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看護師の体験談

病院で働く看護師の平均残業時間や残業代は?残業が少ない診療科とは

公開日:2026年5月25日
病院で働く看護師の平均残業時間や残業代は?残業が少ない診療科とは

2024年3月に日本看護協会が発表した「2023年 病院看護実態調査報告書」によると、病院で働く看護師の月平均残業時間は5.2時間です。

このデータを見て、看護師の皆さんは残業時間が多いと感じるでしょうか、それとも意外と少ないと思うでしょうか?私は、看護師の残業時間の平均が非常に少ないと感じました。

一方で、残業手当がしっかりと支払われている病院もあれば、勤務終了時間後に看護記録を作成し、特に残業代を請求せずに帰宅させられる病院も存在するでしょう。

以下では、病院で働く看護師の平均残業時間や残業手当の金額、残業が多い職場の特徴、さらには残業が少ない職場や施設、部署、診療科について、私の経験に基づいて詳しく説明していきます。

執筆・監修看護師
川上 看護師
川上 看護師

神奈川県の急性期病院(肝臓内科、神経内科、整形外科)で5年、その後地方の急性期病院で11年(小児科、小児外科、新生児科、皮膚科、呼吸器内科)勤務し、看護学校で2年看護教員をしました。母の介護を境にクリニックに勤務するようになり、現在はパート看護師として働いています。

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執筆・監修看護師
こまき 看護師
こまき 看護師
  • エリア:神奈川県在住
  • 保有資格:看護師
  • 施設経験:大学病院、国立病院、訪問入浴サービス
  • 専門分野:小児内科・外科、整形外科、脳外科、耳鼻科、形成外科

都内大学病院にて特別病棟(全科)と小児科病棟で7年間勤務。結婚を機に約10ヶ月休職し、その間スポット看護師アルバイトを経験。その後、横浜市内の国立病院へ再就職。外科病棟で働いていました。第一子の産後育休から復帰し、外来へ復職。第二子出産とともに市外への転居も決まり退職。現在2人の子育てをしており休職中。子どもが就学したら復職したいと、今からウズウズしています。看護師の仕事が大好きなので魅力をお伝えし、困った時のアドバイスなど、私の経験を率直にお伝えできればと思います。

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看護師の平均残業時間(超過勤務時間)と残業手当(時間外手当)

看護師の平均残業時間(超過勤務時間)と残業手当(時間外手当)

以下では、看護師の平均残業時間(超過勤務時間)および残業手当(時間外手当)の計算方法と金額について詳しく説明します。

看護師の平均残業時間(超過勤務時間)

以下は、2024年3月に発表した、日本看護協会の「2023年 病院看護実態調査報告書」の中の「正規雇用看護職員(看護師)の月平均超過勤務時間」を表にしたものです。

0時間 174件(4.7%)
0時間超~1時間未満 399件(10.8%)
1~4時間未満 1,125件(30.4%)
4~7時間未満 867件(23.4%)
7~10時間未満 491件(13.3%)
10~15時間未満 414件(11.2%)
15~20時間未満 103件(2.8%)
20時間以上 31件(0.8%)
無回答・不明 95件(2.6%)

※出典:日本看護協会調査研究報告シリーズ(2023年 病院看護実態調査報告書)
※各病院の回答(平均超過勤務時間)を合計し、回答病院数で除した参考値(n=3,604件)

正規雇用看護職員(看護師)の月平均超過勤務時間は、5.2時間となり、残業時間1~4時間未満が最も多く、全体の30.4%でした。

このデータからは、多くの正規雇用看護職員(看護師)が毎月一定の残業をしていることが伺えます。

さらに、「10時間以上」の残業を行っている看護師も全体の約15%に上り、これは看護業務の負担の大きさを物語っているでしょう。

看護師の中間管理職における残業手当(時間外手当)

以下は、労働基準法上の「管理監督者」に該当しない看護師の中間管理職(主任、副看護師長、看護師長相当職)に対する時間外・休日勤務の割増賃金の支給状況です。

時間外・休日勤務の時間数に応じて支給している 2,336件(63.2%)
実際の時間数にかかわらず定額の時間外手当を支給している 125件(3.4%)
実際の時間数にかかわらず定額の役職手当に含めて支給している 1,057件(28.6%)
該当者がいない 123件(3.3%)
無回答・不明 58件(1.6%)

※出典:日本看護協会調査研究報告シリーズ(2023年 病院看護実態調査報告書)
回答病院数=3699件

時間外・休日勤務の時間数に応じて割増賃金を支給している病院は全体の63.2%を占めています。これは労働基準法に基づいた公正な方法であり、看護師が働いた時間に対して適切に残業手当が支払われています。

一方で、実際の時間数にかかわらず定額で時間外手当を支給しているのは3.4%、役職手当に時間外労働の補償を含めているのが28.6%となっており、実際の労働時間が金額より多い場合には不公平感が生じる可能性があるでしょう。

看護師の残業手当(時間外手当)について

看護師が働く職場、特に病院では変形労働時間制(シフト制などの変則労働時間)を採用していることが多いです。

このため、1日8時間を超えた場合に自動的に残業手当が支給されるわけではありません。

(例えば、デイサービスや保育園で働く看護師は、1日8時間を超えた分に対して残業手当を受け取ることが可能です。)

変形労働時間制では、対象期間が個別に定められており、この期間内での労働は、1日平均8時間および1週間平均40時間を超えないように設定されます。この期間は、1ヶ月以上1年以内に限定されています。(出典:1年単位の変形労働時間制導入の手引(厚生労働省)

その結果、シフト制で勤務する看護師の場合、休憩時間を除いた1週間の労働時間が40時間を超えた時点で、残業手当(時間外手当)が発生します。

看護師の残業手当額(時間外手当額)を確認するためには、看護師としての正職員の時給を把握する必要があります。

正社員の看護師時給の計算方法については以下で説明しています。

正職員の看護師の時給計算方法

正職員の看護師の時給は、以下の計算式を使用して求めることができます。

  1. 基本給から除外する手当の金額を引きます
  2. 残った金額に12ヶ月を掛けます
  3. 得られた年間総額を1年間の所定労働日数で割ります
  4. その結果を1日の所定労働時間(通常は8時間)で割ります

例えば、基本給が25万円で、その中に含まれる手当が5万円の看護師がいたとします。また、年間の所定労働日数が245日だとします。この場合の計算は以下のようになります。

  1. 25万円から5万円を引くと20万円です
  2. 20万円に12ヶ月を掛けると、年間で240万円です
  3. 240万円を245日で割ると、日給は約9,796円です
  4. 9,796円を8時間で割ると、時給は約1,224円です(四捨五入しています)

この計算方法を使って、自分の時給を算出してみてください。

看護師の残業手当の計算方法

残業手当(時間外手当)は、「労働基準法(e-Gov法令検索)」に基づいて定められており、通常の時給に対して以下の割増率が適用されます。

(正職員の時給の計算については上記の方法を参照してください。)

時間外
(法定労働時間・1日8時間/週40時間を超えた場合)
割増率25%以上
時間外労働時間が限度時間を超えた場合
(1ヶ月45時間、1年360時間超)
割増率25%以上(※1)
時間外労働時間が1ヶ月60時間超 割増率50%以上(※2)
休日(休日手当)
※法定休日(週1日)に勤務させた場合
割増率35%以上
深夜(夜勤手当等)
22時から5時までの間に勤務させた場合
割増率25%以上

※1:25%を超える率とするように努めることが必要とされています。
※2:中小企業については2023年4月1日から適用となっています。
出典:しっかりマスター労働基準法(割増賃金編)/東京労働局

例えば、看護師の時給が1,200円の場合、22時から5時までの6時間(休憩1時間を除く)で勤務した場合の計算は、「1,200円 × 1.25(割増率) × 5時間」となり、9,000円になります。

もし時給1,200円の看護師が、1回の夜勤で5,000円の夜勤手当を受け取っていた場合は、割増賃金(プラス1,800円)よりも多く受け取っていることになります。

※割増賃金の計算式:「(1,200円 × 1.25 – 1,200円) × 5時間 = 1,500円」

このように看護師は、自身の残業手当の金額を計算してみると良いでしょう。

残業が多い看護師の職場の特徴(体験談)

残業が多い看護師の職場の特徴(体験談)

残業が多い看護師の職場にはいくつかの特徴があります。私の経験や体験談を含めて、看護師の残業が多くなりがちな職場の特徴をご紹介します。

働く看護師の人数が少ない(人手不足)

病院や施設など、看護師が働く職場で人手不足が発生すると、看護師の残業が増える傾向にあります。

勤務地や病棟によっても異なりますが、看護師の数が少ないからといって、患者数やベッド数が減少するわけではありません。このため、限られた看護師の手で多くの業務をこなす必要があり、結果として長時間労働が常態化し、残業が増加します。

さらに、看護師が産休や育児休暇、介護休暇、傷病休暇などで長期間休む場合、病棟の看護師補充が行われないことが多く、一人当たりの仕事量はさらに増加します。

そして、看護師の人手不足は看護ケアの質の低下を招き、患者からの苦情が増えるなど、働く看護師に過度な負担をもたらすことが予想されます。これは看護師の心身の健康を害する可能性があり、離職率の増加にもつながりかねません。

適切な人員配置と効率的な勤務シフトの管理は、看護師の残業を軽減するためにとても重要です。

看護師の体験事例

私が勤務していた病院は看護体制が7対1でした。7対1の場合、40床の病棟で日勤時に5~6人の看護師が配置され、看護師一人当たり7~8人の患者を受け持つことになります。
この場合でも、患者の急変、緊急入院、緊急手術などの突発的な事態が発生すると、残業は避けられず、しばしば2~3時間以上に及ぶことがありました。
そのため、看護師が働く人数が少なければ少ないほど、残業する時間は多くなると感じます。

患者の入院率と重症度が高い

看護師が多くの残業を強いられる職場の特徴の一つに、患者の入院率と重症度の高さが挙げられます。

勤務先の施設や病院の規模によって差はありますが、特定の疾患を専門とする医療施設では、通常、入院率が高くなります。入院率が高いと、それに伴い一人の看護師が担当する患者数も増加し、結果的に残業時間の増加につながります。

また、重症度の高い患者のケアには、高度な専門知識と細心の注意が必要です。特に、集中治療室(ICU)や緊急医療センターなどでの勤務では、看護師は一人一人の患者に多くの時間を割く必要があり、予定された勤務時間を超えて対応することが一般的です。

さらに、重症度の高い担当患者が急変した場合は、残業を余儀なくされるでしょう。

看護スタッフの早く帰ろうという意識が低い

看護師が働く職場によっては、スタッフの労働意識が直接的に業務の効率性や残業時間に影響を与えることがあります。

特に、「早く帰ろうという意識が低い」状況は、多くの医療施設で見られる問題であり、看護師の残業時間の増加と直結しています。

そして、勤務する病院全体に「時間内に帰ろう」という意識が低い職場文化が根付くと、全体の労働効率が低下し、結果的には職場全体の士気にも影響を及ぼすこともあるでしょう。

看護師の体験事例

私は看護師として様々な病院に勤務しましたが、仕事を時間内に終わらせようという意識の低い看護師が多い職場は、残業が多い傾向にあります。
中にはわざとゆっくり仕事をして、残業代を稼ごうという看護師もいました。
そのため、残業したくないと考える看護師の方は、職場のスタッフを見極める必要があります。

勉強会、研修が多い

勤務する病院の規模が大きければ大きいほど、看護師としての勉強会や研修が増える傾向にあります。

勉強会や研修は、看護師としての専門性を向上させ、患者ケアの質を維持するために不可欠ですが、これが原因で残業が増える場合があります。

研修や勉強会は通常、勤務時間外に計画されることが多く、参加する看護師は長時間労働を余儀なくされます。

これにより、看護師の勤務スケジュールには大きな負担がかかり、事実上の労働時間が延長される形となります。

看護師の体験事例

私が勤務した病院の中には、通常の仕事を終えても、その後勉強会や研修、委員会の話し合いなどを行っていることは、多くありました。
また、勉強会や研修、委員会に参加した時間は残業にならない病院が多かったです。
そのため、看護師としての残業時間は増加する者の、残業手当が貰えなかったため、賃金が上がることはありませんでした。

看護記録の作成が後回しになる

看護記録の作成が後回しになることは、看護師の職場での残業時間増加に大きな要因となります。

皆さんも経験があるかと思いますが、看護記録が後回しにされる主な理由には、日々の忙しさや急患対応、その他の予期せぬ看護業務が挙げられます。その結果、看護師は緊急の業務や連続する患者ケアに追われる中で、記録の更新を後回しにすることが多くなります。

このような状況が続くと、シフトの終わりや勤務時間外に看護師が看護記録をまとめる必要が生じ、通常業務時間内に完了すべき作業が残業として積み重なる主な原因の一つとなってしまいます。

看護師の体験事例

私が勤務していた病院も、患者の治療、処置、検査、ケアを優先させるため、看護記録が後回しになることが多く、勤務終了してから作成することもよくありました。
特に看護計画の立案や看護サマリーなどは時間外で作成することがほとんどでした。
看護記録に関しては残業代を請求できない病院が多く、私も総合病院、公立病院で働いていたときは、看護記録に関しての残業で残業代を請求したことはほとんどありませんでした。

病院・看護部や管理者の考え方の方向性

病院・看護部や管理者の考え方が看護師の残業増加につながることがあります

管理者が効率や成果を強く求める場合、現場の看護師たちに対して過度の業務量が課されることが一般的です。特に、管理者が実際の現場の状況を理解せず、非現実的な期待を持っていると、看護師は与えられた業務を期限内に完了させるために、通常の勤務時間を超えて作業を行わなければならなくなるでしょう。

また、看護部や管理者が現場の声を聞くことなく一方的に決定を下すことは、不適切なシフト割りや不適切な人員配置につながることがあります。

このように、看護部や管理者の考え方の方向性によって、看護師の残業増加の一因となる場合があります。

看護師の体験事例

私は公立病院や総合病院に数多く勤務しましたが、残業の多い病院と少ない病院を比較した場合、管理者の考え方の違いが大きな要因だと感じています。
例えば、看護師のワークライフバランスに注力している管理者は、正規職員が早く帰れるように時短パートを多く雇用しています。
看護師として残業が少ない病院への転職を希望する場合、病院や看護部がどのような点に力を入れているか、そして看護師の待遇がどのようになっているかを詳しく把握することが重要だと思います。

看護師の残業が多い職場・施設や部署・診療科

看護師の残業が多い職場・施設や部署・診療科

私の経験を基に、看護師の残業が多い職場や部署・診療科を理由と共に以下で説明していきます。

看護師の残業が多い職場・施設

以下の内容は、私の経験に基づくものであり、一般的な職場・施設の状況を伝えています。該当するすべての職場・施設で、看護師の残業が多いわけではありません。

大学病院 大学病院は診療科が多く、勉強会やレポート提出などの学習面での拘束時間が長いため、看護師の残業が多い傾向にあります。
総合病院 診療科が多く、地域の拠点病院として機能している総合病院では、重症患者の搬送が多く、緊急入院、緊急オペレーション、急変が頻発するため、必然的に看護師の残業が多くなる傾向にあります。

大学病院や総合病院など、診療科が多く、教育的要求や重症患者の対応が必要な施設では、看護師は通常業務以外にも多くの時間を勉強会や緊急対応に割く必要があります。これは看護師にとって、日々の業務負担が増大することを意味し、結果として残業が増える一因となるでしょう。

看護師の残業が多い部署・診療科

以下の内容は、私の経験に基づくものであり、一般的な部署・診療科の状況を伝えています。該当するすべての部署・診療科で、看護師の残業が多いわけではありません。

一般病棟 一般病棟では病床数がそれなりに多く、看護師の受け持ち患者数が多いです。
救急車の搬入が多かったり、入退院の回転が速かったりするため、残業が増えがちです。日常は看護記録・情報収集・患者対応で忙しく、経験年数の浅い看護師も多いため、新人教育により残業が増える傾向にあります。
循環器科病棟 循環器科病棟は、心臓や血管が直接患者の命に関わるため、重症患者のケアや急変が多いことが特徴です。
そのため、看護師として定時に帰ることは難しい場合が多いでしょう。
脳神経外科病棟 脳神経外科病棟は、脳梗塞や脳出血の救急搬送、緊急手術が多く、手術時間も長いことが特徴です。
患者の手術後は、容体の急変もあり得るため、看護師として定時で帰るのは難しいでしょう。
産婦人科病棟 産婦人科病棟は、分娩は予定帝王切開でない限り、始まる時間やかかる時間が不確定です。
さらに、出産時のトラブルがあると、働くスタッフも長時間の勤務拘束が発生します。そのため、看護師として残業が増える傾向にあります。
集中治療室
(ICU系)
集中治療室(ICU)は、生命の危機状態にある重症患者が多く、観察や高度な医療ケアの必要性が高いため、急変が日常的に発生します。これにより、急な出来事への対応や記録作業で看護師の残務が増える傾向にあり、結果残業が多くなります。
手術室(オペ室) 手術室(オペ室)で働く看護師は、難しい手術の場合、手術時間が長引くことが多く、それに伴い残業が発生しやすくなります。
外来 一日に500人以上の患者が来院する病院の外来は忙しく、働く看護師は残業が多くなりがちです。
さらに、来院した日の患者数や重症度により、残業が発生することもあります。外来では記録が病棟ほど多くないものの、緊急入院が必要な患者の申し送りや患者・家族対応、電話での相談対応などが時間を要し、残業を増やす原因となっています。

部署・診療科で看護師の残業が増える理由を説明しましたが、看護師が転職や部署異動を検討する場合には、自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて選択してみてください。

看護師の残業が少ない診療科・部署・職場・施設

看護師の残業が少ない診療科・部署・職場・施設

看護師が働く職場や施設、部署や診療科の中で残業が比較的少ない場所を、私たちの経験に基づいて以下でご紹介します。

残業が少ない職場を探している看護師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

回復期リハビリテーション病院/回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病院や回復期リハビリテーション病棟に勤務する看護師は、比較的残業が少ない職場が多いです。

これは、回復期リハビリテーション病院・病棟に入院している患者が、急性期を越えて安定した状態でリハビリテーションを行うことが主目的であるため、看護師が直面する患者の急変が非常に少ないからです。

その結果、看護師の業務は計画的かつルーチンであり、残業が発生しにくい環境が整っています。

看護師の体験事例

私も回復期リハビリテーション病棟で看護師として勤務した経験がありますが、在宅復帰を目指してリハビリテーションを中心に行うため、患者の急変はほとんどありませんでした。
そのため、看護師として残業が少なく、安定した仕事をすることができました。
また、職場によっては看護師の業務がルーチン化しやすく、好き嫌いが分かれる職場だと感じます。

療養型病院/慢性期病棟

療養型病院や慢性期病棟に入院している患者は、一般的に長期間にわたり安定した医療を必要としており、急性期の病棟と比べて急激な病状の変化が少なく、計画的な看護ケアが可能です。

そのため、療養型病院や慢性期病棟で勤務している看護師は、日々の業務を比較的予定通りに進行させやすく、突発的な事態に対応するための残業が少なくなります。

また、特に慢性期病棟では、患者の自立を促進するケアが重視されるため、看護師による直接的な介護介入が減少し、業務負担が軽減されるでしょう。

看護師の体験事例

私は療養型病院で看護師として勤務していましたが、現場では寝たきりの患者がほとんどで、重労働は少なかったです。
また、患者の急変も少ないため、ほとんど残業せずに帰宅していました。
しかし、患者が人工呼吸器を使用している場合は、人工呼吸器の管理やモニタリングが必要となるため、業務は忙しい印象でした。

精神科病院/精神科病棟

精神科病院や精神科病棟に入院している患者は、長期療養が多く、命に関わるような急変が少ないことが特徴です。

さらに、治療が投薬中心であり、看護師が採血や点滴などの医療技術を頻繁に行うことも、ほぼありません。

その結果、精神科病院や精神科病棟で勤務する看護師は、落ち着いた雰囲気の中で患者の日常生活の援助を行い、残業が少ない傾向にあります。

ただし、精神科病院(精神科専門病院)の場合、急性期病棟、慢性期病棟、クリニック、訪問看護、デイケアなど、部署や診療科が分かれていることが多いです。特に精神科急性期病棟で看護師として勤務する場合、患者の行動や状態が予測しにくく、急な行動変化や危機管理に迅速に対応する必要があるため、残業が多くなることもあり、注意が必要です。

看護師の体験事例

私は精神科病棟で看護師として勤務した経験がありますが、入院している患者の長期入院が多く、情報収集もしやすいため、急変や医療的処置が少ないのが特徴です。
そのため、病棟は落ち着いた雰囲気で、モニターの音なども聞こえてきません。
さらに私が勤務していた精神科病棟では、多くの患者が清潔ケアを自立して行っていたため、勤務時間内に記録を完了でき、ほぼ定時で退勤できていました。

皮膚科(病棟・外来)

皮膚科(病棟・外来)で働く看護師は、どの職場でも比較的残業が少ない傾向にあります。

その理由は、皮膚科の患者の状態が一般的に急性期の病状に比べて安定しており、患者の管理が比較的容易であること、また治療や介入が計画的に行われるためです。

さらに、皮膚科の治療は多くが外来ベースで行われるため、入院が必要な患者は比較的少ないです。

看護師の体験事例

私は皮膚科外来で看護師として勤務していましたが、来院する患者は多かったものの、重篤な患者はめったにおらず、終了時間間際の来院がない限り、残業はほぼありませんでした。
また、皮膚科外来は予約制を導入している病院も多く、その場合はほとんど残業が発生しないでしょう。

救急科・救急外来(ER)

救急科・救急外来(ER)で働く看護師は非常に多忙ですが、残業は少ない職場が多い傾向にあります。

その主な理由は、救急科・救急外来(ER)に来院・搬送される患者は緊急性が高いため、効率的な業務の流れと厳格なシフト管理が徹底されています。

救急科・救急外来(ER)での勤務経験がある看護師は、どの部署や診療科にも貴重です。

しかし、その反面、忙しい業務と張り詰めた環境の中での仕事は精神的な負担が大きいことがあります。また、勤務する職場によっては人手不足が原因で看護師の残業が多くなる場合もあるため、転職時には慎重な検討が必要でしょう。

透析室・透析内科(透析センター)

透析室・透析内科(透析センター)に来院する患者は、定期的かつ予定された透析治療を受けるため、働く看護師は日々の業務を事前に計画しやすく、急な残業が発生しにくい環境が整っています

さらに、透析治療を受ける患者は一般的に治療に対する反応が安定しており、急性期の介入が必要な状況が比較的少ないことも特徴です。

そのため、勤務パターンは予測可能で、看護師の業務に滞りが少なく、残業が少なくなる傾向にあります。

看護師の体験事例

私は透析室で看護師として勤務していましたが、患者への透析が決まった時間に終了するため、残業はほとんどありませんでした。
そのため、同僚の看護師たちはプライベートが充実しており、皆楽しそうに働いていました。

検診・健診センター

検診センター・健診センターでは、予定されている検診・健診のため、患者の来訪も事前に予約されています。

さらに健診の場合、患者は基本的に健康であり、看護師の血圧測定、採血などの業務はルーチン化されており、比較的簡単かつ反復的な作業が多いことが特徴です。

そのため、働く看護師は、急な残業が発生しにくい環境にあり、残業することは少ないでしょう。

看護師の体験事例

私が勤務していた健診センターは土日祝日が休みでした。患者は予約をして来院するため、仕事は安定して行うことができました。ただし、健診センターでは定期的に健診車を使用しての健診を行っており、健診車での勤務時は、就業時間内に仕事が終わらないこともありました。
しかし、基本的には定時以降に健診が行われることはほとんどなく、看護師として残業することは非常に少ないです。

保育園

保育園で働く看護師の業務は、園児や保育士たちの健康管理や怪我の応急処置、衛生管理などがメインになります。

そして、保育園は通常、園児たちの保育時間に合わせて運営されるため、開園時間と閉園時間がはっきりしており、それに従って看護師の勤務時間も設定されています。

そのため、看護師の勤務時間が延長することが少なく、定時で業務が終了することが多く残業は少ないです。

看護師の体験事例

私はパート看護師として保育園に勤務しており、主な仕事は園児の体調管理でした。
体調管理と言っても、保育園では登園基準(体温37.5度以下、嘔吐や腹痛など体調がすぐれないときは登園を控える)を満たしている子が通園しているため仕事は少なく、保育士と共に保育に参加することも多くありました。
通常は何も問題がなければ時間通りに退勤できましたが、園児が突発的に怪我をしたり体調不良になったりした場合、保護者に説明が必要なときは時々残業することもありました。

デイサービス

デイサービスの施設で働く看護師は、主に日中に行われる利用者の定型的な看護ケアや観察等の健康管理がメインです。

さらに、施設の開閉時間が決まっている場合が多く、利用者が帰宅する夕方までには大部分の業務が終了するため、看護師は定時で帰宅できます。

ただし、デイサービスを提供している施設では、看護師の正職員の雇用が非常に少なく、派遣やパートとして働いている看護師がほとんどです。

看護師の体験事例

私が勤務していたデイサービスでは、看護師は基本的に定時出勤・定時退勤でした。
看護師の主な仕事は通所している利用者の健康管理であり、利用者の状態がほとんど落ち着いていたため、時間外勤務はありませんでした。

残業がない職場求人探しは看護師転職サイトがおすすめ

残業がない職場求人探しは看護師転職サイトがおすすめ

看護師が「現在の職場で残業したくない」と感じた場合、個人が取れる対策は限られます。

私も上司に相談してみたり、周囲に呼び掛けてみたり、定時に帰ろうと努力しましたが、組織が大きければ大きいほど、看護師個人で改善することは難しいです。

そのため、看護師として残業が少ない職場への転職を検討することをおすすめします。

ただし、転職を考える際には、現在の職場との雇用条件を慎重に比較することが重要で、在職中に転職活動を進めることが推奨されますが、これは残業が多い看護師にとっては困難な場合もあります。

このような状況で役立つのが、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)です。

看護師転職サイトでは、残業がない、残業が少なめなどの看護師の希望条件に合った求人選定から、面接や見学のアポイントまで、転職活動の全過程を無料でサポートしてくれます。

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対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・東証プライム上場企業
・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート
・職場のリアルな情報を共有することも可能
・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1
・LINE対応

ナース専科 転職は、その丁寧で親切な対応と、的確な転職アドバイスで、利用する看護師から非常に高い人気を誇る転職サイトです。

さらに掲載されている看護師求人の約40%が非公開求人であり、これらはインターネット上では見ることができず、専任の担当者を通じてのみ紹介されます。

採用側とのコミュニケーションも非常にスムーズに進むため、残業が少ない病院(病棟)や残業がない病院(病棟)探しが行いやすいでしょう。

残業なし・残業が少ない病院勤務を希望する看護師の方は、レバウェル看護と併せて活用しておきましょう。

公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/

まとめ

病院で働く看護師の平均残業時間や残業代について、そして残業が多い職場の特徴や職場・部署・診療科、さらに残業が少ない職場・部署・診療科を説明してきました。

看護師の実態から見えるこれらの情報は、看護師としての勤務先や経験年数、個々の能力によって、残業が避けられない場面もあると私は感じています。

しかし、残業手当が適切に支払われず、残業が当たり前とされる職場環境では、責任者や上司に対して自信を持って意見を述べることが重要です。

看護師として残業が多いと、プライベートの時間が確保できず、仕事への不満が蓄積してしまうこともあります。

不満が積もることは、看護師としてのパフォーマンスだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。

看護師として働き続ける方々には、自分自身が納得できる職場を見つけることをお勧めします。

この記事が、納得できる職場を探す際の参考になれば幸いです。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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