短時間正社員制度を利用し働いた看護師の体験談

短時間正社員制度を利用し働いた看護師の体験談
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私は子供を産んだ後に、子育てと仕事の両立で働くことが難しく、転職も考えましたが、短時間正社員制度を導入していることを知り、家庭も仕事も大切にしたい思いから、勤務している病院で利用しました。

短時間正社員制度を利用するにあたって、私が調べたことや、実際に利用して働いて感じたメリット・デメリットを合わせて説明していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 京都府/31歳
  • 職務経験:大学病院(混合病棟)
  • 診療科経験:脳神経外科、呼吸器内科、腎臓内科、放射線治療科、皮膚科、麻酔科、血液内科、内分泌内科
大学病院で約6年勤務し、その間妊娠・出産も経験し、出産後も子どもを保育園に預けながら正社員看護師として勤務。

1.看護師から見た短時間正社員制度とは?

看護師から見た短時間正社員制度とは?

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短時間正社員制度について私が調べた内容を分かりやすくお伝えしていきます。

詳しい内容については「厚生労働省:短時間制度とは?」を確認してください。

看護師の仕事は体力的にも精神的にもとてもハードで、今までは育児などで短時間労働を望む場合、非常勤として働くことが一般的であり、正職員として働くことは大変でした。

そこで、離職をせずに育児や介護などの家庭と仕事を両立できるように考えられた制度が短時間正社員制度です。

短時間正社員制度とは、

  • 1週間の所定労働時間が、通常のフルタイム正社員と比較して短い正規型の職員(正職員)であること
  • 期間の定めがない雇用契約で働いていること
  • 時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等がフルタイム正社員と同等であること

などです。

つまり、正職員として通常勤務している看護師と同じ給料で働きながら、労働時間(40時間程度、1日8時間・週5日勤務等)が短い看護師となります。

短時間正社員制度を導入している勤務先によりますが、

  • 育児・介護等と仕事を両立したい看護師
  • 決まった日時だけ働きたい看護師
  • 定年後も働き続けたい看護師
  • キャリアアップをめざすパート看護師

などが利用しています。

 

2.私が感じたメリット

私が感じたメリット

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私が短時間正社員制度を利用して感じたメリットを説明していきます。

 

(1)利用して正職員と同じ待遇を受けることができた

正社員に比べて時間短縮の勤務や日数が少ない勤務でも、社会保険の適用、昇進・昇格、賞与、退職金という同じ制度が受けられることが一番のメリットに感じました。

実際に、非常勤看護師の方と「短時間正社員制度を利用した看護師」を比べると、賞与があることで年収がまったく違ってくるため、優遇されているといえました。

看護師の体験談

私が働いていた病院で短時間正社員制度を利用する場合は、

  • 育児の場合:育児では子どもが小学校就学前まで
  • 介護の場合:介護では2週間以上の常時介護が必要とする者の介護のみ

という規定がありました。(病院によって異なります)

また、正社員と同じ扱いのため、看護師としてキャリアを積むことができ、育児中心の生活ではなく自分の仕事も頑張り、看護師としてキャリアアップできる可能性もありました。

仕事と育児を両立したい私にとっては大きなメリットでした。

 

(2)自分に合った働き方が出来た

短時間正社員制度を利用することで、子どもの保育園・幼稚園の時間帯や家族のサポート状況などから、自分の生活に合った働き方が出来ました

育児休暇明けやブランク後の復帰でも無理なく働ける制度だと感じました。

看護師の体験談

私が勤務した病院では、

  • 週休2日制で毎日1時間短い勤務
  • 平日の午前中勤務
  • フルタイムで週3日働く勤務

などの勤務時間を選択でき、それに加えて夜勤の免除など、自分の希望で選ぶことができました。

 

(3)精神的にも余裕が生まれた

私が短時間正社員制度を利用したことによって、一番変化したことは、自分自身の余裕が生まれたことです。

  • 決まった時間に看護師の仕事が終わること
  • 夜勤が免除になったこと

などで、不規則な生活がなくなり、生活バランスがとれて体力的に仕事がとても楽になりました。

看護師の体験談

日々の仕事内容は、正職員(フルタイム)の看護師と同じ仕事内容でした。

しかし、仕事が終わってからも家事をする時間があり、子どもと遊ぶ時間を作ることもできました。

また、疲労感からのイライラが軽減したことが、自分だけでなく子どもの為にも良かったと実感しました。

 

3.私が感じたデメリット

私が感じたデメリット

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短時間正社員制度を利用して良いことばかりではありませんでした。私が感じたデメリットについて説明していきます。

 

(1)初めは利用しにくい雰囲気があった

短時間正社員制度は、夜勤の免除や就労時間の短縮により、他の看護師(フルタイム)の負担が増えてしまいます。

また、同僚の看護師から羨ましがられることもありました。

そのため、定められた制度なので利用することは悪いことではないものの、利用しにくい雰囲気が初めはありました。

看護師の体験談

私が勤務していた病院では、短時間正社員制度を利用している看護師は、基本的に残業が認められていませんでした。

そのため、仕事が時間内に終わらない場合や、時間外に受け持ち患者の処置やケアがある場合、他の看護師(フルタイム)に頼まなければいけませんでした。

短時間正社員制度を利用して仕事が行いにくくなってしまったため、上司(看護師長)に相談に行き、周囲に理解してもらうように促してもらいました。

私のように現在働いている病院で利用する場合は特に、人間関係の構築が重要だと感じました。

 

(2)仕事内容は変わらなかった

私が勤務していた病院では、短時間正社員制度を利用している看護師であっても、1人の看護師として、他のスタッフと同様の仕事を行う必要がありました

そのため、通常より短い時間で効率良く仕事をすることが求められました。(仕事内容は病院によって異なります。)

看護師の体験談

私は外科病棟で、2時間ほど短い勤務でしたが、正社員と同じように受け持ち患者を持ち、入院を担当し、手術出しなど仕事内容はあまり変わりませんでした。

午後からの緊急入院の受け入れは免除するなどの配慮はありましたが、短い時間に仕事を終わらせることはとても大変なことでした。

 

(3)同じ待遇だが正職員(フルタイム)より給料が下がる

短時間正社員制度を利用し、正職員(フルタイム)と同じ待遇を受けられますが、

  • 働く時間が短縮していること
  • 残業手当が無いこと
  • 夜勤手当がないこと

などが理由で、給料は下がりました。実際に毎月の給料は10万円程度減りました

看護師にとって夜勤手当が一番給料が下がる原因だと感じます。

 

4.最後に

短時間正社員制度は、自分自身の負担も軽減し家庭を大事にする時間も増えるなどのメリットがあり、フルタイムで働くより仕事を継続しやすくなる制度だと感じます。

しかし看護師の場合、実際には人材不足からまだまだ利用しにくい雰囲気がある病院もあると聞きます。

そのため、この短時間正社員制度を利用するにあたって、スタッフとの関係性はとても大事になり、現在の病院で利用しにくいのであれば、人間関係がまだ構築されていない新しい職場への転職の検討もお勧めします。

周囲のスタッフに迷惑をかけているなど後ろめたさばかり感じず、遠慮せずに割り切って考えることも大事なことだと思います。

この短時間正社員制度が定着し、多くの看護師が利用することで、周囲からの理解も得られるようになるでしょう。働きやすい看護師の職場作りを手助けしてくれる制度なので、ぜひ必要とする多くの方に利用してもらいたいと感じます。

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  • 求人の比較
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などを確認しながら検討しましょう。

 

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更新:2019年12月16日

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