退職する看護師への贈るプレゼントは、これまでの感謝の気持ちを伝える「一品」のため、退職者の状況に合わせて喜ばれるものを見つけましょう。
しかし、私の経験からも退職者に喜んでもらえるプレゼントを選ぶのは、難しいと思います。
そこで、退職する看護師へ贈るお勧めのプレゼントを退職理由別にご紹介します。
特に、送別会の幹事の看護師の方、お世話になった上司や先輩が退職される看護師の方は、ぜひ参考にしてください。
目次

定年退職する看護師へ贈る
定年退職した看護師は、少し時間にもゆとりがもてるようになるため、以下のような招待券などがお勧めです。
頑張ってきた成果を感じられるプレゼントにする
定年退職する看護師には、今まで看護師として頑張ってきた成果を感じられるようなプレゼントにしてみください。
上記で紹介したような、エステやホテルディナーなどの「贅沢な時間」をプレゼントすることは、定年退職した看護師に「ここまでやってきて本当に良かった」と喜んでもらえるでしょう。
趣味に合わせたプレゼントを選ぶ
趣味をもつ看護師であれば、趣味の時間を楽しんでもらえるようなプレゼントが良いでしょう。
たとえば、料理好きの看護師には「調理器具」や「料理教室の招待券」、裁縫好きの看護師には「作品キット」なども喜ばれます。
結婚退職する看護師へ贈る
結婚退職する看護師へ贈るプレゼントは、以下の5つがお勧めです。
新生活で使えるものや自分では買わないものを選ぶ
結婚退職する看護師には、新生活で欠かせないものや、やなかなか自分では購入しないものなどをプレゼントすると良いでしょう。
また、結婚退職する看護師には「花束」をプレゼントするケースがとても多いと思いますが、この場合、生花を花束にしたものよりも、花瓶がない方でも簡単にインテリアにできるプリザーブドフラワーの方が良いでしょう。
避けるべきプレゼント
結婚した看護師の新生活で使えるものといっても、夫婦茶碗やペアのマグカップなどは、すでにプレゼントされたものを持っている可能性が高く、もらっても正直困ることがあります。
そのため、新婚のカップルが、
- 既にもらっていそうなもの
- 複数あると困りそうなもの
など、出来るだけ避けるようにしましょう。
出産を機に退職する看護師へ贈る
出産を機に退職する看護師には、以下のような「商品券」や「ママが使えるボディケア用品」をプレゼントすると喜ばれます。
赤ちゃん用のグッズは注意する
出産を機に退職する看護師に向けて、赤ちゃん用の洋服やおもちゃをプレゼントするのは、お勧めできません。
生まれてから数ヶ月もすれば赤ちゃん自身の好みも出てくるため、出産する看護師が退職時に赤ちゃんグッズをプレゼントされても、それは使えない可能性もあります。
そのため、出産した看護師が好きなものを後から購入できる「商品券」の方が実用的で喜ばれます。
出産する看護師に向けたプレゼントの方が喜ばれる
出産を機に退職する場合、実は出産する看護師に向けたプレゼントの方が喜ばれることもあります。
なぜなら、出産を機に退職する看護師は、残りのマタニティライフも出産後も、とても忙しくなるため、自分自身のためにお金や時間を使える機会が少なくなるからです。
体験談
私の経験上、出産した看護師がリラックスできるような「パック」や「いい香りのボディクリーム」などのケア用品、また、その看護師が好きな「キャラクターのグッズ」などをプレゼントして、とても喜んでもらえたことがありました。
転職する看護師へ贈る
転職するために退職する看護師のプレゼントは、転職先で活用できる、以下のようなお仕事グッズが良いでしょう。
転職する場合は「頑張って」という気持ちを贈ろう
転職し、職場を退職する場合の多くは、
- 趣味のもの
- 転職しても利用できる仕事用品
などを送る場合が多いです。
「新しい転職先でも頑張ってください」という気持ちを贈りましょう。
体験談
転職ではありませんが、私は専門看護師の資格取得で大学に進学する看護師に、退職プレゼントに、ネックレスをプレゼントしたことがあり、とても喜んでもらえた記憶があります。
意外と看護系参考書は嬉しい
転職する看護師で、新たな分野に挑戦する方からは、一番喜ばれる退職時のプレゼントは「その分野の看護系の参考書」になります。
実際にプレゼントする場合には、すでに持っている参考書について下調べが必要ですが、一般的に看護師向けの参考書は高くて、なかなか手が出せないものも多いので、とてもお勧めです。
【番外編】自分が退職した際に贈るギフト&プレゼント
自分が退職した場合に、感謝の気持ちを込めて職場の皆に渡すプレゼントやギフトをご紹介します。
大定番「お菓子の詰め合わせ」
予算:約2,000円~
一番選びやすいギフトは、お菓子の詰め合わせです。お菓子だと、受け取る側の好みも、ほぼ気にする必要はありません。ここで大切なのは、病棟スタッフ全員に食べてもらえるように、工夫することです。他には、普段買わないようなラスクや、クッキーの詰め合わせなども、お勧めです。
「紅茶・コーヒー」のティーパックセットも人気
予算:約3,000円~
看護師の仕事には、昼間の休憩・夜勤の休憩など、いわゆるティータイムする時間があります。そんなほっと一息できる時間に喜ばれるのが、紅茶やコーヒーのティーパックです。ティーパックの詰め合わせは、病棟スタッフの数より多めに入ったセットを選ぶのがポイントです。普段なら買わないような、珍しい種類や、少し高価なセットも、病棟へのギフトとしては、良いのではないでしょうか。
「ボールペン」予算に余裕がある方
予算:1本約700円~
看護師の必需品の1つである、ボールペン。普段、使う物の中でも、使用頻度は1番なのではないでしょうか。ボールペンは、何本あっても困らないし、要らないと言う人もいません。種類もたくさんあり、1本、200円~500円前後で選べます。病棟スタッフ人数にもよりますが、人数分購入しても、10000円以内で用意できるのではないでしょうか。
「ハンドクリーム」
予算:1人約300円~
看護師の大敵である、手荒れ。ハンドクリームは、私たちの手荒れから、私たちの手を守ってくれる救世主です。ポケットに入るくらいのサイズなら、500円前後の金額で購入できます。病棟スタッフ個々に贈るギフトとして、お勧めできます。しかし、ハンドクリームの場合、匂いが好みでなかったりクリーム自体が肌に合わなかったりするリスクもあります。
退職時に渡すプレゼント&ギフトとは?
退職時のギフトにおいて大切なことは、受け取る側に立ち
- 何が普段使いしやすいか
- 休憩室にあったら便利なものは何か
と、考えてみることです。
そうすれば、あなたの感謝の気持ちは、スタッフ皆に伝わります。気持ちよく今の職場を退職できるよう、心を込めてギフトを選ぶようにしてください。
個々にお返しをするのであれば1人300円~500円程度
安めのボールペンや、ハンドクリームなど1つ、500円前後あれば、気に入った品物を選べるのではないでしょうか。
500円以上になると、受け取った側は、気を使ってしまう可能性があるため、個々に贈るのであれば1人300円~500円程度が妥当でしょう。
退職する看護師へ贈るプレゼント選びのポイント
最後に、退職する看護師に向けたプレゼントを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
プレゼントの予算や、退職する看護師に「失礼」にならないために大切な事をお伝えしていきます。
プレゼントの予算について
退職する看護師に贈るプレゼントの予算は、所属する病棟などによっても異なるとは思いますが、概ね以下のように考えておくと良いでしょう。
職場全体から渡す場合 | 1万円程度 |
個人で贈る場合 | 2,000円~5,000円程度 |
また、職場からも渡していて、さらに個人でも贈りたい場合は、1,000円~2,000円ぐらいのプレゼントが妥当でしょう。
補足説明!
職場のスタッフから退職のプレゼントを贈られた看護師は、必ず「お返し」を考えます。
そのため、個人的に退職する看護師に贈り物をする場合は、比較的安価なものの方が気持ちよく受け取ってもらいやすいのです。
プレゼントの「基本的なマナー」はおさえておく
退職する看護師にプレゼントを贈る場合は、プレゼントの「基本的なマナー」はおさえておきましょう。
一般的に言われているマナーは以下の通りです。
白いハンカチーフ | ・漢字で書くと「手巾」(手切れ)を意味するため ・年配には注意 |
日本茶 | ・香典返しに使われるため |
グラスやナイフ | ・グラスは割れる ・ナイフは縁を切る (寿退社の看護師には注意) |
髪をとかす櫛(くし) | ・「苦・死」を連想させるため |
年代が若い看護師はあまり気にしないと思われますが、年配の看護師へ退職のプレゼントを贈る場合には特に、気に留めておいた方が良いでしょう。
プレゼントを選ぶ前に下調べをしておく
プレゼントを選ぶ前には、退職する看護師の持ち物や好み、最近気になっているものなど、ある程度下調べをしてから行うようにしましょう。
自分が欲しいものが必ずしも退職する看護師の欲しいものとはかぎりません。独りよがりの「選択」にならないよう、こうした手間は省かないようにしてください。
最後に
退職する看護師へ贈るプレゼントは、その看護師の「退職理由」を考慮したものを選ぶようにしましょう。
そして、退職する看護師の「好み」などといった下調べは怠らないようにしてください。
もし、どうしても良いプレゼントが見つからなくて困ってしまった場合には「消耗品」を選ぶと、色んな意味で「間違いない」ありません。「お菓子の詰め合わせ」や「入浴剤セット」などの消耗品を選ぶようにしましょう。
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