私が感じたオペ室に向いている・向いていない看護師とは?

私が感じたオペ室に向いている・向いていない看護師とは?
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オペ室(手術室)で働く看護師は、テキパキとかっこよく仕事をしているイメージしている人が多く、一度は経験してみたいと思ったことのある方は多いのではないでしょうか。

私は大学病院のオペ室勤務を看護師として経験し、実際にオペ室にはどのような看護師が向いているか、向いていないかを目の当たりに感じることができました。

オペ室に勤務した経験をもとに、オペ室に向いている看護師、向いていない看護師を説明していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 東京都/33歳
  • 保有資格:看護師、保健師
  • 職務経験:大学病院(慢性期病院・急性期病院)、美容クリニック
  • 診療科経験:手術室、消化器外科、呼吸器外科、内科、皮膚科、美容皮膚科
2年間大学病院に勤務し、総合病院へ転職を経て5年間美容皮膚科クリニックに勤務。現在は2児の母として子育てに奮闘中。
オペ室(手術室)で働く看護師の仕事内容等は、「手術室での看護師の仕事内容と平均年収(オペ室のオペ看転職)」を確認してください。

1.向いていると感じる看護師

向いていると感じる看護師

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オペ室に勤務に向いていると感じる看護師を、私の体験談をもとに説明していきます。

 

(1)機転が利き、臨機応変の対応ができる方

機転が利き、臨機応変の対応ができる方

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オペ室では、看護師は可能な限り機転を利かせながら仕事をこなすことが求められ、機転が利くことで医師の手術がスムーズに進むかどうかが決まります

オペ看の仕事として、直接介助、間接介助のどちらを担当することになったとしても、その時の進行状況や状態を把握して次にすべきことを予測し、どのような方向になったとしても臨機応変に素早く対応していく必要があります。

以上のことにより、自然と機転が利く方や、臨機応変で冷静に対応できる看護師はオペ室には向いており、頼りにされる存在になります。

 

(2)スピーディーに動ける方

スピーディーに動ける方

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オペ室では患者は決められた時間にオペ室に入り、可能な限り予定された時間の中で手術を終える必要があります。

特に器械出しを担当する看護師の場合、針・刃物を取り扱うことも多く、タイミングを合わせて手渡さないと、医師にも自分にも危険が及びます。複雑で扱う器械が多い手術になればなるほど、てきぱきと器械をさばくことができる反射神経の良い人は重宝されます。

実際に医師にとっても、

  • この看護師なら心穏やかに手術を手早く進めることができる
  • この看護師だと遅くてイライラしてしまう

など、口には出さなくても心の中では思うことがあるそうです。

医師が手早く手術を進めるために、必要な物品や器械を滞ることなく用意するなど、迅速な動きができる看護師が必要とされる人材であり、オペ室に向いている看護師であると感じます。

看護師の体験談

私はオペ室で産婦人科の緊急手術を直接介助した際、頭では急がなければならないと分かっていましたが、身体が追いついていかないという状態を経験しました。

間接介助をしていた先輩看護師にも「スピードがとても大事だよ、ちゃんと次に何を使うか考えながら、医師に要求されると同時に器械を手渡すようにね」と言われました。

スピーディーに動ける看護師がオペ室に向いているとつくづく感じた出来事でした。

 

(3)コミュニケーションがしっかりと行える方

コミュニケーションがしっかりと行える方

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オペ室で意識のある患者に接する時間は本当に短いと感じます。

その短時間の中で患者の安全安楽を守るためのケアを行うためにもコミュニケーションスキルは、オペ室で働く看護師に必要なことです。

また、オペ室では他職種との連携が必須となり、外回り看護師は手術室全体の調整役として、他職種とコミュニケーションをとらなくてはなりません。

そのため、仕事としてのコミュニケーションがしっかりと行える看護師はオペ室に向いていると感じます。

 

(4)打たれ強い性格の方

打たれ強い性格の方

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打たれ強い心を持つということは、看護師にとってどのような診療科で働く上でも大切なことです。

しかし、医師が最も神経を使い、慎重になる手術室では普段の医師の人柄とは異なることもある為、より打たれ強い看護師であるべきだと私は感じます。

手術は、たった少しのミスで患者の命にかかわることにつながる為、医師はオペ室では気を引き締めており、ピリピリしていることが多いです。

例え医師に怒鳴られたとしても、受け止めながら「次は同じ失敗をすることは絶対に避けよう」という前向きな気持ちを持てるような、打たれ強い看護師であることがオペ室には向いていると感じます。

看護師の体験談

私は、心臓血管外科の手術に立ち会い、針の糸を一時的に1本なくしてしまうというミスを犯しました。

「何をやっているのだ!患者の身体の中に入ってしまったらどうするのか!」と執刀していた医師に強く言われました。

幸いなことに針の糸は見つかり、自分が悪いことは分かっているものの、やはり怒鳴られたことで気持ちがかなり沈んでしまいました。

「こんなことで毎回落ち込んでいるようでは、オペ室の看護師は務まらないよ」と先輩看護師に言われ、オペ室では打たれ強くあるべきであることが痛いほどよくわかりました。

 

(5)いつも仕事に新鮮さを求めている方

いつも仕事に新鮮さを求めている方

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オペ室では、担当する患者も手術も医師も毎日異なり、看護師として、その日その日がフレッシュな気持ちで仕事に打ち込むことができます。

病棟など毎日同じ患者を受け持つ継続した看護に不満な気持ちや、マンネリの気持ちを抱いていているような新鮮さを求めている看護師にとっては、オペ室は最適であると感じます。

看護師の体験談

毎日継続して同じ医師と一緒に、同じ患者の看護をするわけではないため、もし前日に落ち込むことがあったとしても、いつまでもひきずったまま仕事に臨むことはあまりなく、心機一転して翌日の業務に取り込めることが出来ると思います。

 

2.向いていないと感じる看護師

向いていないと感じる看護師

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私が経験したオペ室に向いていないと感じる看護師は、以下の3つだけです。

私が感じる「向いていない看護師」を体験から説明していきます。

 

(1)マイペースで仕事を行う方

マイペースで仕事を行う方

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マイペースに仕事を行う看護師は手術中急に慌ただしくなる状況についていけないことが多く、医師や一緒に手術介助を行う看護師にも迷惑をかけてしまう可能性があります。

オペ室ではスピーディーに動ける看護師が向いていることと反対に、いつでもマイペースに仕事を行う看護師や、急ごうとするとついていけず一杯一杯になるような看護師には、あまり向いていないと私は感じます。

しかし、TOPによって急ぐときは急げる看護師であれば、問題ないと感じます。

看護師の体験談

私の同期に1人だけとてもマイペースな看護師がいました。

周りの人がてきぱきと動いていようともあまり気にすることなく何をするときもゆっくりでした。

そのマイペースな看護師は、新人の時からとにかく先輩によく「そんなにのんびりしていて大丈夫?」と言われており、手術前の準備や後片付けが遅いのは日常のことでした。

手術中も医師に「まだ?」と何度も言われていることもあり、その度に急いではいるのですが手術中に慌ただしく予想外の展開になると一杯一杯になってしまい、思うように仕事を進めていくことができなくなるのです。

本人も「私はマイペースだからオペ室には向いていないと思う」とよく話しており、後に退職をしてしまい、今では内科病棟で楽しく働いているそうです。

 

(2)気持ちが落ち込みやすい方

気持ちが落ち込みやすい方

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看護師が働く職場は、どの診療科に勤務していたとしても注意や叱責をされると落ち込むことは当然あると思います。

しかし、オペ室の場合は、経験の有無に関わらず、その日の医師のコンディションや手術の進み具合によって10年以上のベテラン看護師であったとしても、医師に怒られる事や、厳しい注意を言われることは、ごく普通にあることでした。

その為、すぐに落ち込んでしまう看護師は、オペ室勤務を続けることで精神的に悪い影響を及ぼしてしまうことがあり、向いていないと私は感じます。

看護師の体験談

私が勤務していたオペ室の後輩の中で、すぐに気持ちが落ち込む看護師がいました。

少しでも先輩に注意されるだけで気が沈み、休憩時にも明らかに落ち込んだ様子で、担当した手術の医師に「ちゃんと術式を勉強してくるように!」や「しっかり術野を見て!」など少し強めに言われるだけで「私はオペ室には向いていないと思う」とネガティブな発言ばかりしていました。

1年近く経ち、その看護師は医師や先輩看護師に注意をされることは少なくなったものの、手術中医師に「早く!」と急かされるだけで「やっぱり私は遅いからオペ室に向いていない」とすぐに落ち込んでおり、1年勤務した後、精神科病棟異動の希望を出しオペ室を去ってしまいました。

 

(3)患者の看護や看護処置にやりがいを感じる方

患者の看護や看護処置にやりがいを感じる方

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ご存知のように、オペ室では、点滴や注射は麻酔科医が行うことが多く、看護師は看護処置を行うことはありません。また、オペ室で患者とコミュニケーションをとれる時間は、術前と術後(術後訪問を行う場合)だけであり、病棟と比較するとはるかに短いです。

患者の看護や看護処置にやりがいを感じる看護師の方はオペ室に向いていないと感じます。

看護師の体験談

実は私も看護師として働き始める頃に「患者とたくさんコミュニケーションをとり、治療に対する不安を軽減できるような関わりがしたい」と思っていました。

しかし手術室に配属され勤務してみると、患者と関わる時間がほとんどないという現実を実感し、どこか物足りなさを常に抱くようになりました。

 

3.最後に

オペ室(手術室)勤務の看護師は、病棟や外来勤務とは違い独特の仕事である為、向いている性格、向いていない性格がはっきりと分かれる職場であると私は感じます。

向いている性格の看護師は天職であり、ずっとオペ室の看護師として働き続ける人が多いという印象です。

しかし、例え「私はオペ室に向いていない」と感じる看護師でも、

  • オペ室の勤務が好きな気持ち
  • オペ室の看護師としてのやる気

などの気持ちで働くことで、必ず「向いている看護師」になることができると思います。

私が説明させていただいたことを参考に、オペ室看護師への一歩を踏み出していただけたら嬉しく思います。

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更新:2019年12月16日

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