院内保育は看護師におすすめ!私が感じたメリット・デメリット

院内保育は看護師におすすめ!私が感じたメリット・デメリット


看護師

近年では、お子さんを出産後、保育所などに預けながら働くワーキングマザー看護師が増えてきているように私は感じます。病院で勤務する看護師の場合、看護師であるからこそ受けられる恩恵が「院内保育室・院内保育所・院内保育園」の利用です。

実際に私は複数の病院で院内保育を利用し、使うメリットは十分に感じました。院内保育がある場合は、看護師として利用することを推奨します。

しかし、メリットだけではなくデメリットも勿論あります。さらに、院内保育を利用しない方が良いケースも状況によっては出てきます。

私が院内保育を利用した経験を元に、メリット・デメリット、院内保育を利用しない方が良いケースを説明していきます。

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1.院内保育室と院内保育所・保育園について

院内保育室と院内保育所・保育園について

院内保育とは、病院内で働く方を対象とした病院独自の福利厚生サービスです。主に医師、看護師、薬剤師、などのコメディカルの方が多く院内保育を利用します。

院内保育の場合、認可保育園(厚生労働省が管轄している児童福祉施設のことを指し、一般的には「保育所」「認定こども園」「幼稚園」のこと)とは違い、基本的には認可外保育園(厚生労働省が定める基準を満たしていない保育施設)となります。

そのため、病院内でサービス内容が違いますが、24時間子どもを預けることも可能な場合もあり、一般的な認可外保育園より費用が格段に安く(無料の場合もある)、働く看護師にとっても様々な利点があります。

以下ではまず、「院内保育室」と「院内保育所・保育園」の違いについて説明していきます。

(1)院内保育室について

院内保育室とは、一般的に病院内に併設された場所で、開設された保育をするスペースのことを指します。

病院内に併設されているので、出勤して着替える前に保育室に寄り、子どもを預けます。帰るときにも着替えてから保育室に寄り、子どもを迎えに行って退勤します。

病院によって預けることが出来る年齢や人数に制限があるため注意しましょう。

以下で説明する「院内保育所・院内保育園」と比較すると同じ病院内に保育室があるので、タイムロスがなく、子どもに何かあったときにも、内線で連絡が来るので、すぐに様子を見に行けます。

母乳育児を復職後にも継続することが可能

院内保育室は、自分の働くセクションから、どんなに時間がかかったと仮定しても5分程度でしょう。そのため、休憩時間や自分の業務の空いた時間に、子どもに母乳をあげることも可能になります。

院内保育所は、早ければ生後3カ月ごろから預けられます。生後3カ月といえば、まだまだ母乳を飲んでいてもおかしくありません。子どもも、母親の母乳を飲む機会が増えますし、ママ看護師もおっぱいの張りに苦しまずに仕事ができます。

 

(2)院内保育所・院内保育園について

院内保育所・院内保育園は、院内とは書かれていますが、おもに病院が運営している保育所・保育園又は、病院で働くスタッフの子どもを預けることを契約している保育所・保育園のことを指し、多くは近隣の施設を有しているケースです。

多くの場合、勤務する病院から徒歩5分・10分くらいの所にある場合が多いようですが、都市部など空き地が少ない所では、20分程度の場所に開所しているケースも見られます。

院内の保育室と比較すると、比較的施設自体が大きくつくられていて、ゆとりのある環境でお子さんが過ごせることです。また、院外に保育所があることで、病院自体に持ち込まれる感染症に罹患するリスクは、院内保育室に比べると激減するでしょう。

 

2.院内保育で感じたメリット

院内保育で感じたメリット

院内保育は外部の認可保育園や認可外保育園と比較した際に、ママ看護師にとって多くのメリットがあると言えます。私が院内保育を実際に利用して感じたメリットをご紹介します。

 

(1)親同士の情報交換がスムーズ

院内保育の場合、親同士は同じ勤務先の看護師や医師などとなるため、情報交換がしやすく、利用していて情報の風通しがとても良かった印象があります。

園の行事や必要な持ち物の情報、園で流行している感染症などの情報共有がしやすいと感じました。

通っている子どもが異年齢でも、一般的な認可保育園や認可外保育園よりも、親同士の交流が持てることがメリットだったと私は感じます。

 

(2)環境が同じのためもめ事が起きにくい

似たような家庭環境の親子が利用しているので、保育園である「もめ事」が起きにくいと感じました。

認可保育園や認可外保育園では、各家庭の収入にも差があります。

しかし、園生活を送るうえで、どうしても有料になるものもあり、それには各家庭の収入事情は反映されません。(例えばですが、園用の布団を用意しなくてもよい代わりに月3,000円の経費がかかるなど。)

一般保育園では、この経費がかかる部分でクレームが発生するようです。院内保育園では、全員がそれなりに収入のある家庭のため、経費がかかる部分でもめ事が起きる、再調整が発生するなどの事態は見受けられませんでした。

 

(3)勤務時間に柔軟に対応してくれる

院内スタッフのための保育所のため、勤務する病院によりますが勤務時間に柔軟に対応してくれる場合が多いと言えます。

また、私は預かり時間が長い急な延長でも対応してくれるケースもありました。

認可保育園や認可外保育園では、延長保育の申請が前日まで、休日保育の申請は1カ月前までなど、施設により違いはありますが、基本的には事前申請です。

しかし、院内保育園であれば、比較的延長を断られることはありませんでした。看護師の業務も残業が多く発生する職種なので、受け入れ定員にいつも余裕を持たせているようでした。

また、内線一本で延長申請ができるところもメリットだと思いました。

 

(4)料金が格安

院内保育は、国の補助は受けることはできませんが、外部の認可保育園や認可外保育園より格安の傾向があります。また、近年無料の病院もあります。

ただし、自治体によっては長子のみ保育料が発生する、次子以降は無料や半額などの措置を取れる場合もあるためケースバイケースとなります。

外部の認可外保育園に預けるよりは、院内保育にかかる費用は必ず安くなっている病院が多いと言えます。

 

(5)待機児童問題に直面するケースは少ない

世間が保活で躍起になっている中で、院内保育園であれば比較的スムーズに入所を決めることができました。

院内保育所の規模にもよると思いますが、ライバルが少ないのは私にとってメリットでした。もちろん地域差があるので、なんとも言えませんが看護師の方によっては、院内保育のために転職するケースも多いです。

 

(6)子どもが帰る時間などがみんな一定

院内スタッフの子どもばかりが集まる環境なので、子どもが過ごしている生活の質(帰る時間など)に大きな有意差が見られませんでした。

出勤時間や退勤時間が同じなので、子ども同士の生活リズムが似ているのだなと私は感じました。

そのため、準夜や夜勤の日は別ですが、特定の子だけがいつも早く帰る、いつも残って子どもが寂しい思いをするということが少なかったように感じます。

 

3.院内保育で感じたデメリット

院内保育で感じたデメリット

院内保育を利用して私が実際に感じたデメリットをいくつかご紹介します。該当する場合は注意しておきましょう。

 

(1)国の補助を受けることが出来ない

私の場合は、長子一人だけ院内保育に預けたため、保育料の無償化(幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳児クラスの子供たち、 住民税非課税世帯の0歳から2歳児クラスまでの子供たちの利用料が無料)が始まってからは、他の家庭よりも保育料が掛かることになりました。

そのため、結果的に無料になるケースと比較すると院内保育の方が多く費用が掛かりました。

 

(2)勤務がない休日場合、預かってくれないケースもあった

勤務していた病院の院内保育は、私が休日のときには、子どもを預かってくれないことが多かったです。

また、病院によっては休日の際には追加の費用が発生する場合もあるので注意してください。さらに、産休、育休中の預かりは、対応してもらえないことも病院によってはあります。

外部の認可保育園や認可外保育園であれば、平日子どもを預けてリフレッシュすることも可能ですが、院内保育では行うことが出来ないためデメリットに感じました。

入職前に院内保育の利用規約などを確認しておきましょう。産休・育休中は子どもが退所することにもなります。

 

(3)園のイベントがある場合は休みが集中する

私が勤務している病院では運動会や発表会などに、まとまって看護スタッフが休んでしまったことがありました。

院内保育園では、イベントを設けていることがあり基本的には土日祝日ですが、それでも同じセクション内に院内保育園を利用しているスタッフが多ければ、休み希望が集中していました。

休めたらまだよいですが、休みが集中してしまうためイベントに参加できない場合もあります。

 

4.院内保育に子どもを預けない方が良いケース

院内保育に子どもを預けない方が良いケース

デメリットでも少し説明しましたが、院内保育に子どもを預けない方が良いケースもあります。私の体験談から説明していきます。

 

(1)今後、数年以内に出産の予定がある場合

認可保育園であれば、1人目の子どもを認可保育園に預けながら産休・育休中を取得することが可能です。

しかし、病院によって院内保育では親が就業していないと利用することが出来ない決まりを設けている場合があり、産休・育休中は1人目の子どもの世話をする必要があります。

私の場合は、長子のときに院内保育園を利用していたので、次子出産にともなう産休・育休中は、長子と乳飲み子の次子を一緒にお世話しており、これが本当に大変でした。

次子のお世話をしながら、あり余る体力のある長子を見ているのは本当に大変です。次子のみをお世話するだけなら、子どものお昼寝の時間に休むこともできます。院外保育園であれば、産休・育休中でも長子を預けられます。

このケースが想定される場合には、認可保育園等の利用を強くおすすめします。

 

(2)日勤常勤で開園時間内に勤務が終わる場合

日勤常勤で、一般的な保育園の開園時間内に勤務が終わる場合は、認可保育園の利用を検討してみてください。

認可保育園の場合、保育料無償化の恩恵を受けられる場合があります。

私の住んでいる自治体では、長子は無償化の対象、次子は第二子減免制度の対象で、実質無料で利用できています。

私の利用していた院内保育園だと一人15,000円、第二子以降は10,000円の合計25,000円、利用料がかかるはずでしたが、保育料の改定以降は無料で利用しています。

 

(3)職場を退職・転職するかもしれない場合

近いうちに、職場を退職・転職するかもしれないと考えている場合は院内保育の利用はおすすめしません。

子どもにとっても環境がコロコロ変わってしまうデメリットもありますし、退職した場合は院内保育は利用することが出来ず、求職・転職活動に支障が出る場合もあるためです。

子どもをお世話しながら求職活動しなくても良いことが、外部の認可保育園や認可外保育園に預けているメリットだと感じます。

 

(4)2人以上の子どもを同時に預けることが出来ない場合

2人以上の子どもを同時に預けることが出来ない場合、院内保育のタイムロスがなくなるメリットがなくなってしまいます。

さらに、2か所保育園を回ることにより、余分な時間もかかってしまう可能性があり、保育料もトータルで高くなってしまう可能性もあります。

そのため、2人以上の子どもを同時に預けることが出来ない場合、認可保育園や認可外保育園を検討しておきましょう。

私の場合、院内保育は次子の育休明けに定員オーバーになっていて、認可の保育園に兄弟そろって入れたため、結果的に今は院外保育園を利用しています。2か所保育園を回るよりはタイムロスが少なくなり、利用料もなくなることが理由でした。

 

5.最後に

最後に

看護師として働くには、勤務状況にあわせた保育をしているというのが大きな理由で院内保育園を活用するメリットは大いにあると私は感じます。

送迎にともなうタイムロスが少なくなれば、子どもと過ごす時間も必然的に増えていきます。自分の仕事の状況と、子どもと過ごす時間を考えて、私は院内保育園の利用をおすすめします

しかし、看護師ひとりひとりライフスタイルが違うのも事実ですし、転職前に院内保育の利用を確約されていたにも関わらず、利用できなかったというトラブルも少し耳にします。(転職会社などの第3者を通じて確認を取ってもらうことで、「言った言わない」の水掛け論を防ぐことが出来ます。)

また、院外保育園である認可保育園や認可外保育園の方が、ご自身にとって都合の良い場合もあると思います。

それぞれ事情により、メリットは異なると思いますが、看護師として院内保育園を利用できるのは、保活を優位に進める要因になり得ると私は感じます。

是非、この記事を参考に院外保育園と比較検討し、自分とお子さんに合った保育園を選択してください。

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