看護師が仕事で一番ストレスを感じることは?:アンケート調査

看護師が仕事で一番ストレスを感じることは?:アンケート調査

病棟で働く看護師の方に「仕事で一番ストレスを感じることは何ですか?」というアンケート調査を行いました。

  • 回答数:55名(内掲載コメント23数)
  • 対象者:病棟勤務の看護師
  • 実施日:2017年8月29日
  • 調査:独自調査(看護師資格、経歴確認済み)
看護師が仕事で一番ストレスを感じることは?:アンケート結果
夜勤が辛いこと 20.6%
業務量が多いこと 17.2%
ミスを起こさないか不安なこと 17.2%
同僚との関係 13.7%
師長と合わないこと 13.7%
給与が低いこと 3.4%
拘束時間が長いこと 3.4%
その他 13.7%
多くの看護師の方が「夜勤が辛いこと(20.6%)」に大きなストレスを感じるようです。また、つづいて「業務量が多いこと(17.2%)」「ミスを起こさないか不安なこと(17.2%)」となり、看護師の仕事が忙しいさが垣間見える結果となりました。

その他の意見としては、「医師や患者とのコニュニケーション」「患者や家族へのクレーム対応」「休みを取りたいと伝える行為」などが印象的でした。

それでは、看護師の方が回答した意見を確認していきましょう。

1.上司と合わないこと(13.7%)

看護師のストレスとして、「上司と合わないこと」は、長年のキャリアがある看護師や男性看護師からの意見が多い印象でした。

看護師の意見

看護師の回答【沖縄県/35歳/男性】
「いろんなストレスがある中で、私が一番ストレスに感じるのは師長との関係です。一つの病院で勤務すれば色々な師長と関わることになります。師長(上司)によって病棟の色が決まるほど師長の影響力はあり、師長とうまく関係が持てないと、今後の自分の仕事にも大きく影響があります。私も実際に合わない師長と長らく勤務していましたが、師長が変わってからは病棟の雰囲気も患者からの病棟や看護師に対する評価も良いものに変わった経験があります。」


看護師の回答【埼玉県/45歳/がん看護専門看護師】
「夜勤や給料については、入職する前に調べることで、回避できる部分でもあるので、入職した後に不満はあってもストレスにまではならなりません。上司(師長・看護部長)とうまく行かなくことで、自分が行いたいことや、自分を活かせる仕事が付けなく可能性が高く、その不満が同僚との関係や業務に支障をきたすことにもなりかねません。そのことから、上司と合わないことが自分にとっては、一番のストレスです。」


看護師の回答【東京都/37歳/男性】
「看護師にとって何がストレスとなるのかは、年齢や性別、働く場所によっても変わっていくと思いますが、ある程度経験を重ねて管理職に就くことや、管理職の業務事情が見えてくるころになると、やはり上司に対する不満が増えてくるのではないでしょうか。特に看護現場で最も接する機会の多い上司である看護師長に対するストレスはかなり大きいです。」

 

2.同僚との関係(13.7%)

看護師の仕事は「チームワーク」のため、人間関係が悪いと、ストレスや負担がかかるという意見が多い結果でした。

看護師の意見

看護師の回答【神奈川県/29歳】
『私が仕事をする上でのストレスは、性格が合わない同僚と仕事をすることです。看護師、やはりチームなので情報共有はしなければならず、人間関係を無視することはできません。仕事の内容で意見をぶつけ合うことは当然ですが、公私混同する人がいます。実際に体験したことでは、「挨拶をしても目の前で無視をする」「こちらの意見に対して、すべて反対意見を返してくる」「自分の気に入った人にだけ、笑顔で話をする」このような看護師が一人でもいると、仕事にも支障を来してしまう恐れがあるので、人間関係は大切であり、ストレスでもあります。』


看護師の回答【東京都/27歳】
「看護業務はチームワークが大事なので、人間関係が上手くいかないと、全ての業務に支障をきたすためストレスが大きいです。特に夜勤や、日曜祝日の日勤など少人数のシフトや、入浴介助のコンビなど、折り合いが悪い同僚と当たるとストレスを感じます。業務以外の時間も、無言の時間が終業まで延々と続くので本当に辛いです。」


看護師の回答【千葉県/35歳】
「先輩や同僚など、人間関係を上手く維持できなければ、当然仕事にも支障をきたし、働きたいのに、仕事に行くことが嫌になってしまったこともあります。相手を簡単に変えることは、できないので、自分のモチベーションを変えていくしかありません。ですが、そのモチベーションを維持できない時は、職場を変えるなど対策をとりました。女性は、表向きは良い顔をしますが、裏では何を話して何を思っているのか読めないところがあります。看護師として働くようになり、相手の気持ちを汲み取る能力が磨かれたのもあり、同僚や先輩など裏の気持ちなど読み取ろうとしすぎてしまい、疲れてストレスが溜まってしまうようになった気がします。」


看護師の回答【埼玉県/34歳】
「看護師業務は一つ一つの責任が重く、仕事をこなすのも大変ですが、その業務を少しでも円滑に行うためにはチームワークが大切になります。どんなに業務や夜勤が辛くても、同僚や先輩と協力し励ましあっていたことで支えられていた私にとって、人間関係が上手くいかない事はとても辛く、最大のストレスです。人間関係にトラブルが起きると、態度に出して必要な伝達を嫌がることや、ナースステーションでは陰口の言い合いに遭遇したことがあります。勤務していた病院では退職理由を人間関係に疲れたとした人もいましたし、私自身もトラブルに巻き込まれました。」

 

3.ミスを起こさないか不安なこと(17.2%)

「ミスを起こさないか不安なこと」は、常に緊張している環境で仕事を行っている看護師の方の意見が多い結果となりました。

看護師の意見

看護師の回答【大阪府/33歳】
「小さなミスも大きな状態の変化を招き兼ねない、ミスが起こってしまうかも知れない、というリスクが、看護師の仕事における最大のストレスです。8時間、または16時間の勤務の間中、ずっとこの緊張感や集中力を維持しながら働かなくてはいけないことは、心身両面を疲労させ、経験に伴って慣れや緩和されるようなものでもありませんでした。また、看護技術の提供や機器の扱いのみならず、患者への接遇においても、クレームが生じる可能性もはらんでいるため、大変気を遣いました。」


看護師の回答【宮城県/29歳】
「人為ミスは起こるものだと言われており、それは大手病院だけでなくクリニックや施設に至るまで様々な場所で起こるものです。業務に慣れていてもマニュアル通りにしなかったり、激務や夜勤の影響で集中力にかけたり、思い込んだり勘違いする場合や、または当時者の技量や設備の不備など、あらゆることが起因となりえます。人的ミスを減らし、さらに重大なミスにならないよう専門職として常にリスクマネジメントを意識し、要求される事がストレスに繋がると思います。」


看護師の回答【岩手県/35歳】
「私の場合は、循環器病棟に勤務していた時期が約9年間ありましたが、ある程度慣れても、毎日が緊張の連続でした。医師の指示もとても細かく、万が一聴き取れなかったり、指示の意味が分からなかったりすれば、大変なことになります。そういう意味で精神的に大きなストレスを感じる仕事と言えると思います。」


看護師の回答【千葉県/27歳】
「私にとって最大のストレスはミスを起こさないかです。特に急性期病院で働いていた時には医師の指示が変わることや、薬剤の量も子供であればマイクロミリグラムの単位の時もあり、毎日緊張していたのがストレスでした。」


看護師の回答【神奈川県/33歳】
「オペ室で働いていたので常に緊張と、隣り合わせでした。ガーゼの枚数や針や器械のカウントは、もちろんのこと、手術前点検は、気が抜けません。常に、神経を使う仕事は、かなりのストレスとなります。」

 

4.業務量が多いこと(17.2%)

看護師が不足しているという意見より、根本的に業務量が多いという意見が多く、ストレスを多く感じる結果となりました。

看護師の意見

看護師の回答【埼玉県/38歳】
「私の勤務している病院では、分業と言うけれど、医療業務や看護計画などの業務に加え、日常生活援助、機械の洗浄などの雑用も看護師が担っています。結果として、残業で看護計画を立てるという状況が出来上がってしまいます。そのため、業務量が多いことが私の今の最大のストレスです。」


看護師の回答【東京都/35歳】
『私の職場は、日勤が9時~17時半という勤務です。その中で、受け持ち患者のケアが午前、午後と分刻みであり、それに加えて検査出しや面談、看護記録の記入をしなければなりません。それだけでも退勤時間の17時半に終われるか終われないかの仕事量です。しかし、その隙間に緊急入院があることや、委員会や新人、学生指導などが追加されます。そのため、必然的に残業せざるを得ないのです。また、帰宅してからもプライベートの時間を割いて委員会の準備やラダーのための勉強などもしなければならず、結局は仕事がプライベートの時間に食い込んでしまうのです。上司はプライベートまで使わずに業務中にやればいいと優しいような言い方をしますが、「そんな時間があるなら残業していません」と言い返したいところです。』


看護師の回答【福岡県/24歳】
「看護師がストレスとなる原因は様々だと思いますが、業務量が増すほど余裕が無くなり、またそれが他にミスを起こす可能性も増えるため一番ストレスに感じます。また、新しい業務を覚える時にはそういったスキルも未熟であり、小さな事でも業務が重なると余裕が無くなります。」


看護師の回答【大阪府/32歳】
「患者に必要な看護ケアや日常生活援助を行っているだけで勤務時間はオーバーしてしまい、残業となることが多いです。患者にしっかりと看護を継続していこうと思うと体力的なストレスが大きいと感じます。」


看護師の回答【東京都/28歳】
「私が以前働いていたのは総合病院の混合病棟です。休みの日にミーティングへの参加は、特別な理由がないと欠席できませんでした。また、委員会の仕事をする時間は日勤の業務時間内に振り分けられることはなく、書類の作成や他病棟のスタッフとの集まりも日勤の勤務後か、わざわざ休日出勤していました。時間に追われることで精神的に余裕がなくなり、看護師が辞め、1人がこなす業務量が増えるという負のスパイラルがストレスでした。」

 

5.夜勤が辛いこと(20.6%)

夜勤への体の負担、ストレスは病棟勤務を行った看護師であれば、誰でも感じることがあるのではないでしょうか。「夜勤が辛いこと」がストレスと感じる看護師が一番多い結果となりました。

看護師の意見

看護師の回答【神奈川県/27歳】
「私が勤務している病院は二交代制で夜勤の場合は16時間と長時間勤務です。その間は常に緊張感があり、常に気が張っています。勤務人数が少ない為、受け持ち患者も多く業務に追われ、休憩が取れず朝を迎える事も多々あり、急変や緊急入院などイベントが起こると更に激務になります。体調を崩すことや、夜勤による身体の負担は大きく、食事時間も不規則になります。そのため私にとって夜勤は最大のストレスです。」


看護師の回答【大阪府/45歳】
「私は何と言っても夜勤が一番のストレスです。(夜中に起きている、という事は人間の性質からみておかしい行為だと思っています。)一晩中起きて看病するのは仕事なので仕方ないですが、出来れば行いたくありません。眠気を振り絞って仕事をする夜勤帯は、とてもストレスを感じます。看護師を一度辞めたことがありますが、辞めた一つの要因が夜勤の辛さでした。それ程夜勤は私にとってストレスとなっていました。」


看護師の回答【大阪府/46歳】
「昼間と同じ仕事内容でも、夜中の時間に行うと言うだけで身体への負担は大きくなります。それは、肉体的負担と言うよりは、精神的負担の方が大きいのかもしれません。夜勤での私の1番のストレス原因は、ナースコールのアラーム音です。仮眠中だとストレスはさらに大きくなり、突然のアラーム音でハッと目覚める感覚、今思い出してもなんとなく憂鬱な気持ちになります。」


看護師の回答【東京都/38歳】
「いくら夜勤が慣れていても、夜起きているのはストレスがかかります。また、夜勤明けで日中無理やり寝て、またすぐ日勤に入る生活は、身体に負担だと思います。そんな生活を続けていると、肌もボロボロ、変な時間に食べるので、太りやすく、睡眠時間が足りないのでイライラしやすい、そんな自分をみているのがまたストレスです。」


看護師の回答【神奈川県/28歳】
「5年目、6年目と看護歴を重ねていくと、どんなに夜勤前に寝も、普段寝る時間になると必ず睡魔に襲われるようになりました。眠いのに寝られない、座って休めもしない状況にとてもストレスを感じました。本当に辛い時は、歩きながら目を閉じてしまうような時もありました。リフレッシュもうまくできなくなり、夜勤がストレスでしかありませんでした。」


看護師の回答【愛知県/35歳】
「私にとって夜勤勤務は疲労が蓄積するため一番にストレスを感じます。人間は朝起きて夜寝るというサイクルで生活リズムができています。そのため、夜勤をすることによって夕方起きて朝方に寝るという生活リズムを続けると長時間寝たとしても次の日まで疲労が残ってしまいます。知らないうちに疲労が蓄積していることに気づきます。この積み重ねがだんだん辛く感じ、知らない間に大きなストレスなっていってしまいます。」

 

6.最後に

看護師が感じる仕事でのストレス多く、夜勤、仕事量、人間関係、など様々であり、病棟勤務は常に緊張している状態とも言えます。

休みの日には、一日中寝て過ごすという看護師の方も多いのではないでしょうか。是非、効果的なリフレッシュを行うように心がけてください。


   
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