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60代看護師の転職マニュアル!おすすめの職場と求人の探し方

公開日:2026年6月1日
60代看護師の転職マニュアル!おすすめの職場と求人の探し方

現在、「年金支給年齢が65歳、更には70歳になるのではないか」と言われる時代が到来しており看護師も例外ではありません。

  • 「病院等を定年したけど再就職は可能なのか?」
  • 「60代の看護師転職って本当に可能なのか?」

以上のような疑問が出てくる看護師の方も多いのではないでしょうか。

60代看護師の転職マニュアルでは、60代看護師に転職がおすすめの職場と、転職するためのコツ、求人の探し方を説明していきます。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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執筆・監修看護師
田中 看護師(がん看護専門看護師)
田中 看護師(がん看護専門看護師)
  • エリア:神奈川県在住
  • 保有資格:看護師、がん看護専門看護師、消化器内視鏡技師、心理相談員
  • 施設経験:がん専門病院、総合病院、クリニック、総合病院、訪問診療クリニック
  • 専門分野:消化器内科、透析室、内視鏡室、放射線治療室、泌尿器科

看護師をして20年以上になります。外来・病棟・検査室・クリニックなど、いろいろな場所での業務を経験しました。専門分野は消化器内科、透析室、内視鏡室、放射線治療室、泌尿器科等です。しかし、一時は看護師をやめようと思ったほど、心身共に追い詰められた時期もあります。現在は、看護師も続けつつ、ライターやカウンセラーとしても活動しています。

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60代でも看護師転職は可能?

60代でも看護師転職は可能?

結論からお伝えすると、60代看護師として、正職員での転職は可能といえます。(もちろん、パートや嘱託社員なども豊富です。)

今まで看護師として働く場合は、「60歳定年制」をとる医療施設が今まで一般的でした。

しかし、ご存知のように急速に進む少子化・高齢化対策の一環として、高齢者雇用安定法(厚生労働省)が改正され、65歳からの年金支給開始に対応すべく、労働者を雇用する側は、65歳までの雇用を確保する措置を求められること進められました。

そのため、慢性的な人手不足である医療福祉施設の多くは、看護師の定年を65歳に引き上げた施設もあり、看護師本人の働きたいという希望に応じた「継続雇用制」を導入した施設もあり、それに伴い求人情報に「シルバー人材、60代看護師歓迎」という文字が看護師転職サイトに見かけることも多くなりました。

病院・施設は看護師の不足感がある

さらに「看護師に不足感がある病院は75.7%も存在する」ことが判明しています。

日本看護協会の調べによると、「看護師に不足感がある」と答えた3,549病院のうち75.7%にも及び、看護師は慢性的な人手不足であり、看護師の年齢を問わず需要が高くなっていることが昨今でも分かります。

以上のことより、職場を選ばなければ正職員や嘱託社員、パートなどの60代看護師転職は可能といえます。

看護師年齢別の転職割合(就職者数)

平成30年のナースセンターが出している「看護職の求職・求人・就職に関する分析報告書」では以下のような結果が出ています。

年齢 転職割合(人数)
24歳以下 3.6%(2,439人)
25~29歳 10.2%(6,878人)
30~34歳 10.4%(7,013人)
35~39歳 12.9%(8,692人)
40~44歳 15.7%(10,591人)
45~49歳 14.9%(10,083人)
50~54歳 12.9%(8,722人)
55~59歳 8.8%(5,966人)
60歳以上 10.7%(7,213人)

2018年(平成30年)の時点でも、20代後半、30代前半、50代後半の看護師より60歳以上の看護師転職割合が高いことが分かります。

そのため、60歳や65歳の定年を機に転職する看護師は一般的に多いと言うことになります。

60代の看護師転職時の雇用形態

60代の看護師転職でも「良い職場環境や働く雇用形態を自分で選びたい」というのが本音ではないでしょうか。

60代看護師の転職時の雇用形態としては以下のものがあります。

正職員 ・雇用期間を定めない(無期雇用契約)労働契約
嘱託職員 ・正職員とは異なる嘱託制度の雇用
・一般的に有期雇用契約となる
契約社員 ・雇用期間の定めがある「有期労働契約」を結んだ職員
パート ・正規の労働時間として定められた時間(正職員の定時)より日・週・月あたりで短い雇用契約
・有期、無期雇用契約は雇用主で選択できるが基本無期雇用契約となる場合が多い
派遣 ・派遣会社と上記のような雇用契約を結んで、実際に働く病院・施設で就業する働き方

60代看護師で転職を考える場合は上記の雇用形態が一般的になります。

「非常勤」や「常勤(フルタイム)」などの勤務形態であり、採用される雇用形態を確認しておきましょう。

無期雇用契約でなるべく看護師として働き続けたい場合は、

  • 正職員(正社員)
  • パート・アルバイト

などで求人を探すと良いでしょう。

また、60代看護師の場合は基本的に雇用契約期間が1年・2年など定められている契約(有期雇用契約)が多いと言えます。

60代の看護師転職のコツ

60代の看護師転職のコツ

60代の看護師の転職でのコツは「自分の体調や生活リズムに合わせた働き方をする」ことです。

年齢が上になればなるほど、個人差が大きくなり、若い時の自分の幻影に惑わされることなく、その先にある楽しい老後のための働き方が大切になります。

60代看護師の転職のコツや注意しておきたいことを解説していきます。

仕事への「やりがい」を見極めること

特に定年退職した看護師の方は、再就職や転職する理由は何でしょうか。

様々な理由がありますが、一番働く中で大切なことは「自分がやりがいを感じる職場で働き続けること」です。

60代の看護師転職では「看護師資格がなくても出来る仕事」「私じゃなくても出来る仕事」に抵抗がある方が多く、仕事内容へ一番目を向けながら、転職先を探しましょう。

夜勤の場合、自分の体力と相談すること

60代でも精神科病院や高齢者施設などで、「高収入」「夜勤あり」の求人を見つけることがあります

しかし、夜勤ありの求人を選ぶ場合には、

  • 休憩がきちんととれる体制があるか
  • 夜間の医療処置がどの程度必要なのか
  • 夜勤明け後の勤務はどうなのか

などを確認してから転職することが大切です。

高齢者施設などでも人工呼吸器やがん末期などの患者を受け入れている場合もあり、人数の少ない夜勤帯でも医療処置を必要とする患者が多い施設もあるため注意しましょう。

給与よりも福利厚生などの詳細内容を確認すること

現段階では60代看護師の転職は、「正職員」ではなく「嘱託職員・契約職員」での募集が多いことが現状です。

病院では、働く意欲のある方なら、65歳以上でも転職を受け入れており、その方は勤務時間によって社会保障も完備されており、やりがいを持って働かれている方も少なくありません。

正社員にこだわらず、働くことで得られる福利厚生に目を向けて、転職を考えてみるのも重要なポイントになります。

嘱託職員(嘱託社員)を理解しておく

嘱託職員(嘱託社員)とは、正規の職員(正職員)とは異なる嘱託制度によって雇用される労働者のことを指します。

その嘱託職員には一般的に2つの種類があります。

定年後の再雇用 定年後に再雇用された看護師を正職員の看護師と区別するために嘱託職員と呼ぶ場合
(雇用契約)
請負契約の場合 看護師の仕事の完成を約し、他方がこの仕事の完成に対する報酬を支払うことを約することを内容とする契約(外注)

上記の「請負契約」を嘱託職員と呼ぶ場合もあり、注意が必要です。

請負契約の場合はいわば、外注となり雇用契約ではありません。そのため福利厚生などが適用されないため、必ず確認してください。

新人の気持ちで勤務することを忘れない

60代看護師の場合、「自分の看護技術は若い看護師よりも上手だ」「経験は私の方が上」という気持ちが強いと、転職後の人間関係がうまく行かなくなることがあります。

看護経験や年齢的には、その職場で一番上であっても、その職場では新人看護師です。

職場に慣れるまでは、自分の経験や意見を押し付けないこと、それも60代看護師が転職する時の注意点になります。

複数の選択肢から求人を選ぶこと

60代の看護師が求人を探す前に、

  • 自分の市場価値を知ること
  • 60代での転職先を複数知ること

以上のことが大切であり、複数の選択肢の中から比較しながら転職先を選定することが重要です。

60代の看護師が、転職先の看護師求人を探すための方法は主に4つあり、

  • ハローワーク
  • 看護師転職サイト
  • ナースセンター(日本看護協会)
  • 友人・知人に紹介してもらう

以上の方法があります。

60代看護師におすすめの求人の探し方

60代看護師におすすめの求人の探し方

60代以上の看護師転職で、おすすめの求人の探し方として、看護師転職サイトの2つを利用して60代の看護師求人を探すこと、ナースセンターを利用することです

  • 看護師転職サイトでは、嘱託社員・パート・正職員と幅広く探してもらえる点
  • ナースセンターでは、嘱託社員の求人が多く出る点

以上のことが理由です。

看護師転職サイトの場合、利用する会社によっては断られる可能性もあり、以下で紹介する看護師転職サイトに登録・複数社登録を行い、まずは担当者に相談することから始めてください。

ハローワークが見つかりにくい理由

ハローワークは、転職を希望する看護師にももちろん利用することが可能ですが、定年までの年齢制限が決められている求人が多く、60歳以上の看護師求人を探すことは困難です。

また、年齢制限なしの求人でも、面接で内定を貰えるかは別の話になるため、数を少ない中から選択することがデメリットとなります。

看護師転職サイトで条件を絞る

看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)であれば、希望条件に合う求人を完全に絞りこみ、看護師に求人を紹介・提案してもらえるため、ピンポイントで内定が貰える求人に出会うことが可能です。

ただし、60歳以上の看護師求人が少ない看護師転職サイトもあり、以下がおすすめです。

まずは、自分の情報を入れる登録を行い、登録後に担当者から電話が来るため、現在求人を探すことを伝えましょう。

ナースではたらこ

ナースではたらこ

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナースではたらこ
運営会社 ディップ株式会社
公開求人数 164,238件(2026年5月7日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 勤務形態 常勤、非常勤、日勤のみ、夜勤専従
対応施設 病院、クリニック、介護施設、デイサービス、訪問看護、企業その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・非公開求人が豊富
・希望条件に合う求人が見つかりやすい
・希望する病院・施設へ転職可能な逆指名転職がある

ナースではたらこは、正職員の看護師求人からパート・アルバイト、非常勤、契約職員・嘱託職員など、雇用形態が豊富で、看護師求人数も全国的に多いです。

さらに、今後どれだけ働くかによってもキャリアと仕事の相談を行いながら、転職活動を完全サポートしてくれます。

そのため、60歳以上の看護師が転職・就職する場合は、必ず活用しておきたい看護師転職サイトです。

公式サイト:https://iryo-de-hatarako.net/

マイナビ看護師

マイナビ看護師

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 マイナビ看護師
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 115,171件(2026年5月7日時点)
非公開求人 とても豊富(保有求人全体の約40%非公開)
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
対応 雇用形態 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
対応 勤務形態 常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
対応施設 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
対応 診療科目 美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
対応配属先 病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・転職の相談から行える
・キャリアアドバイザー親切丁寧
・退職交渉も可能
・企業系のレア求人を豊富に保有

マイナビ看護師はパートや、嘱託社員の60代以上の看護師求人が豊富で、担当者も丁寧に対応してくれるため特におすすめです。

担当者に希望する求人の条件を伝え、探してもらいましょう。

60代以上の看護師に是非、おすすめしたい看護師転職サイトです。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

 

MCナースネット

MCナースネット

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 マル マル 三角
サイト名 MCナースネット
運営会社 株式会社メディカル・コンシェルジュ
公開求人数 21,698件(2026年5月7日時点)
非公開求人 とても豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤、派遣、非常勤・パート、委託
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、デイサービス、訪問入浴、介護施設、企業、コールセンター、ツアーナース、巡回健診、学校・保育園、行政、イベント、薬局、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・全国26拠点
・派遣と常勤(正社員)求人に強い
・全国の求人が豊富
・基本的にほとんどが非公開求人

MCナースネットは、派遣、転職求人を両方持った看護師転職サイトです。

50代、60代の看護師が働ける職場の特集も行っており、求人数も多いです。

希望する職場が明確であり、雇用形態を問わない場合は、是非利用してください。

公式サイト:https://mc-nurse.net/

ナースセンターでの相談もおすすめ

ナースセンターとは「公益財団法人 日本看護協会」が運営しているナースバンク事業の1つで看護師の復職支援や転職支援を行ってくれます。

基本的に、看護師自身が訪問して担当者と面談する仕組みのため、60代以上の看護師でも利用しやすいです。

インターネットでは登録しなければ求人を見ることが出来ないため、お近くの「ナースンセンター」に出向くようにしましょう。

60代の看護師に転職がおすすめの職場

60代の看護師に転職がおすすめの職場

看護師は、仕事内容がハードなことや雇用側の考えで長く働いて欲し希望があるため、若い人材を採用に優先される場合が多く、実際に60代の看護師が働く場所はかなり限られてしまうことが現状です。

しかし、60代の看護師は経験値が高く、雇用する側にとっても指導する内容が少なく、即戦力として働いてもらえるというメリットもあり、雇用側が60代の看護師を勤務してほしいと思いやすいお勧めの職場を説明していきます。

慢性期病院・療養型病院

慢性期病院・療養型病院

リハビリを中心とした慢性期病院は、患者とのコミュニケーションが大切にされ、同じ年代で働く看護師がいることは、患者の「自分も負けられない」というやる気を引き出すことにもつながります。

相談できるお母さん的な立場をとることができる60代看護師の役割が、慢性期病院では役に立ち、雇用側も理解しているケースが多いと言えます。

精神科病院(又は精神科病棟)

精神科病院(又は精神科病棟)

精神科の看護師は医療処置よりも、コミュニケーション能力が求められ、看護師自身の精神的安定も必要になります。

精神科で働く若い世代の看護師は、自分の生活に追われ、精神的に不安定になりがちであり、不安定さが患者に投影されてしまうことがあります。

そのため、精神科病院は60代の看護師の活躍が期待される職場であり、医療処置が少ない分だけ、看護師自身も安心して勤務できる職場になります。

高齢者向けの施設(特養やデイサービスなど)

高齢者向けの施設(特養やデイサービスなど)

高齢者向けの施設も、医療処置が少なく、長期にわたる患者との関係性が必要になる職場です。

例えば、

  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • デイサービス

などです。

また、60代看護師の多くが自分の親の介護などを経験し、特別養護老人ホーム(特養)やデイサービスに入所させた経験を持っています。だからこそ、患者の立場も、家族の立場も理解することができます。

医療者でありつつ、介護経験がある60代看護師は、「やってもらってよかったこと」「やって欲しかったこと」が経験値として理解している場合が多いと言えます。

そのような視点を持った60代看護師が、高齢者向け施設で勤めることは、ケアの向上や家族支援に役立つことになります。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは開設数と反比例し、慢性的な看護師の人手不足の状態です。

60代看護師は、それまでの看護経験も、人生経験も豊富です。

だからこそ、自宅で介護するご家族の相談に乗ることも上手ですし、自宅のものを利用して手早く介護する方法も、若い世代よりも引き出しを多くもっています。

そのため、長年の臨床経験や訪問看護の経験がある60代看護師であれば、即戦力になるため重宝されます。

また、経験がなかったとしても、患者さんにあったケアをじっくりと提供したい気持ちがあれば、訪問看護の世界は60代看護師の能力を活かせる職場になります。さらに、オンコールにも対応できれば60代であっても、正社員として勤務する可能性が広がるでしょう。

嘱託の指導者や管理職

嘱託の指導者や管理職

60代看護師で、他の病院で管理者として勤務したことがある経験があれば、管理者や嘱託の指導者として転職することも可能です。

特に、訪問看護ステーションを経験し、看護管理者研修を修了した方などは、訪問看護ステーションの管理者として働くことも可能です。

60代で、健康であり管理者としての役割が担えるのであれば、その能力を活かせる場所はあります。

クリニック

クリニック

慢性期を中心としたクリニックや、在宅診療クリニック、医師が高齢のクリニック、短時間でパート勤務を募集しているクリニックは、60代看護師でも十分の勤務することができます。

逆に、育児などで急な休みを取らない60代看護師は、重宝される大切なスタッフになります。

しかし、60代の看護師を、正社員として勤務させるクリニックは少なく、「正社員で働きたい」「高収入が欲しい」といった大きな期待がなければ、60代看護師でもクリニック看護師になることができます。

また、内視鏡検査や健診を中心としたクリニックでは、てきぱき働く若い年代の看護師を求める傾向があり、注意が必要です。

まとめ

超高齢者社会と少子化の流れを受け、60歳定年制が無くなり、60代看護師の需要が拡大し、介護や看護の豊富な経験を活かし、慢性期や精神科病棟、高齢者施設、訪問看護ステーション、看護管理者などでで、60代看護師の募集が多くあります。

しかし、一般的に60代看護師の転職求人は少なく、「求人がなくて当たり前だ」という気持ちで探すことも大切です。

相手の募集要件に流されず、そして看護経験のプライドにこだわることなく、自分のワークライフバランスと体調に合わせて、無理のない転職先を見つけてみてください。

60代になっても看護師を続けることの意味は、転職できた職場の中でいくらでも見つけることができるはずです。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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