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看護師の体験談

ICUの看護師あるある!ベッドサイド編・業務編

公開日:2026年6月4日
ICUの看護師あるある!ベッドサイド編・業務編

ICU(集中治療室)は、病院の中でも特殊な環境です。

そのため、一般病棟ではあまり経験できない、ICU(集中治療室)だからこその「あるある」が日常業務の中に溢れています

看護師としてICUの経験が8年以上ある私が、そのようなICUの看護師あるあるを「看護師の業務編」「看護師のベッドサイド編」に分けてご紹介していきます。

看護師業務の間や、これからICUに勤務する看護師の方、暇つぶしに「確かにそんなのあるよね!」とクスッと笑っていただければ幸いです。

執筆・監修看護師
あおい 看護師
あおい 看護師
  • エリア:神奈川県在住
  • 保有資格:看護師、ACLSプロバイダー
  • 施設経験:大学病院、総合病院、訪問看護ステーション
  • 専門分野:ICU、CCU(冠疾患治療室)

看護専門学校卒業後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て退職し、様々な施設を経験。興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職。現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師6年目。

転職に迷っている方、病院選びや就きたい仕事選びでリアルな現場の実状を知りたい方への情報を分かりやすくお伝えし、お役に立てればと思います。

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業務編:ICUの看護師あるある

看護師の業務編:ICUの看護師あるある

ICU(集中治療室)に勤務している看護師は、病院の中でも「変わってる」と言われてしまうことが多いです。

なぜならば、以下で説明するような様子が日常的に見られるからなんです。

以下では、ICUの看護師あるある「看護師の業務編」として、ご紹介していきます。

CVルートがシングルルーメンだと嫌な顔をする

CVルートがシングルルーメンだと嫌な顔をする

病棟で急変してICUに入室したときに「CV入っています、シングルルーメン(抹消静脈挿入式中心静脈用カテーテル)です」と報告されると「えっ」とあからさまに、ICUの看護師は嫌な顔をします。

なぜ、嫌な顔をするかというと、シングルルーメンの場合、ルートが足りない場合があり、ICUの看護師がもう1本CV挿入の処置をすることになるためです。

そのため、CVルートがシングルルーメンだと嫌な顔をすることがICU看護師のあるあるです。

大体その嫌な予感は当たっていて、結局ルートが足りず、ICUの看護師が処置をすることになるため、いそいそと処置の準備を始めます。

点滴混注の薬剤を「おかず」と呼ぶ

点滴混注の薬剤を「おかず」と呼ぶ

次のICUの看護師あるあるは、点滴混注の薬剤を「おかず」と呼ぶことです。

中心静脈栄養の調剤は、薬局で行われて混注済みで病棟に上がってきますが、状態が変わって予定していた処方が変更されたときには、病棟で混注しなければなりません。

ICUで働く看護師は、メインの点滴に7〜8種類の薬剤を混注することが日常茶飯事であり、その多さからメインに対して「おかず」と呼んでいます。

夜勤で対応した入退室数と急変数が武勇伝になる

夜勤で対応した入退室数と急変数が武勇伝になる

次のICUの看護師あるあるは、夜勤で対応した入退室数と急変数が武勇伝になることです。

ICUでの夜間の入退室が多かったり、急変が何件もあったりすると、仮眠もとる暇がないほど看護師が忙しくなることは想像できますが、「どれだけ忙しかったか」「大変だったか」という武勇伝を話したがる方がいます。

そのようなICUの看護師は、「〇〇さんは呼んじゃう人だからね〜」と、自分以外の誰かが引き寄せているかのように、妙なレッテルの貼り合いをしています。

モニターのアラーム音がそら耳で聞こえる

モニターのアラーム音がそら耳で聞こえる

次のICUの看護師あるあるは、モニターのアラーム音がそら耳で聞こえることです。

毎日うるさくモニターの機械音が鳴り響いているため、これは本当によく言われるICUの看護師あるあるです。

ICUの看護師としての仕事を終えて寝ているときや寝ようとしているときに、モニターや輸液ポンプのアラーム音がそら耳で聞こえてくることがあります。

実際にICUで働く看護師に、このような症状が出てきたら、疲労が蓄積されている可能性があり、リフレッシュして疲労回復した方が良いでしょう。

ガーゼ1枚・オムツ1枚の重さを知っている

ガーゼ1枚・オムツ1枚の重さを知っている

次のICUの看護師あるあるは、ガーゼ1枚・オムツ1枚の重さを知っていることです。

ICUでは、患者の水分出納バランスを評価するために、ベッドに寝たままで患者の体重を測定できるスケールベッドを使用しています。

スケールベッドは、患者の身につける寝衣やオムツなどの重さを引き算して体重を計算します。

体重以外でも浸出液の量や尿量・便量を測定するときも計算するので、毎日やっているとガーゼ一枚、オムツ1枚の重さも、ICUで働く看護師は覚えてしまっています。

臨床工学技士(ME)と仲良くなり色々なことが学べる

臨床工学技士(ME)と仲良くなり色々なことが学べる

次のICUの看護師あるあるは、臨床工学技士(ME)と仲良くなり色々なことが学べることです。

ICUで働く看護師の病室は、医療機器に囲まれているため、点検・管理のため訪れる臨床工学技士(ME)と話す機会が多いです。

臨床工学技士(ME)と、顔馴染みになると、機器の取り扱いで分からないことだけでなく、注意すべき観察項目、人工呼吸器の設定内容の根拠など、とても看護師として勉強になる話を聞くことができます。

私がICUで勤務した経験ですが、臨床工学技士さんは、気さくで優しい方が多く、質問すると丁寧に答えてくれるので、見つけたら気軽に声をかけて分からないことを聞いています。

病棟にリリーフに行くとICUにいた患者を見つけて喜ぶ

病棟にリリーフに行くとICUにいた患者を見つけて喜ぶ

次のICUの看護師あるあるは、病棟にリリーフスタッフとして出張した際に、ICUにいた患者を見つけて喜ぶことです。

ICUの病棟に空床が多く、入室患者があまりいないときは、看護師やスタッフも余ってしまうため、一般病棟にリリーフスタッフとして出張する場合があります。(勤務する病院によって異なります。)

すると、以前ICUで看護していた、知っている患者を見つけることがあり、ついテンションが上がってしまうことがあります。

一般的に患者はICUにいた頃の記憶があまりないと言われますが、ICUで働く看護師として、元気になった姿を見ると随分回復したなと感じて、私は私のことを覚えていなくても嬉しくなります。

ベッドサイド編:ICUの看護師あるある

ベッドサイド編:ICUの看護師あるある

ICUで働く看護師は、ベッドサイドケアでも、一般病棟とは異なる光景が日々、繰り広げられているのではないでしょうか。

以下では、ICUの看護師あるある「看護師のベッドサイド編」として、ご紹介していきます。

入室時、引き寄せられるように患者に看護師が群がる

入室時、引き寄せられるように患者に看護師が群がる

ICUの看護師あるあるは、患者入室の時は、引き寄せられるように看護師が群がることです。

「〇〇さん、入室します!」の声かけとともに、各所にいた看護師やスタッフが、わらわらと引き寄せられるように現れ、入室患者の病室に吸い込まれていく様子は医師すら圧倒されるようです。

また、入室時にあんなに沢山看護師やスタッフがいたのに、いつの間にどこへ行ってしまったのかと思うほど、必要な処置が終わると皆、すっといなくなってしまいます。

他のスタッフも自分の仕事を中断してフォローしに来てくれているため、持ち場に戻るのは当たり前なのですが、気付いた時には自分一人だけしかいないこともあり、少し孤独感を味わいます。

ルート整理のセンスが問われる

ルート整理のセンスが問われる

次のICUの看護師あるあるは、ルート整理のセンスが問われることです。

枝分かれさせる延長ルートの長さや、ルートの上下、他のルートとの交差など、パッと見て綺麗かどうかは受け持ち看護師のセンスによって変わります。

私の経験ですが、特にICUに勤務している新人看護師は、勤務交代時に「センス悪いわね」と先輩看護師にこれ見よがしに直されるのが日常茶飯事です。

毎日一斉にICUの看護師を総動員し、患者の全身清拭を行う

毎日一斉にICUの看護師を総動員し、患者の全身清拭を行う

次のICUの看護師あるあるは、毎日一斉にICUの看護師を総動員し、患者の全身清拭を行うことです。

私が勤務した病院では、ICUで患者の全身清拭は、看護師チームの中で同時進行かつ、連続で次々と行っていきます。

そのため、全身清拭を行う一定時間は、ICUの看護師が総動員となり、必死にあっちもこっちも清拭していました。

看護師同士で「そっち終わった?まだ?」と確認し合い、協力しながら清拭を終わらせる時間帯は、いつになく一致団結を行います。

患者の急変時対応をモニターカメラで鑑賞している

患者の急変時対応をモニターカメラで鑑賞している

次のICUの看護師あるあるは、患者の急変時対応をモニターカメラで鑑賞していることです。

ICUで働く看護師の場合、患者の急変時対応の様子やバイタルは、その日の担当ではない場合でも気になるものです。

そのため、ICUでは中央モニターで急変時対応を行っている病室の中の様子を眺め、心電図モニターで心拍数や血圧を見て、看護師はどのような状態かを把握しています。

急変対応を行っている看護師の動きを批評

私が勤務していたICUでは、投与する薬剤の準備や処置の物品準備など、外回りの看護師がフォローするために状況を確認して待機しているわけですが、中には腕組みをしながら「Aさんは良い動きしている、Bさんはもうちょっとかな」など批評している先輩看護師もいました。

ベッドアップの洗髪で患者の寝衣をびしょ濡れにする

ベッドアップの洗髪で患者の寝衣をびしょ濡れにする

次のICUの看護師あるあるは、ベッドアップの洗髪で患者の寝衣をびしょ濡れにすることです。

ベッドアップの洗髪により、寝衣がびしょ濡れになってしまう不運な患者がたまにいます

もちろん、そうならないようにICUで働く看護師は、バスタオルや吸水シートを敷き詰めて万全な対策を講じるのですが、これが慣れていないとなかなか難しいものです。

まとめ

ICUの看護師のあるある(日常)は、一般病棟のあるあるとは全く違います。

だからこそ、ICUにどっぷり浸かっていた看護師が初めて一般病棟に入ると、もう大変です。

私も大学病院のICUで8年間勤務し、その後、病院や施設で一般病棟やその他の仕事を行いましたが、苦労したことを今でも覚えています。(病院への転職の場合は即戦力として見られてしまうため、その期待も辛い時もありました。)

もし、あなたが「ICU大好き看護師!」なら、この際、腹をくくってICUを極めてしまのもありかもしれないですね。

この記事が、ICUで働く看護師の息抜きになれば幸いです。

監修者
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花
キャリアコンサルタント(国家資格)真下彩花

新卒で東証スタンダードに上場している会社に入社し、個人事業主・税理士などの経理・税務サポートを担当後、半導体・電子部品等の最大手(東証プライム上場)に転職し、営業支援に従事する。その後、ベンチャー企業での経理・採用経験を経て、2019年から株式会社pekoにて、キャリアアドバイザーとして看護師の転職支援を始め、多くの転職者のサポートを担当中。

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