看護師の病院・クリニックの口コミ「はたらきナース」
診療科・部署別の看護師転職

採血室で働く看護師の仕事内容と体験談

公開日:2026年5月26日
採血室で働く看護師の仕事内容と体験談

採血室の仕事は地味に思われるかもしれませんが、実は看護師の中でもかなり人気がある職場です。

私は、入職後より病棟に4年間勤務しましたが、派遣看護師の経験を経て、現在は外来の採血室(貯血室)に正職員として勤務しています。

通院可能である患者を対象とする採血室で看護師として働くようになりました。病棟で働いていた頃と比べると、看護師としての役割に大きな差を感じています。

私の経験を元に、採血室で働く看護師の仕事内容や、働いて感じたメリット・デメリットをお伝えしていきます。

執筆・監修看護師
小林 看護師
小林 看護師
  • エリア:神奈川県在住
  • 保有資格:看護師
  • 施設経験:総合病院
  • 専門分野:ICU/CCU(集中治療室)、外来、採血室

病院勤務・派遣看護師にてICU/CCU(集中治療室)外来、採血室等の職場を経験。現在は、総合病院の外来看護師(採血室・貯血室勤務)として活動中。転職のサポートに繋がるよう自身の経験を赤裸々に発信していきたいと思います。

著作・監修記事一覧

採血室で働く看護師の仕事内容

採血室で働く看護師の仕事内容

採血室で働く看護師は、外来に通院している患者に、医師の指示のある検査項目に沿って採血を行い、医師の診察の準備をします。

通常の採血とは違い検査内容によって、

  • 血液が固まらないようにしなければならないもの
  • 血液を固めて検査を行うもの

などがあり、何種類も採血管があります

何種類も採血管

私が勤務している採血室には、看護師は数名しか配属されておらず、他に臨床検査技師が配属され、採血を施行します。

患者への採血の実施

患者への採血の実施

採血室に勤務する看護師は、勤務中、ひたすら採血のみを行います。

私が勤務している病院では、一日100人程の採血を行うため、細い血管の患者や手背から採血を行う場合等、難しい採血を行うことが多々ありました。

一日100人程の採血を行うため、採血技術は確実に向上する職場です。

看護師の体験談

看護師の体験事例

採血という行為に対して、恐怖や苦手意識をもっている患者が多い印象です。
そのような患者に限り、血管が細い場合や、脱水気味などで血液が取れないことが多くあります。
刺し直しになると、「どうして取れない」「痛いなぁ」などと口調荒く言われることもあり、対応によってはクレームに発展します。

患者の体調管理

患者の体調管理

なんらかの病を抱えて病院へ診察に来ている患者のため、採血中、採血後に体調不良を訴えることは多々あります。

また、採血に対する恐怖心がある患者や採決にトラウマがある患者、小学生などの幼い子供は、精神的な苦痛やストレスから体調が悪くなることもあります。

その際に、コミュニケーションを取りながら気を紛らわせ、体調を確認することも看護師の仕事です。

補足説明

抗がん剤の副作用で目眩を起こされる患者や、吐き気を催される患者さんもいます。

その際にも、いつからどのような症状が続いているのか等の情報収集を行い、採血での状態を外来の看護師へ情報伝え、スムーズに医師の診察が受診できるようにサポートすることも、看護師として患者の体調管理をする上で重要な仕事です。

緊急時の対応

緊急時の対応

採血時の過度な緊張や痛みにより、副交感神経が優位となり、血圧の低下、冷汗、吐気、失神などの症状が起こること(迷走神経反射)があります。

このような場合の緊急時の対応は看護師の仕事となります。

しかし、採血による失神や、血圧低下などの症状の全てがこの迷走神経反射であるとは限りません。

看護師は、血圧や酸素飽和度、患者の状態をアセスメントし、緊急を要するかどうか判断する必要があります。

そのため、常に危機的状況と隣り合わせにあることを念頭において、患者に向き合う必要があります。

採血室で働いて感じたメリット・デメリット

採血室で働いて感じたメリット・デメリット

私が採血室に勤務し、働いて感じたメリット・デメリットを体験からお伝えします。

採血室に転職やパートで勤務してみようと思う方は是非確認してください。

働きやすい環境

働きやすい環境

私は採血室の正職員看護師として勤務していますが、外来患者が対象です。そのため、夜勤や残業がありませんでした

そのため、夜間しっかりと休息を取ることができますし、病棟勤務に比べ、健康的に過ごすことができます。

仕事と家庭を両立しやすい職場なので、子育て中の方にとって最適な環境です。

即戦力が求められる職場

即戦力が求められる職場

採血室は、かなりの人数、患者の採血を1日で行います。

また、派遣やパート看護師として働いている人も多いことから、勤務先でのサポート体制があまり取られていない可能性があります。

そのため、働く看護師は即戦力を求められています。したがって、採血が苦手な看護師などはプレッシャーを感じやすい職場です。

さらに、派遣やパートで勤務した採血室で採血できる医療従事者が、あなた1人の場合があります。採血を失敗しても誰かに変わってもらうこともできません。

看護技術は低下する

採血室に勤務すると、採血の上達はしますが、逆に採血のみを行っているため、採血しかできなくなる可能性が高いです。

そのため、看護師として他の技術を向上したいと思う人には物足りないと感じられることもあります。

また、採血や仕事に飽きてしまうことや、やり甲斐が感じられないという看護師も多い印象です。

看護師経験が浅い人には向かない

採血室では看護師としての観察力や緊急時の対応する力は身につきません

そのため、看護師になってからすぐに採血室で勤務するというのは、あまりおすすめ出来ません。

ある程度、看護師として知識と技術を身につけてからの勤務が必要な診療科です。

給料が少なく、正職員求人も少ない

給料が少なく、正職員求人も少ない

病棟勤務や私のようにICU(集中治療室)などに勤務し、夜勤手当を貰っていた看護師の場合、採血室に転職すると確実に給料は少なくなります

募集も、パートやアルバイト、派遣などの求人も多いです。

また、正職員で採用されても他の診療科と兼務する可能性もあります。

採血室の看護師求人が多いおすすめの転職サイト

採血室の看護師求人が多いおすすめの転職サイト

採血室の看護師求人はとても希少価値が高い求人です。さらに、自分が看護師として働けるエリアを絞ると、まずは求人を探すことに苦労します。

そのため、正社員を含む、パート・アルバイト等の求人を取り扱っている看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)を活用することがおすすめです。

以下でご紹介する看護師転職サイトは、正社員・パート・派遣を取り扱っています。さらに、転職支援サービスも充実しているため、まずは3社無料会員登録を行い、採血室の看護師求人を探してもらうことから始めることがうまくいくコツです。

数十万件を超える看護師求人の中から、担当者に希望条件を伝えるだけで、採血室の看護師求人の有無を確認することが可能です。

完全無料で利用できるため、是非活用しておきましょう。

看護師求人数No.1!レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

レバウェル看護

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 133,944件(2026年5月7日時点)
非公開求人 豊富
対応職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応 雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤
対応施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター
対応 診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
対応配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・看護師の転職求人が豊富
・転職支援サービスが手厚い
・転職の相談から行える
・院内・施設内情報に強い

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、看護師求人数が看護師転職サイトの中で一番多く、ハローワークの看護師求人もカバーしており、正社員、パート・アルバイトの求人も豊富です。

そのため、採血室の看護師求人を探す場合は必ず利用しておきましょう。

また、看護師転職支援サービスも充実しており、看護師の利用者も累計40万人を超え、満足度も高いと言えます。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

病院でのパート求人豊富!ナース専科 転職

ナース専科転職

転職相談 面接対策 条件交渉 退職相談
2重丸 2重丸 2重丸 2重丸
サイト名 ナース専科 転職(旧 ナース人材バンク)
運営会社 株式会社エス・エム・エス
公開求人数 20万件以上
非公開求人 豊富(会員限定のレア求人あり)
対応職種 正看護師、認定看護師、准看護師、助産師、保健師、管理職
対応 勤務形態 常勤、常勤(日勤のみ)、常勤(夜勤あり)、常勤(夜勤のみ)、非常勤
対応施設 病院、クリニック、訪問看護、企業、保育園、幼稚園、学校、その他
【介護施設】
居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問介護事業所、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、デイケア事業所、小規模多機能、訪問入浴事業所、看護小規模多機能居宅介護、有料老人ホーム、デイサービス事業所、グループホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者専用住宅、ショートステイ事業所、訪問リハビリ事業所、介護医療院
対応 診療科目 美容、産婦人科、整形外科、眼科、外科、呼吸器科、循環器科、精神科/心療内科、小児科、皮膚科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、消化器科、内科、透析、その他
対応配属先 病棟、外来、オペ室、透析、その他
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ・東証プライム上場企業
・支店が多く地域密着&チーム制で転職をサポート
・職場のリアルな情報を共有することも可能
・2025年オリコン顧客満足度®調査 看護師転職3年連続No.1
・LINE対応

ナース専科 転職は、規模が大きな病院の看護師求人が豊富であり、採血室の看護師求人も取り扱っています

そのため、希望のエリアや条件に合う採血室の看護師求人があるかどうかを確認しながら利用しましょう。

ただし、正社員での採血室の看護師求人は全体的に少ない傾向にあるため、他と合わせて活用もおすすめです。

公式サイト:https://www.nursejinzaibank.com/

まとめ

採血室の看護師として働き、自宅や施設から通院している患者との関わりを通じて採血という医療行為自体は単純ではありますが、同じことの繰り返し(ルーチンワーク)ではないと、私は思っています

血管の走行や、針の選択、止血テープの選択、患者の体調によって採血時の体勢を相談することや、看護師としてアセスメントし対応する必要があると感じています。

患者は外来通院や健康診断の中で、一番大きなイベントを採血と考える患者も少なくありません。

採血の技術力だけでなく、いかに安全に安楽に採血ができるかも看護師として求められます

働いて感じた体験談を説明しましたが、少しでも採血室に勤務する際の参考になれば幸いです。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

著作・監修記事一覧