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看護師の転職準備・注意点

看護師の転職・中途採用向けの病院見学ガイド

公開日:2026年6月1日
看護師の転職・中途採用向けの病院見学ガイド

看護師が病院へ転職する場合、病院見学を必ず行うことをおすすめします。

職場の雰囲気やそこで働く看護師を見ることで、より自分が働くイメージが付きやすくなります。さらに、自分にあった職場かどうかを判断することができるため、ミスマッチを防ぐことが可能です。

また、病院見学は看護師の特権です。通常の企業(大企業や新卒採用以外)では、職場見学を行ってくれません。

そのため「見学させていただいている」という気持ちを忘れず、病院側のことも配慮し見学に行きましょう。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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転職時の病院見学が必要な理由

看護師として病院に転職を行う場合、病院見学を行わずに入職をされる看護師がいます。しかし、病院見学を行わないと転職を失敗してしまう可能性が高くなります。

見学する理由としては以下の通りです。

1 病院と看護師のミスマッチを防ぐことが出来る
2 ブラック病院かどうかを見分けることが出来る
3 働く看護師の雰囲気が分かる
4 職場の衛生環境がチェックできる

病院見学日と面接日が異なる場合には、履歴書の志望動機に病院見学の感想を交えることで、よりアピールできる点が増えるでしょう。また、志望動機もより具体的な内容になるため、自分らしくよりよい履歴書を作成することができます。

また以下にブラック病院等の見分け方を掲載しています。内容を事前に確認し、病院見学前にチェックする項目を把握しておきましょう。

実際のところは、看護師転職時の面接日と病院見学日は同日の場合が多い傾向にあります。

病院見学の申し込み方法

看護師転職時に病院見学を申し込む方法は全部で3つあります。

1 看護師転職サイトを利用し、担当者に見学のアポイントを設定してもらう方法
2 病院見学の応募を行っている病院へ問い合わせる方法
3 病院の求人情報を見て問い合わせ(電話)を行う方法

一番簡単な方法は「看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)」に登録することです。完全無料で利用できるため、担当者(キャリアアドバイザー)にアポイント設定してもらう方法が良いでしょう。また、先ほど説明したように面接日と同日に病院見学を行うことが通常です。
病院見学で入職を見合わせたい場合でも、看護師転職サイトの担当者が断りを入れてくれるので、内定辞退もとても簡単です。

自分で病院見学を申し込む場合の電話例文

電話例文

「お世話になります。看護師の●●と申します。御院に転職を考えており、病院見学を行いたいと思っております。担当者の方はいらっしゃいますでしょうか。」
(担当者につながる)
「初めまして、看護師の●●と申します。お忙しいところ、申し訳ございません。以前の病院を退職し、現在、転職活動を行っております。御院の募集要項などを確認させていただき、是非、御院の病院見学をさせていただきたいと思ったのですが、可能でしょうか。」

ポイント解説

まずは病院の採用担当者に繋いでもらい、病院見学を行っているかどうかを確認しましょう。

求人を募集している病院であれば、見学を行わせてもらえる可能性は高いでしょう。

この場合は出来れば、以前勤務していた病院等を退職していることがベストです。現在の職場を退職していない場合は、在職中に見学に来るということで、あまりイメージが良くありません。在職中の場合は特に、看護師転職サイトの利用がおすすめです。

病院見学時のマナー

病院見学のみ行う場合のマナーは以下の通りです。一般的な立ち振る舞いを行えれば問題ありません。

1 見学する病院のことを事前に調べておくこと
2 自ら挨拶をする明るい姿勢を持つこと
3 なるべく積極的に質問すること
4 事前に伝えられている必要な持ち物を忘れないこと
5 なるべく丁寧な口調で話すこと
6 笑顔を忘れないこと

病院見学をする際は、見学中に「あなたの態度」を病院側(雇用主)が見ていることを忘れてはなりません。

そのため、最低限のマナーは守り、相手から挨拶をされない場合でも、こちらから積極的に挨拶をしておきましょう。

病院見学の持ち物

病院見学の持ち物は、一般的に以下のような持ち物で十分です。

1 A4サイズの書類が入る鞄
2 筆記用具(ボールペンは必須)
3 メモ帳(歩きながらメモできる大きさのもの)
4 ハンカチ・ティッシュ
5 その他病院関連の資料等や指定されたもの
6 印鑑(シャチハタでもよい)

病院によっては「見学誓約書などを書いてほしい」という希望もあるため、印鑑はシャチハタでも良いので持参しておきましょう。

また、臨機応変な対応が必要な場合に備えて「履歴書」や「職務経歴書」など持参しておいても良いでしょう。

看護師転職サイトを通じてや、直接見学に行く場合、感染症の観点から面接と同時に見学を行うケースが増えています。そのため、履歴書なども可能であれば持参しても良いでしょう。

病院見学時の服装(中途採用)

病院見学の際には、基本的にビジネススーツ又は面接用の私服を着用することが一般的です。

面接を受けるための服装と同様のイメージでいれば問題ありません。

看護師面接時のスーツとカジュアル(私服)を比較
服装
★基本スーツを選択

・黒、紺、ベージュ系の色味を選ぶ
・スカートは膝が半分隠れるほどが良い
・パンスーツでも良い

★ワイシャツ

・白、薄いピンク、水色、クリーム色などが良い
・胸元が強調されないもの

★コート

・冬場のコートはスーツに合うものを選択
・派手な色のコートは控える
(スーツにはトレンチコートがおすすめ)

・スーツに合うシンプルな色味
(柄の無いシンプルなものを選択)
・ローヒールのパンプスが良い
・高いヒールは避ける(ヒールの無い靴も避ける)
・黒を基調にしたシンプルなもの
・A4サイズのファイルが入るものが好ましい
(鞄の中の荷物が多すぎないように注意する)
髪型 ・色は黒、又はナチュラルブラウン
・長い場合は束ねる
・短い場合はピン止めする
化粧 ・基本ナチュラルメイク
・派手なメイクはしない
・ノーメイクもNG
・手入れは必要
・マニュキュアは落しておく
アクセサリー ・付けない方が無難
・つけるならシンプルで目立たないもの
体臭 ・対策をしておく(タバコなど)
・きつい香水は使わない

鞄や靴、冬の場合コートなどが見落としがちな項目です。派手なものは目立ちますので注意しましょう。

さらに詳しくは以下を確認しましょう。

看護師転職面接時の服装(女性編)

病院見学時のチェック場所

病院見学の場合は、担当スタッフの誘導で見学を行うようにしましょう。

主にチェックする場所は「ナースステーション」「病院内の設備」「働く看護師・スタッフ」を重点的に確認するようにしましょう。

ナースステーション

清潔感
★整理整頓ができているか確認する

・できていない場合は忙しい可能性がある
・問題なければ看護師のミスも少なく作業効率も良い・上司(師長)が気遣っている可能性が高い

看護師の人数
★在籍中の看護師の人数の確認する

・すぐに対応できる体制が取れているか確認する
・患者管理体制の確認をする
(誰もいないと盗難の危険がある)
(誰もいないと忙しい可能性も高い)

電子カルテ
★電子カルテやオーダリングシステムを確認する

・電子カルテと紙カルテの併用している場合もあるため確認
・電子カルテでもパソコンの台数が少ない場合は注意

看護記録の確認
★看護記録方式を確認する

・SOAP、フォーカスチャーティング等

ナースステーションの整理整頓を確認する一番の理由は、同じ職場で働く看護師たちの指示系統が円滑に回っているか確認するためです。

また、清潔感がしっかりと保てないナースステーションの病院は、看護師に取って良い環境とは言えませんので注意が必要です。

自分が病院で働くイメージを持ってみることがポイントです。

病院内の設備

トイレ
★障害者トイレやリネン庫の確認する

・清潔度合いをチェックする

物品の配置
★物品の配置などを確認する

・働くイメージがつきやすい

院内保育
★託児所の様子を確認する

・子供がおり、院内の託児所を使う方は必ず確認する

その他
★その他細かな設備を確認する

・看護師として利用する設備を確認する
・設備は見学時に取り繕うことが難しいので必ずチェックする

障害者トイレは一番汚れやすいので、綺麗に保たれているかどうかで、その病院の清潔度合いが分かります。

また、良くある失敗としては、「院内保育の福利厚生がある病院を選んだのに、保育士などの対応が悪く、結局利用せずに探すことになった」という看護師の方も多いです。

そのため、利用する可能性がある設備は説明をしっかりと聞きましょう。

働く看護師・スタッフ

看護師対応
★看護師の立ち振る舞いを確認する

・目を合わせてくれるかどうか
・看護師に笑顔があるかどうか
・イキイキと働いているかどうか
・挨拶を行ってくれるかどうか

スタッフ
★受付などのスタッフを確認する

・コミュニケーションを見て人間関係を観察する
・挨拶を行ってくれるかどうか

年齢
★看護師の年齢を確認

・若い看護師が多くないか
・年配看護師が多くないか
・中堅クラスの看護師が少なくないか

働く看護師の表情を確認・観察することで、「自分も、こんなふうに働けたら良いな」と、思えるような病院を選ぶと良いでしょう。

また、基本的な挨拶がない場合や、看護師の年齢に偏りがある場合は、何らかの事情を抱えている可能性もあるため、しっかりと観察しましょう。

病院見学の質問例

看護師が病院見学を行う場合、見るポイントなども大事ですが、見学しながら質問することも重要です。

おすすめの質問内容としては「患者」「働いている看護師」「病院の体制」が分かるように質問しましょう。

1
★「1日の来院する患者様の数はどれぐらいですか?」

・看護師の仕事量が把握できます
・案内スタッフが把握しているか確認できます

2
★「働かれている看護師の方の平均年齢はどれぐらいでしょうか?」

・人間関係のバランスが分かる
・同世代や同じ境遇の看護師がいるかが分かる

3
★「新人看護師の方は毎年どれぐらい入職されますか?」

・教育に力を入れているか分かる
・働く看護師の人数からおおよその離職率が分かる

4
★「小さなお子さんがいる看護師さんはどれぐらいいますか?」

・働く看護師への配慮が分かる
・福利厚生の充実度が分かる

5
★「残業も問題ありませんが、月平均の残業時間はどれぐらいでしょうか?」

・仕事のハードさが分かる
・仕事が円滑かどうか分かる

6
★「勉強会や研修の頻度はどれぐらいでしょうか?」

・どれだけプライベートが割かれるか分かる
・参加が必須かどうか分かる

入職して、自分自身が働いていけるかどうかに関して、大事な質問になります。気づいたことはなるべく丁寧に質問しましょう。

お礼のメール例文(お礼状)

病院見学が終わったらお礼のメールを送りましょう。自分のために時間を作ってもらった感謝の気持ちをこめて作成するようにしましょう。

以下でお礼のメールの例文を記載していますので、参考にしてみてください。

件名:【御礼】病院見学の御礼(神田かん子)医療法人〇〇病院
〇〇課
(役職名)(名前)様

お世話になります。
病院見学をさせていただいた、神田かん子と申します。

本日はお忙しい中、病院を見学させていただく機会を誠にありがとうございました。

見学をさせていただいたことで、貴院への入職意欲がますます高まりました。

(または)見学させていただいたことで、貴院の状況や看護への姿勢を確認することが出来ました。

末筆ながら、見学のお礼を申し上げますとともに、貴院のご発展と皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

————————————–
神田かん子
TEL:090-0000-0000
Mail:●●●@gmaile.com
————————————–

ポイント解説

病院の見学を終えたら(その日の内に)お礼状を送ると印象が良くなります

また、たとえ入職を希望しない場合でも、礼儀がある看護師として見られるため可能であれば行いましょう。

ポイントは以下の通りです。

宛名 病院見学で案内を行った担当者
(複数人いる場合は、「CC」や代表者に送る)
送る書式 メールで送る
(書面でも良いが基本メール)
送る日時 見学終了後、その日の内に
(遅くても翌日)
内容 ・御礼をする
・補足のコメントを添える
・〆の言葉を入れる
・最後にもう一度御礼をする
・署名を付ける

見学のお礼メールが翌日以降になる場合は、少し遅くなってしまうので送らなくても問題ありません。

まとめ

病院見学は看護師の特権ですので、活用しない手はないです。実際に働いている看護師の雰囲気や職場の様子を事前に確認することができますし、自分がその職場で働いていけそうかイメージできるため、ミスマッチを防ぐことができます。

自分で病院見学のアポイントを取るのはハードルが高いですが、看護師転職サイトを活用し、担当者に見学のアポイントを設定してもらうと、比較的簡単に病院見学ができます。病院見学を行ったけど、入職を断りたいという時にも、担当者に気兼ねなくお願いできます。

病院見学を行う際の注意点を事前に確認し、病院見学の機会を最大限活かしていきましょう。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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