看護師が派遣だけで生活する方法とリスク!私の体験談

看護師が派遣だけで生活する方法とリスク!私の体験談
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看護師が派遣の仕事だけで生活していくためには、どうしたらよいでしょうか。

看護師が自身の生活に必要な額を把握し、計画的にそれに見合う派遣契約を結ぶことで派遣の仕事だけで生活することは可能と言えます。

ここでは、派遣看護師だけで生活できる理由をはじめ、派遣だけで生活をしていくための方法やリスク等について私の体験談を踏まえながらご紹介していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 神奈川県/36歳
  • 職務経験:大学病院、総合病院、専門病院(透析病院)、介護施設
  • 診療科経験:消化器内科、混合内科、内科外来、内視鏡室、腎臓内外科、有料老人ホーム、デイサービス
大学病院・総合病院で経験を積んだのちに海外の看護に興味をもち海外に留学。現在は主婦と派遣看護師を両立しながら活躍中。
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1.派遣だけで看護師が生活できる理由

派遣だけで看護師が生活できる理由

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派遣看護師の収入は、「時給」「勤務時間数」によって決定されるため、1か月に必要な生活費を計算し、それを満たす時給と勤務時間数が条件の仕事を探せば生活することは難しくありません

それでは、派遣看護師だけで生活できる理由について見ていきましょう。

 

(1)勤務時間に比例して収入が得られるため

派遣看護師は時給ベースで働いているため、基本的に働いた分だけ給料がもらうことができ、生活費に見合った分の勤務時間を確保することにより、最低限の生活が可能と言えるでしょう。

派遣会社や派遣先、仕事内容による変動はありますが、派遣看護師の時給は平均して2,000前後のことが多いため、仮に1日8時間で週5日勤務したとすると月収32万円程もらうことができ、手取りでも正職員並みの給料を得ることができます。

 

残業で収入増加が見込める

残業した場合には、残業手当はもちろんですが、通常の時給とは別の割合で残業代を計算されることがあります。

例えば、時給×1.25%のように割り増し比率で残業代が支払われる場合もあるため、残業することでトータルの収入が上がることが期待できるでしょう。

 

(2)派遣看護師でも労働・社会保険に加入できるため

派遣看護師でも、例えば雇用保険については、

  • 31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること
  • 1週間の所定労働時間が20時間以上であること

上記の条件を満たす場合には、加入することが出来るため、何らかの理由で職を失っても雇用保険への加入により失業保険をもらえます。

失業保険は、離職前に11日以上出勤日がある月の6か月分の賃金を基礎に計算されるため、それまでに派遣看護師として十分な収入を得られている場合は、もし急な契約終了となっても慌てずに済みます。

また、健康保険・厚生年金保険などについても要件が満たされれば、加入することが可能です。詳しくは「厚生労働省:派遣労働者の皆様へPDF」を確認してください。

 

看護師の体験談

看護師 体験談私は、派遣先の都合により契約更新ができなかったため、契約終了後すぐに失業保険をもうことができて大変助かりましたが、契約終了の理由によっては失業保険の支給までに数か月を要するため注意が必要です。

「離職日前の2年間のうちに被保険者の期間が通算して12か月以上あること」のような一定条件を満たす必要もあるため、自身の状況を確認しておきましょう。

 

2.派遣だけで看護師が生活する方法

派遣だけで看護師が生活する方法

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派遣看護師だけで生活をする場合には、

  • 「安定した収入を確保する」
  • 「生活費を抑える」

などが留意するべき点と言えます。

以下では、派遣看護師だけで生活する方法について紹介しています。

 

(1)派遣看護師として同じ職場で長期契約を結ぶ

派遣看護師が安定した収入を得るためには、なるべく長い期間(6ヶ月、12ヶ月など)を同じ場所で勤務することが大切です。

なぜなら、派遣看護師は数か月毎に職場を変えることが可能ですが、契約終了毎に新しい職場を探さなければならず、収入が途絶える頻度が増えるためです。

派遣会社を通して仕事を探すときには、契約期間の長い求人を優先するようにしましょう。

 

(2)生活費を抑えられるような派遣先を選定する

派遣看護師は、基本的に家賃補助はないことから生活コストを下げるために、

  • 実家の近くの派遣先に勤務する
  • 生活費の安いエリアに居住する

等の工夫をして、支出を抑えるための努力をしましょう。

派遣看護師は、正職員に比べて勤務エリアを変えることは容易であるため、より節約につながりそうな場所を派遣先として選ぶことができます。

例えば、「看護師転職サイトのナースパワー」が企画している離島や都市型の応援ナース(中期派遣)として勤務する場合は、寮に入居できることや引っ越し費用を負担してくれる病院も存在します。

なるべく出費を抑えて派遣看護師として働きたい場合は、こうしたシステムを活用する方法もあります。

 

3.派遣だけで生活するリスクについて

派遣だけで生活するリスクについて

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派遣看護師には、正職員として働くよりもリスクがあることから注意が必要で、特に「ボーナス・有給の有無」「契約更新のタイミング」等の面は、正職員との待遇の差をしっかりと認識しておきましょう。

それでは、派遣看護師の仕事だけで生活するリスクについて説明していきます。

 

(1)ボーナス(賞与)が出ないため貯金がしづらい

当然のことながら、派遣看護師は正職員のスタッフと同じ時間を勤務したとしてもボーナス(賞与)がもらえないため、月々の収入を計画的に使わないと、大きな買い物や貯金が難しくなります

月々の収入を計画的に使うことができないと、ぎりぎりの生活となり精神的な余裕がなくなる可能性があります。

派遣看護師だけで生活をするには、毎月計画的に家計を管理して少なからず貯金に回すように心がけましょう。

 

(2)体調不良で欠勤すると収入が減る(保証がない)

有給休暇を取得する要件は労働基準法39条1項において、

  • 雇い入れの日から起算して6か月以上継続勤務をしている
  • 全所定労働日の8割以上を出勤している

と定められているため、勤務開始から6か月が経過する前に欠勤すると有給が使えず、収入がかなり減少します。

 

正職員以上に体調管理に気をつけることが必要

怪我や病気で数日間の休養が必要な場合には、給料が大幅に減ってしまうため、派遣看護師は正職員以上に体調管理に気を付けなければなりません。

 

(3)派遣契約が更新できないことがある

派遣先によっては、契約期間の上限を決めているところもあり、契約を更新したくてもできない場合があります。

そのため、契約時にはこうした状況を把握し、派遣会社に十分に確認しておきましょう。

 

4.派遣看護師の仕事だけで沢山稼ぐには

派遣看護師の仕事だけで沢山稼ぐには

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派遣看護師として、より多くの収入を得たい場合

  • 「時給が高い勤務時間帯に働く」
  • 「派遣先の掛け持ちをする」

などを検討すると良いでしょう。

派遣看護師の仕事だけで多くの収入を得る方法については、以下の通りです。

 

(1)夜勤専従の派遣看護師になる

派遣先によって異なりますが、夜勤をすると1回につき数万円を稼ぐことが可能であるため、日勤よりも夜勤専従の派遣看護師をすることで高収入が実現できるでしょう。

夜勤専従の場合、「日中の時間は有効に使える」「生活のリズムをつかみやすい」等の利点があるため、体力に自信がある看護師にとっては良い選択と言えます。

 

(2)派遣看護師の仕事の掛け持ちをする

1つの派遣先だけで仕事をするのではなく、いくつかの契約を並行して結ぶことで収入を上げることができます。

例えば、メインで長期派遣看護師として働き、休みの日に余力があれば単発派遣の仕事を入れると、長期派遣で1か月分の生活費を稼ぎ、単発派遣で小遣い程度を稼ぐことができるため収入にゆとりができるでしょう。

 

看護師の体験談

看護師 体験談私は、長期と単発の派遣看護師を同時期にしていたことがあります

長期派遣看護師として週に3~4日、単発派遣を週に1日程度をこなしていましたが、こうすることで収入を増やすことが容易となり、自分のスケジュールに合わせて仕事を入れることができました。

 

(3)複数の派遣会社に登録をしてより時給の高い求人に応募する

「早く良い人材を紹介してほしい」と考えて複数の派遣会社に求人を出す派遣先は珍しくなく、異なる派遣会社から同じ派遣先を紹介される場合もあるため、その際は時給を確認しましょう。

同じ派遣先にもかかわらず、提示される時給が違うことがあるため、なるべく多くの派遣会社に登録をして、より時給の高い派遣会社から契約を得るように心がけましょう。

 

補足説明!

同じ派遣先にもかかわらず派遣会社によって提示される時給が異なるのは、派遣会社ごとに派遣先から得る紹介料(マージン)が異なるためです。

私は、実際に2社の派遣会社から同じ派遣先を同時に紹介されましたが、まったく同じ条件でありながら時給が100円ほど違いました

そのため、1つの派遣会社にこだわることなく、幅広く登録しておいた方がいいなと思いました。

看護師が利用できる、看護師専用の派遣会社としては、

などです。

もちろん、他にも看護師派遣会社があるので、自分にとってベストな派遣会社を選択してください。

 

5.最後に

派遣看護師の仕事だけで生活をしていくことは、十分な時給と勤務時間数を確保することで可能になりますが、自らの生活費がどれぐらいかを把握したうえで、その金額を満たす条件の派遣契約を結ぶことが必要です。

同時に、派遣看護師だけで生活する場合には、正職員と比べてボーナスや有給などの差により収入減少のリスクがつきものということを覚えておきましょう。

派遣看護師として安定した収入を得て、生活できることを私は応援しています。


   
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更新:2019年3月25日
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