看護師が試用期間中に解雇になったら?私の体験談

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看護師が試用期間中に解雇になった場合、「試用期間中だから解雇になっても仕方がない」と、そのまま泣き寝入りする必要はありません。

なぜなら、労働者として正当な権利を主張すべきこともあるためです。

このページでは、私がクリニックに勤務したいた際に解雇された体験談を元に試用期間中に突然解雇になってしまった看護師に知っておいてほしいポイントをまとめています。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 東京都/34歳
  • 職務経験:総合病院、有料老人ホーム、クリニック、放課後デイサービス
  • 診療科経験:内科混合病棟、外来
3年間、総合病院で勤務したのち、様々な仕事を経験。現在は非常勤看護師として病院で活躍中。
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1.試用期間中に突然解雇通知を受けた私の経験

試用期間中に突然解雇通知を受けた私の経験

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私が週2回の出勤を約束(契約)していたクリニックに勤務した時、試用期間中でしたが突然解雇通知を受けました

私が試用期間中にもかかわらず、突然解雇された原因などの実体験を以下に詳しく述べていきます。

 

(1)原因は体調不良

入社して1週間、慣れない仕事もあり、疲れがたまってしまい、熱と咳がひどくなりました。

働き始めたばかりで、お休みを頂くのは心許ないとも思いましたが、徐々に症状が悪化して「急性気管支炎」と医師に診断され、クリニックにその旨を伝えお休みを頂きました。

当時「火曜日」「木曜日」と勤務するスケジュールでしたが、なかなか体調が改善せず、再度木曜日にお休みの連絡を入れました。

土曜日、クリニックの院長から夕方電話があり「もう、来週から来なくていいです。」と言われ、解雇の宣告をうけました。

私は本意ではなかったため、「体調が戻り次第復帰したい」と主張をしたのですが、医長側は「それはできない」とのことで辞職を余儀なくされました。

 

(2)解雇された後の不安と混乱

漠然と、収入が途絶えてしまう不安と、突然受けた解雇の通知に混乱しました。

これからまた転職活動をしなければならない状況を考えるだけで徒労する一方、「どのように生計を立てようか」と考えました。

現実を受け入れて、これからの事を第一に考えなくてはと冷静に気持ちを切り替えようという思いでした。

 

2.早期解雇は解雇予告手当がもらえる場合もある

早期解雇は解雇予告手当がもらえる場合もある

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私は、「突然解雇されることは労働者としてあり得る事なのか」と疑問に思った事をきっかけに「解雇」について調べる事にしました。

自分の「働きたい」という意志と反して、雇用側(クリニック)が辞職を求めてきた状況が、社会的に成立することなのか分からなかったのです。

以下に、解雇について調べた結果を説明していきます。

 

(1)解雇予告手当について

解雇について調べた結果、「解雇予告手当」というものがあると分かりました。

解雇予告手当については、以下の通りです。

<解雇予告手当とは?>

労働基準法は、民法の定めを修正して、使用者は、労働者を解雇しようとする場合においては、少なくとも三十日前にその予告をするか、三十日分以上の平均賃金を支払わなければならないとしたのです(労働基準法20条1項)。
この後者を選択した場合に支払われる「30日分以上の平均賃金」が解雇予告手当です。

働く人のための労働相談室 解雇予告手当が必要な場合とは?から引用

試用期間中の場合、該当するか不明確でしたが、私は行動に移すことにしました。

 

(2)解雇予告手当を主張する

解雇を告げられてから再度クリニック(雇用側)に連絡を取ることはとても勇気がいることでしたが、主張することは恥ずかしい事ではないと分かり、思い切って連絡をしました。

私は、「解雇の時期が早すぎるので、労働基準法に違反していませんか」とクリニック(雇用側)に申し立てました。

クリニック(雇用側)が知り合いの弁護士に確認すると、やはり「解雇予告通知手当が発生するということが分かりました」と再度連絡を頂きました。

結果として解雇予告手当が支払われた

弁護士を雇って裁判を起こすと手続等で手間と時間がかかることになるため、クリニック(雇用側)と話し合った結果「示談で法律の規定通りの金額をクリニック(雇用側)から支払う」という結論に至りました。

私の体験談のため、詳しい内容については、弁護士などの専門家に確認をしてください。

 

3.試用期間の解雇の注意点

試用期間の解雇の注意点

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私の教訓となりましたが、今後試用期間中に解雇されないために、行いたいことを振り返ってお伝えしていきます。

 

(1)体調管理をしっかり行う

新しい職場では、看護師経験があるとはいえ慣れないことが多いため、帰宅後は、手洗い・うがいを忘れずに行い、食事をきちんと摂って早めの就寝を心がける等、体調管理を徹底することが必要だと感じました。

体力と頭をフルに使う新しい職場では、「患者の名前」「各機器の使い方」「よく試用する注射薬剤」等、覚えることや詳細な決まり事が沢山あるため、働き始めは特に体調の変化に気を配ることが必要だと感じます。

 

(2)必要最低限の決まりを遵守する

「遅刻・早退がないか」「勤務中の態度はどうであるか」「患者に対しての接し方に問題はないか」等、必要最低限の基本的な決まりを意識して勤務をすることが必要です。

もし、その他の問題があった場合、私は解雇予告手当を受け取ることが出来なかったと思います。

そのため、必要最低限のルールを守ることは、当たり前ですが必要だと感じます。

 

(3)もし、解雇になっても円満退職する

辞職する雇用側(クリニック)にも、円満に終われるよう気を抜かず事務的な手続きを行い、自分の評判が下がるような態度は辞めるべきだと考えていました。

私は、次に勤務する場所に情報が伝わってしまう恐れもあるため、問題を起こさず淡々と退職の手続きを進めることに注力しました。

そのため、今後解雇になっても私は円満退職を心がけると思います。

また、補足ですが試用期間中の解雇や退職については職歴にカウントされないため、履歴書に記載する必要はありません。

 

4.最後に

今回は、突然解雇通知を受けた実体験をもとに看護師が試用期間中に解雇になった場合について紹介しました。

私が経験したのは稀なケースであるとは思いますが、このような場面に当たってしまった時、まずは自分の身を守る方法がないか諦めずに何らかの方法で調べて行動をおこすべきです。

労働者を守る法律があることを看護師に知って頂き、今後の転職活動に活かしていければ幸いです。


   
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更新:2019年4月26日
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