看護師が皮膚科クリニックで働いて感じたメリット・デメリット

看護師が皮膚科クリニックで働いて感じたメリット・デメリット
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クリニックで働くことを希望する看護師に人気が高いのが皮膚科クリニックではないでしょうか。

求人も他の診療科より少なく、求人が出てもすぐに募集締め切りになる傾向があります。

一般病院や総合病院勤務になると人気の落ちる皮膚科ですが、皮膚科クリニックは何故、他の診療科よりも人気が高いのでしょうか

複数の皮膚科クリニックで働いた私の経験を元に、メリット・デメリット、転職するためのチェックポイントを説明していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 神奈川県/29歳
  • 職務経験:総合病院、特別養護老人ホーム、クリニック、介護老人保健施設、デイサービス、健診センター、イベントナース、健康相談員
  • 診療科経験:脳外科、神経内科、内科、皮膚科、美容皮膚科、整形外科
3年間、総合病院での経験を経て転職。社会勉強として、様々な病院・施設で働いた経験があり、現在は派遣・パート看護師として活躍中。
一般診療の皮膚科と異なる「美容皮膚科」に関しては、「美容皮膚科看護師の仕事内容!感じたやりがいと大変なこと」を参照してください。
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1.皮膚科クリニックで働くメリット5つ

皮膚科クリニックで働くメリット5つ

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皮膚科クリニックが人気の理由ともなる、働く看護師のメリットから、私の経験を元にご紹介します。

どのメリットに人気の秘密が隠されているのでしょうか考えながら確認していきましょう。

 

(1)患者の重症度が低い

患者の重症度が低い

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皮膚科クリニックでは、今すぐ命に直結する、処置を必要とするという患者は、ほとんど来院しません

例えば、内科クリニックの場合、患者はぎりぎりまで我慢して来院し、すでに重症、病院で入院して治療を受けなければならないことや、その場で倒れてしまうような重い症状を抱えた患者が来ることがあります。

そのような患者がクリニックに来ことで、看護師は忙しくなり、仕事に余裕もなくなり悪循環に陥ることがあります。

一方、皮膚科クリニックは急変などが患者少なく、重症度も低いことから、看護師は慌てることも無く業務を行えることがメリットだと感じます。

まれに、今すぐ処置が必要な患者が来院したとしても、すぐに命に関わることは少なく、場合によってはそのまま大きい病院へ紹介することとなるため、直接手を施すといった機会もおそらく少ないです。

 

(2)実生活でも活用できる知識が得られる

美容皮膚科でない場合でも、皮膚科クリニックに来院する人は、ほとんどが見た目の皮膚にトラブルを抱えて来院します。

そのような患者対応を行うことで、最初は自分の皮膚や肌に関してはなんとも思っていなかった看護師でも、自然と自分の皮膚や美に対しても気になってくるものです。

特に看護の勉強をしていても、皮膚科の分野は教科書や参考書に乗っているわけではないため、皮膚科で働いたからこそ得られる知識となりメリットといえます。

患者に施術についての説明や、処置後の留意事項、家でのセルフケアの説明毎日をしているため、皮膚への知識が自然と身につき、普段アドバイスしていることを自分の生活でも活用する看護師が多いようです。

美容皮膚科と皮膚科を診療しているクリニックもある

美容皮膚科と一般診療の皮膚科を同時に診療しているクリニックもあり、特に美容皮膚科の場合、美を極めたい人たちがこぞって訪れます。

しかし、美容皮膚科の場合、一般診療の皮膚科クリニックとは異なるため、希望する方は「美容皮膚科看護師の仕事内容!感じたやりがいと大変なこと」を確認しておきましょう。

 

(3)自分の皮膚に関するトラブルなどを診てもらうことが可能

自分の皮膚に関するトラブルなどを診てもらうことが可能

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例えば、看護師として病院・病棟で働いていると、自分自身に体調不良や異常がある場合、すぐに診てもらえるという特権があります。

一方、皮膚科クリニックの場合、患者同様、すごく小さな悩みや施術に関しても行ってもらえるということが特権となります。

きっと、皮膚科のクリニックの看護師に綺麗な人が多いのはこういった理由もあるのではないでしょうか。


看護師の体験談

看護師 体験談私は内科クリニックにも勤務していましたが、本当に具合が悪くならない限り、診てもらうことはありませんでした。

しかし、皮膚科クリニックの場合、自分の肌の調子が悪い、吹き出物ができた、肝斑をどうにかしたいなどという悩みに対しても診てもらえました。

また、病院の皮膚科では、基本的に褥瘡など皮膚の大きな疾患しか診ないため、当たり前ですが日常生活で起こりうる小さな皮膚のトラブルは診てもらえないことが多いです。皮膚科クリニックならではの特権だと感じます。


 

(4)次の転職時に活用できる診療科

転職活動を数回してきた看護師や、実際に転職者を迎え入れた経験がある看護師の方は、想像ができるかと思いますが、病院、クリニックに限らず皮膚科を経験している看護師は少ないです。

さらに、総合病院に勤務した新卒看護師は、内科や外科といった身体の構造や機能を学べるところに行く人が多く、皮膚科へ最初から勤務する人はあまりいません。

そのため、転職したときに皮膚科経験がある看護師は重宝されると言えます。


看護師の体験談

看護師 体験談私は皮膚科クリニックを経験し、外用薬を使用する機会が多い老人系の施設に勤務していますが、重宝されていると感じます

理由としては、皮膚科クリニックでは、外用薬選択がメインの仕事となり、働く中で外用薬に対しての知識はかなりつきます。

患者の湿疹や発赤に対してどこにどのような薬剤を使用すれば良いかが、きちんと分かっているため、病院でも施設でもどこへ行ってもかなり重宝されるでしょう。


 

2.皮膚科クリニックで働くデメリット4つ

皮膚科クリニックで働くデメリット4つ

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皮膚科クリニックに勤務している中で私が感じたデメリットをご紹介します。

以下のデメリットを乗り越えることで、快適な看護師生活を送られるのではないかと感じます。

 

(1)今まで培ってきた看護知識がほとんど活用できない

今まで培ってきた看護知識がほとんど活用できない

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初めて看護師が「皮膚科」の分野で仕事をする場合、一番デメリットに感じやすいこととして、今まで培ってきた看護知識がほとんど活用できないことが挙げられます。

皮膚科のクリニックでは、治療と予防、肌トラブル(美容)という多方面の目的で来院する患者が多いため、今まで培ってきた知識を発揮するタイミングはほとんどないと思います。


看護師の体験談

看護師 体験談例えば、看護師として「病棟で褥瘡の知識をつけてきたから」と思うかもしれませんが、クリニックに褥瘡の患者が来ることはほとんどありません。

そのため、一からすべてを覚え直さなければならないということが大きなデメリットとなると私は感じます。


 

(2)来院する患者が多く、帰宅時間が遅くなる場合がある

皮膚科クリニックに限らず、クリニック全般の特徴ともいえますが、特に皮膚科では(予約制であるにも関わらず)「火傷した」「かぶれた」などといった突発的な症状によって受診する患者が多い傾向にあります。

他の診療科クリニックの場合、大きな病院の救急外来に行けば良いと考える人が多いですが、上記の症状となると、大きい病院に行くまでもないけど、苦痛だと考える人が多いためと考えられます。

そのため、閉院時間、予約終了時間を過ぎても駆け込んでくる患者によって、帰宅時間が遅くなり、残業が発生しやすい傾向にあることがデメリットだと感じます。

 

(3)患者の年齢層が広い

患者の年齢層が広い

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私の経験ですが、皮膚科を受診する患者の年齢層が幅広く、下は乳児から、上は100歳近い高齢者まで皮膚科クリニックに来院します。

そのため、看護師は幅広い年代に対応しなければなりません。

例えば、子供が嫌い、高齢者が苦手、同年代だと話しづらいといった年代に対しての苦手意識を持っている看護師の場合、苦労することが多くデメリットに感じやすいと思います。

 

(4)治療器具や薬が覚えづらい

皮膚科クリニックは、特殊な器具が多い診療科でもある上に、基本的に多くの皮膚科クリニックでは、器具の準備は看護師が行います。

そのため、器具を覚えるということに苦労を感じる看護師も多く、デメリットに感じる方もいます。

さらに、外用薬のステロイドなど、病院では総称として呼ばれますが、皮膚科ではその名前や種類、どんなときにどこに塗るかなどが細かく指定されています。

外用薬を覚えるということもかなり苦労するポイントとなります。

また、クリニック全体ですが、病院のように新人扱いをしてくれることは少なく、出来ることが当たり前とされ、教えてもらっていない器具の選定ミスなどで怒られる場合もあります。

 

3.転職する時にチェックするポイント

転職する時にチェックするポイント

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皮膚科クリニックのメリット・デメリットを説明してきましたが、転職を検討している看護師が抑えておくべきポイントを私の経験から説明していきます。

 

(1)分野に関しては確認する

「一般診療の皮膚科のみ」、「一般診療と併用して自由診療の美容皮膚科も診療している」などの場合があります

併用している場合は特に、一般診療か自由診療どちらに力を入れているクリニックか確認することが大切です。

自由診療の美容皮膚科に特化している場合や、美容皮膚科を希望する看護師の方は「美容皮膚科の看護師に転職希望する場合に必要な知識と注意点」を確認しておきましょう。

また、一般診療の場合、患者の診療は「予約制」をチェックし、残業があまり出来ない看護師の方は「予約制の皮膚科クリニック」を選択しましょう。

 

(2)立地環境をチェックする

残業があまり行えない看護師や、定時で働きたいと思っている方は、皮膚科クリニックの立地環境を確認してください。

郊外にある皮膚科クリニックであれば、比較的患者の混雑は回避できる傾向にありますが、市街地にあると患者で混雑します。

特に、主要駅の近くにある皮膚科クリニックは、電車の影響を受けやすく、電車が遅延していたからという理由でぎりぎりに患者が流れ込んでくることもあります。

また、複合したクリニックが多く入っている「クリニックビル」にあると、他のクリニックで紹介されたと言って来院する傾向もあり、立地環境はかなり重要なポイントとなります。

 

(3)働いているスタッフの年齢層をチェックする

働いているスタッフの年齢層をチェックする

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クリニックは比較的中堅以上の世代が働いているという印象を受けますが、皮膚科に関しては力仕事も少なく、皮膚トラブルを回避しやすいメリットから、20代という比較的若い世代の看護師が働いている傾向にあります。

そのため、同年代であれば、女子会のように楽しく仕事ができますが、少し年齢が上となってしまうと疎外感を感じやすくなる傾向にあります。

また、自分の年齢が下の場合、雑務などの仕事を押し付けられる可能性もあり、見学の段階でスタッフの年齢層を確認しておきましょう。

 

(4)すぐに働くのではなく、見学などで特徴をよくチェックする

すぐに働くのではなく、見学などで特徴をよくチェックする

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看護師としてクリニックへ転職を考えるか方の多くは、看護師転職サイトを利用して転職を行い、皮膚科クリニックに希望するのであればなおさらと言えるでしょう。

理由としては、

  • クリニック求人が人気であり少ないこと
    (特に皮膚科は少ない)
  • 条件に合うクリニックが少ないこと
  • クリニック見学がスムーズであること

などが挙げられます。

自分で応募する場合、見学をスムーズに行うことはクリニックでは難しく、看護師転職サイトの担当者を通じて行うことでスムーズに見学することが可能です。

また、看護師転職サイトとクリニックの関係性によっては、1日だけ試しに働くといった条件を提示してくれる場合もあります。

そのため、自分に合った良い看護師転職サイトを選びましょう。

看護師の転職サイトについては「看護師転職サイトランキング」を確認してください。

クリニック見学する場合、「看護師が転職前にクリニック見学する方法とチェックポイント」を確認してください。

 

4.最後に

これまでクリニックで勤務されたことがない看護師にとって、皮膚科クリニックに転職することは、大変なことも多いと思います。

しかし、そこで得た知識は医療の分野だけでなく他の分野でも広域にわたって使用できるため、興味のある方はぜひ一度、求人をのぞいてみてはいかがでしょうか。


   
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更新:2019年3月26日
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