとともに、出ているのであれば、理由を面接時などに確認しましょう。
(10)医師の人数を確認する

病院で働く上で、看護師の人数も重要ですが、患者数に対して、医師の数が少ないと、医師はとても忙しく、仕事も煩雑になりがちな可能性があり、注意が必要です。
また、指示にミスが生じることや、医師への相談もなかなかできないなど、看護師の負担も増える可能性もあります。
医師の数は配置基準があり、
- 一般病床・精神病床の場合(入院):患者16人に対し1名
- 療養病床の場合(入院):患者48人に対し1名
など、厚生労働省で配置基準が決められています。
そのため、それよりも少ない病院はかなり注意が必要といえ、医師数の確認は必ず行いましょう。
3.面接・病院見学で分かる見分け方
(11)病院、病棟、ナースステーションを確認する

病院見学に行った際や、面接で病院を訪れた際に、必ず病院を良く見ましょう。
古い病院だから汚いということではなく、
- 清潔に掃除が行き届いているかの確認する
- 廊下に車いすや処置のカートが置きっぱなしになっていないか確認する
- ナースステーションが使いやすく整理整頓されているか確認する
以上の確認は必須といえ、病院環境の基本でしょう。
排泄臭がすることや、病院が汚いのは、掃除が行き届いていなく、気付いて改善しようとする環境にない場合や、仕事に余裕のない表れのため注意が必要といえます。
ナースステーションの整理整頓がされていないのも、余裕が無いことや、働く環境を整えようという意識を持って働けていない職場であるといえます。
(12)スタッフの態度を確認する

病院見学をした際に、看護師を含むスタッフの態度を確認しておきましょう。
- 挨拶を行ってくれるか
- 働いている看護師の表情が疲れきっていないか
- 看護師同士で仕事中に文句を言っていないか
などを確認しましょう。
上記に該当する場合、「仕事への余裕のなさ」「人間関係の悪さ」などが顕著な可能性があり、「いじめ」「パワハラ」などの問題が発生しやすく、看護師として働きにくい職場の可能性があります。
看護師の基本的な仕事風景を病院見学時には確認しておきましょう。
(13)面接官の対応を確認する

病院で働く看護師を採用するという仕事は、病院の将来に関わる重要な役割であるはずです。
そのため、面接官の態度や行動は確認しておきましょう。
もし、態度が悪い場合や質問内容が的を得ていない場合などは、看護師であれば誰でも良いから採用しようとしており、看護師人材が不足している可能性があり注意が必要です。
(14)求人募集要項に書いてある条件を確認する

病院見学や、面接の際に、求人募集要項に書いてある条件(残業手当や休暇など)についてなど質問をした際に、「ここにはそう書いてあるけど、そうなっていなくて」など、口ごもることや、余りにも実際が異なる際には、ブラック病院の可能性があります。
残念ながら求人募集要項には、よく見せるために事実とは違う内容が書かれている場合もあり、必ず項目で気になる点は質問しましょう。
4.転職サイトを利用する見分け方
看護師転職サイトは、担当者が付き、あなたの代わりに聞きにくいことを聞いてくれることや、保有している院内情報を提供してくれます。その看護師転職サイトを利用してブラック病院の見分け方をご紹介します。
(15)働く看護師の年齢層を確認する

女性のライフステージを考えれば、未婚で子供がおらず、体力的にも元気な20代の看護師が病棟に多いのは普通の現象です。特に都市部の大病院ではその傾向が強いでしょう。
しかし、
- あまりにも1年目から5年目までの看護師しかいない場合
- 管理者のみが年配の看護師の場合
などの病院は注意が必要といえます。
例えば、福利厚生や休暇制度も整っている場合などは、必然的に30代看護師も40代看護師も在籍しているはずです。
しかし、年齢層が若い看護師が多い病院は、「長く働けるような病院ではない」「人間関係の問題」などの可能性があるといえます。
(16)看護師離職率、平均勤続年数、有給休暇消化率等を確認する

事前に「離職率」「平均勤続年数」「有給消化率」知るためには看護師転職サイトを利用しなければ分からないデータといえます。
離職率が高い場合や、勤続年数が極端に短い場合など、長く勤められないような原因がある病院の可能性があるため注意が必要です。
また、有給休暇の消化率なども、全く取れないようであれば、看護職の人員に余裕が無いということになり、通常病院としても採用のミスマッチは防ぎたいので、面接の際などに質問しても答えてくれます。
【看護師の体験談】
実際に面接・見学時に有給消化率を確認しましたが、「今年は産休に入った人が3人も出たため、有給消化率が低くなってしまったが、前年までは消化率80%以上だった」など、すべての質問にしっかりと答えてくれた病院もあり、私は安心して転職しました。
もし、面接時や見学時に聞きにくい場合は看護師転職サイトの担当者に聞いてもらいましょう。
(17)病院のお勧めポイントを確認する

看護師転職サイトの担当者から、「お勧めするポイント」(可能であればデメリットも)確認しましょう。
また、担当者や転職会社によって伝えてくるポイントが違うため、いくつかの看護師転職サイトに登録するのが良いでしょう。
看護師転職を考えブラック病院を避けたい場合には有効な確認方法といえます。
【看護師の体験談】
看護師転職サイトの中には、「会社から紹介して入職したが、こういった理由で1年以内に辞めてしまった看護師がいる」「過去紹介して入職した看護師が皆こういった点に不満を言っている」など、素直な情報を教えてくれる担当者もいます。
自分の条件に「合う・合わない」はありますが、担当者の話しに良い話しが無い場合は、自分自身で実際に確認した方が良いといえます。
(18)看護師転職サイトを利用する場合は選択する

病院の院内事情を確認する方法として、看護師転職サイトをお勧めしていますが、担当者が良い会社を選択することが必要です。
実際、ブラック病院をお勧めしてくるような看護師転職サイトの担当社がいることも事実といえます。(参照:良くない!悪い?看護師転職サイトの苦情やクレーム)
信頼できる看護師転職サイトを見つけるために、自分自身で比較することが重要であり、当ページからは以下3つの会社をお勧めとしてご紹介します。
- 看護のお仕事口コミへ【全国対応】
- マイナビ看護師口コミへ【全国対応】
- ナースではたらこ口コミへ【全国対応】
5.看護師のブラック病院リアル口コミ
現在、自分たちが思う、ブラック病院に勤務していると思われる看護師たちの生の声です。
【ブラック病院さん】
「集中治療室のデスクトップパソコンがホコリまみれだった、衛生面の部屋の空調が心配です。」
【毎日ためいきさん】
「生活に困っていない(お金が必要ない)と感じる看護師には、いつまでも時給扱いで働かせ、産休にも産前6周になっても入らせてくれない。」
【怒りさん】
「酸素マスクの使い回し、柵がぐらぐらしているのに交換しない。」
【月光仮面さん】
「新人をいじめてもお咎めなしの病院」「顔色をうかがうのが看護師の仕事の病院」「管理職の管理能力の無さすぎ病院」「幽霊看護師が多数存在する病院」「募集してもすぐ辞めていく職員」など、残業は当たり前で、スタッフは疲れきっているのに、管理者は知らん顔の病院に勤務しています。
【サビ残さん】
「1円も残業代が出ません。しかも、4時間近く残業しても看護部長から「あなたは残業してないわよね?」と言われました。また、体調不良で1日休んだとき、「このままだとお給料が減っちゃうから」などと言われ、公休だったはずの日に代替出勤させられました。公休の日に勉強会に強制参加させられ、そのぶんは1円も出ません。病棟会や勉強会などの会議も勤務後に行うため法律では残業扱いになるはずですが・・・。」
【鈴木さん】
「募集してもすぐ辞めていく職員。職員をコマとしてしか見ていない管理者。」
【みかんさん】
救急病院の設備が整っておらず、ずっと看護師求人を出しています。看護師の知識のなさが目立ち毎日不安です。」
【ミミさん】
私の勤務している病院ではタイムカードを押してから残業させられます。また、上司からのパワハラもあり、苦労しています。」
【キラキラさん】
「とにかくずっと看護師求人を出しており、入職してもすぐに離職してしまう。その原因はスタッフに対する差別や意地悪などが考えられます。」
【まなべさん】
「前まで勤務していた病院は、対応の悪さ、医療行為の粗悪さに驚き、日本の医療に携わっていることをとても悲しく思いました。」
【匿名さん】
「看護師も人員不足で、試用期間が12か月もある病院に勤務しています。運営はめちゃくちゃになっている。患者に満足な看護を受けさせてあげたい。」
【病院さん】
「私が以前勤務していた病院は、親族経営かつ親子で愛人だらけの病院でした。」
【高給与さん】
「日勤・中抜けあり・常勤・夜勤なし、で高給料の病院に転職しました。おかしいなと思いながら確認したら、看護師の離職率が70%を超えていました。私の失敗した転職先です。」
【おチャ子さん】
「18:00までは残業代つかないため、それ以前にタイムカードを押させ、平気で数時間以上残業させる。経験10年で入職してきた看護師の基本給20万だった。」
【ありさん】
「有給休暇は年間数日とれるかとれないかの病院に勤務しています。有給休暇を下さいと言っても怒られ、常にベッドコントロールが激しいです。看護師のキャパオーバーでどんどん辞めています。残業も常にあるのに手当があまりありません。看護師に優しくない病院です。」
【きりんさん】
「院長が何回も変わり、正規職員よりアルバイト看護師が多く、看護師も技士も勉強会で見かけた事がないほど、新しい知識無し、周りと交流なしの病院に勤務しています。次々と看護師が辞めます。」
【名無しさん】
「好きに休み取れない、シフトを勝手に変えられる。」
【匿名さん】
「私が勤務している病院は、小さい病院だけど中にいる看護師もすごく怒る人が数人いてパワハラに近いと思います。」
【川口さん】
「転職して入った病院が、面接時の内容と現場での内容が違うので本当に困りました。結果すぐに退職。」
【ドクロさん】
「長期療養の病院でとにかく衛生面の管理がなっておらず、労働条件も休日は96日、基本給は正看、准看、ヘルパー関係なく一律で10万。」
【くろちゃんさん】
「本当は在籍していない幽霊看護師は多数、看護管理も知らない准看護師が多く、派遣看護師がいないと病院がやっていけない。」
【匿名さん】
『常勤は2交代で夜勤入り8~9回の日勤3~4回。給料安い上に、赤字経営であり賞与(ボーナス)が出ない(契約時に2.5ヶ月分以上とは言っていたんだけどな)。退職願は就業規則上30日前までなのに、2ヶ月前に話をしたら「補充しなきゃいけない」「本当に先方があなたを採用したいなら転職先の病院は待ってくれる」と持論を出してきて3ヶ月に伸びそう。看護師不足で、体調崩しても休めない病院です。』
【みよみよさん】
「スタッフに苦労、嫌な思いさせる病院に勤務しています。退職すると伝えると、病院全体で嫌がらせしてきます。」
【スカさん】
『看護師長が「18時なのに帰らないで何やっているんだ、あなたたちに残業は付けさせないから‼︎」と言い放ち、常に罵声を浴びせる。退勤も勝手に削られ、有給取得だってできない。看護師は常に欠員状態。』
【もう看護師や〜めた。さん】
「働く看護師の身だしなみも言葉遣いも悪く、管理者は自分の気に入ったスタッフには甘く、気に入らないとヒステリックに注意を言われる。真面目に働くと辛い病院に勤務しています。」
ブラック病院に勤務していた場合の対処法
ご自身の勤務先の病院や施設がブラック病院だと感じた場合、一番の方法は問題点を改善していく方法がベストになります。
しかし、新人看護師や役職がない看護師が病院の問題を改善するのは非常に難しく、厚生労働省では「相談」に応じる対策を挙げています。相談窓口は以下の通りで、いずれも無料で相談することが可能です。
パワーハラスメントなどの 労働問題の場合 | ・病院や施設がある地域の「総合労働相談コーナー」への相談 ・「労働条件相談ホットライン」に電話する
|
賃金不払残業や長時間労働などの 労働基準関係法令違反の場合 | ・病院や施設がある地域の労働基準監督署に相談をする |
最後に
看護師のブラック病院の見分け方からリアルな看護師の口コミまで紹介しました。
ブラック病院の実態は隠せない事実としてデータが出ている状態であり、大なり小なりブラック病院を経験した看護師も多いのではないでしょうか。
転職を決意し、転職を行ったとしても働く勤務先が現在より環境が悪化するケースも多く存在し、出戻りを行う看護師も多いです。ブラック病院の定義は自分自身の価値観や考え方の問題も含まれてきますので、納得するまで調べる、直接確認することが一番お勧めのブラック病院の見分け方だと考えます。
1つでも多くの病院等が看護師の勤務体系が良くなる未来が来れば良いなと思います。
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