看護師で出世したい!必要なことや考えられるストレス

看護師で出世したい!必要なことや考えられるストレス
画像:shutterstock

あなたは、看護師として出世に興味がありますか。

「看護師として出世したい」「最短で出世したい」と考える方に、看護師として出世するために必要なことや、考えられるストレスについて、管理職看護師を総合病院で5年間勤務していた、私の体験談を踏まえて説明していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 神奈川県/40歳
  • 保有資格:がん看護専門看護師、保健師
  • 職務経験:総合病院(急性期)、訪問入浴
  • 診療科経験:消化器外科、整形外科、乳腺外科
看護師歴10数年、急性期の総合病院の外科系病棟や外来処置室、化学療法室などで患者さんの看護に携わり、大学院への進学や管理職も経験。現在も看護師として活躍中。
また、管理職看護師の役職等については「看護師の役職の種類について。私に向いているのはどれ?」にまとめてあります。是非参考にしてください。

1.看護師として出世するために必要な7つのこと

看護師として出世するために、必要なことを7つご紹介していきます。

 

(1)仕事に対する忍耐力が人一倍あること

仕事に対する忍耐力が人一倍あること

画像:shutterstock

看護師の仕事は、そもそも忍耐が必要ですが、人一倍忍耐力がある看護師がまわりのスタッフから信頼され、出世していく傾向が強いと言えます。

忍耐力が必要な理由としては、

  • 忍耐強く勤めることで、看護知識以外の知識がつくため
  • 上司(師長や看護部長)も忍耐強さを見ているため
  • 勤務先(病院)内での熟練度が必要なため
  • 現在の勤務先(病院)に長く在籍し続ける忍耐が必要なため

などです。

出世するためには、勤務先(病院)に在籍し続けることが必須であり、多少なりと仕事が辛い場合や、仕事内容に飽きたとしても強い意志で我慢をする忍耐が必要になると言えます。

例え現在勤めている病院に不満があったとしても、長く居座ることで出世の道が開かれる可能性が高いと言えるでしょう。

看護師の体験談

看護師 体験談長く勤めているということは、他の看護師よりも知らないことを知っているということになります。

転職を経験した看護師であれば分かると思いますが、同じ科や同じ病棟に勤務したとしても慣れるまで時間がかかり、知識はあっても長く勤務している人にはかないませんよね。

上司である師長や看護部長はあなたのそんなところを見ています。

多少病院が嫌でも我慢し続けて、同じ病院に勤務していることで出世につながる可能性は非常に高くなるといえるでしょう。


 

(2)周囲の看護師の目を気にしないこと

周囲の看護師の目を気にしないこと

画像:shutterstock

看護師の仕事を行っている上で、出世する人の傾向としては、

  • 自分の看護観をしっかり持つこと
  • ビジョン(働く目的)が明確であること

などが出世する看護師に非常に多いといえます。

そのため、周囲の看護師に何を言われようが、周囲の看護師がさぼってしまったとしても自分自信の考え方がぶれてはいけません。

そのような看護師が出世する傾向があります。

看護師の体験談

看護師 体験談例え、自分の考えを押し通して、他人に嫌われたとしても、強気な発言でしっかりと指示を出せる方が出世には大切です。周りの目をまったく気にすることなく、自分自身で嫌われ役を買って出る看護師は出世する傾向にあると感じます。

そのような看護師は、「あなたの周囲にいませんか?」「またあなたがそうですか?」出世をつらぬいてみてください。

しかし、自分の看護観や働くビジョンを貫き、周囲の目を気にしないことはなかなか難しいものです。

まわりの目を気にしない方法としては、

  • あなた自信の価値を見直す、考えてみること
  • 自分という人間を解放する(素になる)こと
  • 自信がある看護師と仲良くすること

などを行ってみてください。

自分に自信を持つことと、同じ考えの人を仲間にしておくことは大切です。


 

(3)部下や上司の話を聞くのが上手であること

部下や上司の話を聞くのが上手であること

画像:shutterstock

看護師で出世をすることを考えると、上司(師長や看護部長)又は、医院長などに指示を受ける必要が必ずあります。

基本的にどの病院もそうですが、師長や看護部長などが、あなたを推薦することで出世できることを忘れてはいけません。

もちろん部下の指示も必要なるのですが、最終的に決めるのは上司となります。

そんな上司、部下から指示を受けるために一番仕事で重要なことは”話しを聞く”ということが大切となり、師長や看護部長が仕事の話をしているときに、いかに一生懸命話を聞くかで、あなたの仕事に対する熱心さが伝わります。

また、人の話を聞けることで上司や部下からも自然と好かれます。

まずはしっかりと聞き役に徹しながら、「この看護師には話したい」と思える聞き上手な看護師の方は出世しやすいでしょう。

看護師の体験談

看護師 体験談人の話を聞ける看護師は、話し上手であることも多いです。

理由師としては、人の話をしっかりと聞いて理解し、その上で話をしているからです。(話上手は聞き上手です。)

そのため、聞き上手になるために、以下のことをまずは意識してみましょう。

  • 相手の話しを優先して聞く事、聞けること
  • 話した内容を分かっていることを伝えるオウム返しをする
  • 良いことには、「いいね!」と本気で伝える
  • 聞いている時に、適度なあいづちは忘れない
  • 沈黙になっても焦らない心強さ
  • 話している時になるべく目線はそらさない(目で聞く)
  • 反論ではなく、提案や助言を心がける

などが、看護師の聞き上手のポイントになります。

項目に当てはまらない項目があったら、スキルアップを目指してみてください。


 

(4)上司(師長や看護部長)がそばに置きたいと思う看護師であること

上司(師長や看護部長)がそばに置きたいと思う看護師であること

画像:shutterstock

上司がそばに置きたいと思う看護師であることは、出世するための非常に大切な条件の1つになります。

では、どのような看護師をそばに置きたいと思うのでしょうか。以下の事例を確認していきましょう。

  • 自分(上司)の仕事に対する価値観が似ている看護師
  • 自分(上司)の出来ない事が出来る看護師
  • 同じスピード感で看護師の仕事ができる看護師
  • 反論ではない、提案や助言をしてくれる看護師
  • 意見と行動が伴っている看護師(有言実行)

などの条件に当てはまる看護師が、「そばに置いておきたい」「転職してもらったら困る」と思う看護師の一例です。

上記の条件に該当すれば、自然と上司と仕事での信頼関係が構築され、出世しやすくなります

看護師の体験談

看護師 体験談仕事が出来る看護師は、仕事上で上司との信頼関係を構築することも可能ですが、その他の内容で信頼関係を構築する方法としては、「上司の仕事に対する価値観を把握し、実践すること」「上司を心から認め、信頼すること」などが、信頼関係を構築することが出来ます。

あなたが上司に懸念を持っていた場合、確実に上司はあなたのことを信頼することはないでしょう。

そのため、自分からまずは上司のあり方や考え方を学ぶことが大切だと私は思います。

もし、あなたの看護観などが上司と違ったとしても信頼していれば、話は聞いてくれると思いますし、意見の違いで出世の道が遠くなることもないでしょう。


 

(5)上司に提案などの意見を伝えることを心がける

上司に提案などの意見を伝えることを心がける

画像:shutterstock

例えば、新しいルールが決まることや、ちょっと仕事上厳しいのではないかと思う指示を受ける場合があります。

その際に、多くの看護師は「何故ですか?」と反論や回答を求めがちです。

反論するのではなく、

  • 行うことの意味について質問すること
  • 指示に対してもっと良い方法はないか考えること

などが、大切です。

そうすることによって、あなたの発言は、反論から助言や提案に変わり、話を聞いてもらいやすくなりますし、仕事のことを考えていることもダイレクトに伝わります。

看護師の体験談

看護師 体験談確実に言えることは、様々な立場で上司は考えた上で伝えているはずです。一方、指示を受けた看護師は考えずに反論しています。

指示を受けて反論する看護師であれば、指示通りに動いてくれる看護師の方が、上司は良いと思うはずです。

しかし、指示通り動くだけでは出世には遠くなるため、提案してくれる看護師のスタッフは出世に近づくと言えるのではないでしょうか。

 

(6)話に説得力があり、コミュニケーションの能力があること

話に説得力があり、コミュニケーションの能力があること

画像:shutterstock

話に説得力があり、コミュニケーション能力が高い看護師は、周囲を束ねていく素質があるため、出世しやすいと言えます。

コミュニケーション能力というと、一言で語りつくせませんが、「話し方が綺麗であること」「TPOを考えて話ができること」「話に説得力があること」などが挙げられます。

いくら仕事ができても言葉がぶっきらぼうだと、出世は少し難しく、まわりの指示も受けにくいことが多いです。

さらに、看護師は女性が多いため、ロジカルに物事を考えるより感情が先行してしまいます。いったん呼吸を置いて物事をロジカルに考える思考を身に着けると、話に説得力が出てきますので、実践してみてください。

参考:ロジカルに考えて話す方法

物事を理論的に考える思考であるロジカル・シンキングは、

  • 結論から話すように心がけること
  • 結論の内容には明確な理由が存在すること
  • 明確な理由には詳細が存在すること

などの話し方をすることで、分かりやすく説得力がある話し方が可能です。

例えば、

  • 「この仕事はこのようにしませんか?」
  • 「理由はこのようなことが起きるのを防ぐためです。」
  • 「これが防げることで、このような作業効率が向上するはずです。」

という話し方です。

コミュニケーションやロジカル・シンキングは様々な書物が出ていますので、確認してみてください。

看護師の体験談

看護師 体験談上司(看護部長や看護師長)などと話す場合、緊張することが多いのではないでしょうか。

理由として「だから何が言いたいの?」「結論はなに?」「どうしてそう思うの?」など、あなたの核心を突く質問をされてはいませんか。(もっと優しく言われているかもしれませんが・・・。)

そうです。上司はロジカル・シンキングで物事を考えているので、あなたの話では感情が先行して何が問題か、どうしたいのかが分からないのです。

そのため、出世したいのであれば仕事中だけでもロジカルに物事を考えることは必要ですね。

 

(7)出世のために空回りしないこと

出世のために空回りしないこと

画像:shutterstock

出世したいと言う目標があれば、看護師として何をしても良いわけではありません。

駄目な例を言うと、上司に媚びを売ることや、良い人を気取る行為は、周囲との協調性に欠け出世しにくくなるでしょう。

その他、空回りの内容としては、

  • 上司の指示だけこなせば評価されると信じていること
  • 上司だけに好かれれば良いと思っていること
  • 無駄な仕事を、無駄だと思っていても率先してやろうとすること
  • 資格を取ることだけで評価を得られると信じていること

などです。

看護師として出世し、管理職になるということは、周囲の看護師を束ねていくことが大切であり、空回りしないように注意しましょう。

お伝えしきれなかった出世するためのポイント

以下、上記でお伝えしきれなかった、看護師が出世するためのポイントを紹介いたします。

  • 職場内外で他人の悪口を言わないこと
  • 新人看護師などの部下を見捨てないこと
  • スタッフとのコミュニケーションを大切にすること
  • 自分が働いていきた人脈を大切にすること
  • 看護師の仕事に前向きに取り組むこと
  • 自分の体調管理を徹底すること
  • 言い訳をせず、他人のせいにしないこと
  • 人間的に信頼されること

などでしょうか。

もちろん、看護師として出世しなくても大切なことですが、当てはまっていない方は注意しましょう。

 

2.体験談:出世した場合に覚悟する看護師のストレス

体験談:出世した場合に覚悟する看護師のストレス

画像:shutterstock

出世したいと考える看護師は、出世した場合「管理職の看護師」となり、憧れている人もいるでしょう。

私は過去に大きな総合病院で5年近く管理職看護師を務めていました。

しかし、部署の顔として目立つ立場にはいるものの、その仕事内容は裏方作業が大半を占め、様々なストレスがかかりました。

若手の管理職者だった経験を踏まえ、管理職看護師に起こるストレスについて私の体験談から説明していきます。

これから管理職者になりたいという人は、心構えのために参考にしていただき、自分なりの対処方法を見つけていってください。

 

(1)理解してもらえる人がいない孤独感がある

理解してもらえる人がいない孤独感がある

画像:shutterstock

個人的には、管理職者という立場に慣れるまで最も辛かったストレスの一つです。

管理職看護師は、基本的にその部署(病棟など)で一人であり、「立場がまったく同じ」という人はいません

そして管理職者の発言一つ、行動一つが看護スタッフに与える影響は大きいもので、無意識に自分が発言した事が「あの時、そのように言ったから」とトラブルに発展することや、信頼を損ねたりする事もあります。

また、部下に手を焼いたとしても、その愚痴をこぼすことが出来ない孤独感もあります。

嫌われ役までは言いませんが、八方美人ではいられないのが管理職看護師としての孤独感であり、ストレスの一つとなります。

 

(2)自分より年上の看護師を管理する苦痛がある

自分より年上の看護師を管理する苦痛がある

画像:shutterstock

管理職看護師になりたての頃に感じるストレスの代表的なものです。

急性期病院などでは、30歳頃から主任や副看護師長といった管理職看護師になる人が出てきます。

特に新人時代から勤務し、そのままその部署で管理職者になった場合、新人の頃から自分を教育してくれたベテランの先輩が突然部下になってしまいます。先輩看護師の方が距離感を気遣ってくれるという場合もありますが、「どうしてあなたから指示されなきゃいけないの」といった態度をあからさまに出してくる先輩看護師も、もちろんいます。

ある日を境に良好だった先輩・後輩関係が変化するわけですし、いつまでもその先輩看護師の言う事を聞く後輩のままでいては管理業務ができないため、大きなストレスとなります。

 

(3)直接患者をケアする機会が減る

直接患者をケアする機会が減る

画像:shutterstock

管理職看護師の業務内容は組織によって様々ですが、患者のベッドサイドにいる時間が減るのは間違いないでしょう。

現場スタッフに最も近い立場の主任職でも、基本的にはナースステーションにいて指示受けなどを行っている事が多いのではないでしょうか。

看護師長ともなると、会議と事務作業がほとんどとなります。

患者さんに清潔ケアを行ってさっぱりしてもらった、喜んでもらったというような、直接的なやりとりから得られる喜びは半減してしまいます。

 

(5)勤務先によっては人間関係の調整ばかりが仕事となる

勤務先によっては人間関係の調整ばかりが仕事となる

画像:shutterstock

管理職看護師に就任した途端、ありとあらゆる相談事が持ち込まれてきます。

あくまで感覚的なものですが、その大半に人間関係の問題が絡んでいると言っても過言ではないでしょう。

単に「この物品を購入して環境調整したら終わり」という問題は少なく、むしろその程度の問題であればスタッフ間で解決できる事が多いでしょう。

管理職看護師のところまで持ち込まれる問題は、看護スタッフでは解決できなかった問題のため、複雑な要因が絡んでいる事が多いのです。

もちろん、チーム運営を円滑にするためにはそういった人間関係も一つの環境であるため、その環境を調整するのは管理職の仕事ですが、毎日のようにその調整が続くのはストレスとなります。

看護師の体験談

例を挙げると、

  • ベテランの看護師の独壇場で夜勤が仕切られており、他のスタッフが不満を抱いている。
  • 管理職看護師がいないところで他のスタッフに横柄な態度をとる人がいる。
  • 医師同士で連携がうまくいっておらず患者ケアに支障が出ている。

などの問題です。

 

(6)仕事とプライベートの両立が難しくなる

仕事とプライベートの両立が難しくなる

画像:shutterstock

看護師という職種自体が基本的に忙しいものですが、管理職看護師となると両立が難しくなる要因が増えます。

両立が難しくなる理由としては、

  • 病院では様々な職種がメンバーとなっている会議の開始時間が遅い事が多い
  • 時間外の勉強会や委員会がある
  • スタッフのインシデントなど予期せぬ事態で予定が変更になる

といったように、自分の都合だけでは仕事がコントロールしにくい環境にある事の影響が大きいです。

 

3.最後に

最後に

画像:shutterstock

出世した場合に看護師にかかるストレスについては、様々な解消法があると感じます。出世したい看護師の方は、良い面も悪い面も踏まえた上で目指していきましょう。

私の個人的な主観ですが、「看護師として役職についてからその仕事を行う」という考え方の人が多いように感じます。

もちろん、役職に就かなければ出来ない仕事もありますが、役職がなくても管理職看護師として同じように仕事は出来るはずです。

何がお伝えしたいかと言いますと、出世する看護師は、すでに出世するイメージがあるため、率先して管理職と同じ考えを持ち、出来る仕事は行っているはずだということです。

是非、今の自分の仕事も見つめなおしてみてください。

また、出世(管理職看護師)になるための問題として、外部環境の問題もあります。例えば、管理職看護師が詰まっていて出世する力はあるが出来ないなどの問題です。

解決方法としては、待つことや、転職することですが、転職する場合は、看護師転職サイト(エージェント)を利用しましょう。

管理職看護師の求人は「非公開の求人」となっており、おおやけには公開されていないケースがほとんどです。(病院外から管理職を雇うというイメージは働いているスタッフに良く思われないからです。)

転職は慎重に行ってほしいですが、1つの手でもあるため「管理職候補」の看護師求人を探してみてください。

転職を考えている看護師の方へ

 転職を考えている看護師の方へ

1月~3月は、求人が最も多くなる時期であり、病院・クリニック・施設・企業などの看護師求人数が最も充実します。転職に細かい希望条件がある方や、現在の職場よりも待遇が良い求人を探したい方、キャリアアップなどのステップアップをしたい看護師の方には転職が最適な時期と言えます。

しかし、看護師転職サイト(会社)などでは一番の繁忙期となり、忙しい中でもしっかりとあなたのサポートを行ってくれる、良い看護師転職サイトを選びましょう。

専任の担当者のレベルによって大きく転職活動が変わり、出会える求人も違います。そのため、以下の看護師の皆様(執筆している看護師の方)が選ぶ「おすすめ3社」を登録し、

  • 担当者や対応の質
  • 求人の比較
  • 求人の詳細情報の有無

などを確認しながら検討しましょう。

 

看護師転職サイトを口コミでランキング

看護師転職サイトを口コミでランキングTOP3
更新:2020年1月23日

ランキング1位看護のお仕事
全国対応・求人12万件
4.04
[口コミ27件]

看護のお仕事口コミへ
ランキング2位ナースではたらこ
全国対応・コンサル高
4.0
[口コミ28件]

ナースではたらこ口コミへ
ランキング3位マイナビ看護師
全国対応・担当者質高
3.7
[口コミ27件]

マイナビ看護師口コミへ

この記事はお役に立ちましたか?