私が体験した看護師が激務な病院・施設・仕事とは?

私が体験した看護師が激務な病院・施設・仕事とは?


看護師、保健師

看護師の仕事は激務と言っても、その差や質は、施設や診療科によって異なっています。

残業続きで勤務時間がとても長いところもありますし、複雑な仕事内容の中で多重課題を抱え込みながら職務を全うしなければならないところで働く看護師の方もいます。

今回は、看護師が激務と感じている施設や仕事を私の勤務経験から、理由と共にお伝えしていきます。

当てはまらない、そう感じない方もいらっしゃるかもしれませんが、確認してみてください。

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激務な病院・施設・仕事について

私が体験した看護師に激務な病院、施設、仕事内容をまとめてお伝えしていきます。

看護師に人気がある仕事もありますが、激務になりやすいと言えます。

 

(1)美容外科での勤務

美容外科での勤務

美容を求める患者に対しての看護は、主に心理面のサポートであり、カウンセリングの役割を担うこともあることから、高いコミュニケーション能力が求められます。

病気というよりも、美容に対する不安や心配事を抱いていることが多いため、デリケートな顧客への気配りをする連続がストレスとなり、激務となっていきます。

 

(2)患者数が多い外来での勤務

患者数が多い外来での勤務

診療科や病院によっても外来は変わりますが、患者数の多さとスピード感ある診察介助、医師との関係性が激務と理由となります。

外来で働く看護師は、医師の診察の補助を行っていきますが、診察する患者数の多さに抵抗を感じてしまうことがしばしばあります。

さらに、その患者数に応じて早い展開の処置が繰り返され、その処置分のコストを記録していきます。

医師との距離が近いこともストレスを感じ、医師とのコミュニケーションがうまく取れないと、仕事を続けることは難しくなります。これらのサイクルやコミュニケーションが激務と感じ、1か月で異動してしまった方もいらっしゃいました。

 

(3)夜勤がある介護福祉施設での勤務

夜勤がある介護福祉施設での勤務

介護福祉施設の看護師は、一般的に少人数であり、そのメンバーで夜勤をローテーションさせる必要があるため、一人の看護師の夜勤回数が多い傾向にあります。

1カ月間、日勤は一日もなく、夜勤専任となることもあります。

また、体位変換などの力仕事が頻繁にあり、必要に応じて排泄介助や陰部洗浄などの清潔ケアを行っていきます。

 

(4)訪問入浴の仕事

訪問入浴の仕事

訪問入浴で働く看護師は、主に寝たきり高齢者の方の入浴をサポートしますが、とにかく、力を使います。

初めての場合、利用者の上体を起こすことや、移乗する時など、筋肉痛になることは避けられません

また、入浴される方が体温低下なく入浴できるように、浴室内の室温は高く設定されているため、湿度も高く、看護師もスポーツをしているかのように汗が吹き出します。そのため夏場は厳しく激務となります。

 

(5)ICU(集中治療室)での勤務

ICU(集中治療室)での勤務

ICUでは、手術直後の患者や急変して病棟から転科した患者など、子どもから大人まで、すべての重傷な患者が対象となります。生命を維持するために、点滴ラインの整理や呼吸器の管理、脳室や胸腔ドレーンの管理など、非常にデリケートな患者へのケアが求められます。

ルートやチューブが多く留置されている患者への清潔ケアとして、ベッド上での清拭を行うことや、体位交換もしていきます。重傷な患者が主な対象となり、言語的なコミュニケーションを取ることは少なく、機会的になりがちな思考への配慮も必要となってきます。

このような特殊な環境で働くと、精神的に耐えきれなくなってしまう看護師も多く、1年で体重が10キロも減ってしまった方もいました。

 

(6)病棟勤務

病棟勤務

夜勤による体調管理だけでも労力を使っているのに対して、多忙な病棟業務に追われ、残業が積み重なっていくうちに、いつの間にか心身が悲鳴を上げます。

私の経験では、点滴をしながら申し送りをしていたこともあります。

また、夜勤をすることが多く、生活が不規則になっていくこと自体が激務です。患者の入退院に伴う看護ケア、看護記録のまとめが果てしなく続きます。

看護ケアは、体位交換やベッド移乗などの力仕事もあれば、医師が患者に告知する場面に同席しデリケートな部分もあります。

看護記録は、複数の患者を受け持つことによって、長い時間を費やさなければならない場合もあり、カンファレンスのテーマの文書作成やサマリーをまとめる作業も出てきます。

 

(7)看護養成施設での勤務(看護教員)

看護養成施設での勤務(看護教員)

看護養成施設の教育を担当する看護師は、臨床の看護師とは異なるスケジュールですが、仕事の多さと勤務時間の長さは計り知れないものがあり、それが激務となっていきます。

出勤は基本的に、定時の1時間以上前からしており、講義をする前の自己学習や準備、授業案の作成などをしなければなりません。講義が終講すれば、履修試験が待ち構えており、試験問題の作成から採点を行うなど、残業の日々が続いていきます。

これらが連続する状況で、病院へ出向き、学生の実習指導に携わり、実習指導者との調整や学生を介して患者と関わる場面もあり、とても神経も使います

また、教員会議や委員会会議、看護研究もしなくてはならず、休日出勤は余儀なくされます。

生の実習状況によっては、昼食が夕食と一緒になってしまうことや、多忙過ぎて1日何も食べないで次の日がやってくることさえあります。

 

(8)大学病院での勤務

大学病院での勤務

大学病院で働く看護師の仕事内容の多忙さと、拘束時間が長いことが多い傾向にあります。

また、大学病院の看護師は、一般の病院と比べて高い専門性を求められ、一般的な看護業務に加えて、アセスメントの振り返りやカンファレンスが多くあります。

さらに、看護研究を行うことが必須となってくるため、勤務外でも図書館へ行き文献検討したり、パソコンに向かって分析したりなど、休日出勤することもあります。

通常の勤務では残業が多々あり、勤務以外の日でも、仕事をしている感覚に陥り、十分に休養が取れない状態が激務と化していくのです。

 

(9)手術室での勤務

手術室での勤務

手術室で働く看護師は、想像をはるかに超えた残業時間と危険な仕事内容を考えてみると、とても激務な場所であるとも言えます。

また、一つの診療科に限らず、複数の診療科が集まる場所です。看護師はあらゆる診療科の手術に関連する知識、技術、準備をこなしていくため、まず勤務時間で終わることがありません。

緊急手術や手術の延長によっては、日勤であったとしても、いつの間にか0時を過ぎ、気がつけば外が明るくなっていることさえあります。

看護師の業務自体も、手術前や手術後の病室への訪問やコストカウントを含めた患者の記録をまとめるなど、多忙を極め、激務となります。

さらに、危険な手術器具を扱うため、針刺しや切創などのインシデントが多発する場所でもあります。

 

(10)救急外来での勤務

救急外来での勤務

救急外来は、いつでも多忙で、それ相当の休憩が取れず、健康管理が最大限に必要なことから、激務な職場と言えます。

救急外来に来られる患者は、どのような疾患やけがをされたのか、まず予測ができず、来院するタイミングもそれぞれです。

そのため、休憩がほとんど取れないのが現状です。

夜間の勤務に加えて、休憩できず、食事も摂れなければ、トイレに行く暇もありません。救急車で運ばれる患者に対応することや、患者や家族からの電話連絡にも、常に気を張っている必要があります。

 

看護師が激務と感じる5つの理由

看護師が激務と感じる5つの理由

激務な病院・施設・仕事について挙げさせていただきましたが、看護師が激務である理由は、それぞれの看護師によって異なっているように思います。

しかし、看護業務を行う上で、共通して激務と認識されていることがあります。看護師の仕事が激務である5つの理由を私の経験から説明します。

 

(1)夜勤があること

看護師は夜勤があるからどうしても激務になるかという問いに対しては、看護師それぞれの考え方に左右される部分があります。

看護師が激務である理由の一つに、夜勤が挙げられることは確実ですが、その見方によって激務と上手に付き合っていく方とそうでない方の両極に分かれていきます。

 

(2)危険でミスが許されない環境であること

看護師の仕事内容をよく見てみると、危険なものが多く存在しています。

危険でミスが許されない環境の中、仕事を行っていくことが精神的にストレスとなり、看護師の激務につながります。

 

(3)患者やその家族の対応があること

看護師は精神的なダメージを受けてしまう患者のフォローや家族からの頻繁なクレームに対応することも多々あります。

このようことが引き続き起こってくると、看護師は感情移入してしまったり、ストレスが頂点に達してしまったりと、それが激務と変化していきます。

 

(4)多重課題と優先順位の判断の連続があること

看護師は多忙業務の中、多重課題と優先順位が連続していくが激務となり、一人の看護師だけでなく、看護師のチーム全体が疲労していくことが特徴的です。

そのため、忙しい環境だとどうしても仕事内容は激務になります。

 

(5)力仕事が多いこと

看護師の仕事には、患者の体位交換など力仕事になるケースが多々発生します。

力仕事の多さによって、看護師は体を壊してしまい、慢性的な腰痛を持ってしまうこともあり、それが激務と認識されていくのです。

 

最後に

看護師の激務に注目して、施設や仕事内容などをご紹介してきました。

看護師の激務の見方は人それぞれですが、激務な施設や仕事内容を比較すると、納得できることも多くあります。

もし、今、激務と感じているのであれば、それ相当の対処法を持っていることが重要です。

私のお勧めは、

  • 休みの日にとにかく自分の身体を休ませること
  • 我慢していた自分の欲求を満たすこと

などがお勧めです。また、看護師の激務を乗り切るためには、ポジティブな気持ちも保つことが大切です。

しかし、看護師として続ける以上、このまま本当に激務を継続することができるのか、ご自身やその環境をアセスメントすることも重要に思います。

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