体験談から伝える産後看護師の仕事復帰のタイミング!

体験談から伝える産後看護師の仕事復帰のタイミング!

私は上の子が生後7か月、下の子は生後3か月の時から保育所へ子どもたちを預け、働いている2次の母であり看護師です。

子どもたちは小さい頃から保育所に行っているおかげで、保育所の先生たちを第二の親のように慕っており、人見知りや後追いの時期に入っても毎日楽しそうに通園しています。

このように、子どもを幼い頃から預けていても「良かった」と思える場面は沢山あるのではないでしょうか。

看護師の皆さんもどうか子どもに対して「申し訳ない」とか「こんなに小さいのに」と負の感情を持たず、明るい気持ちで看護師として復職への第一歩を踏んでいただけたらと思います。

私の経験を元に、産後の復帰タイミングと、お勧めの仕事内容をご紹介します。

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1.お勧めの産後の仕事復帰タイミング

.お勧めの産後の仕事復帰タイミング

産後の看護師はどのタイミングで仕事復帰するのが一番良いのでしょうか。

まず、看護として働くために子どもを保育園等に入園を考えると思いますが、「預け先が決まったからすぐに働ける」と思う方もいますが、この考え方が間違っていると私は思います。

産後すぐに保育園へ入園する場合、0歳から1歳と乳幼児を入園させることになります。そして認可、認可外に関わらず、ほとんどの保育園では入園してしばらくは、慣らし保育があります。

慣らし期間はお子さんの年齢が低ければ低いほど長く設定されています。

そのため、産後すぐの場合は始めの1週間程度は1~2時間のみの短縮保育となり、希望保育時間いっぱいまで預かってもらうには、長いと1カ月ほどかかってしまいます。

慣らし保育期間はお子さんも慣れない環境のため、体調を崩しやすいですし、また精神的にも不安定になりやすい時期となります。

お子さんにゆとりをもって保育園へ慣れてもらうためにも、保育園の入園から本格的な復職までは1カ月ほど猶予を持つことをお勧めします。

以上を踏まえたうえで、フルタイムとパートタイム、それぞれの仕事復帰、お勧めのタイミングをお伝えします。

 

(1)フルタイム(常勤)の場合

フルタイム(常勤)の看護師として復職する場合、0歳児で保育園へ入園できるタイミングでの復職がお勧めです。

始めてのお子さんの場合、お子さんが1歳を過ぎるまでは育休を取得し、子どもの成長を見守りたいという気持ちはよくわかります。

しかし、地域によっては昨今の待機児童問題により、たとえ看護師としてフルタイムとして働いていても、確実に保育園へ入園できるとは限りません。

毎日の送迎や持ち物、そしてお子さんの生活環境等を考慮し、一番入れたいと思える保育園へ確実に入園するためには、多くの方が申し込む1歳児枠ではなく、0歳児枠で申し込んだ方が倍率は低いので、スムーズに入園できる可能性が高くなるのです。

より条件のあう保育園へ確実に入園できるようにするためにも、0歳児で保育園へ入園できるタイミングでの復職を私はお勧めします。

 

夜勤は復職のタイミングとは別で考えることがお勧め

産後の看護師が復職するにあたり、夜勤は復職のタイミングと別で考えることがお勧めです。

フルタイムでの復職時、「最低でも月2回は夜勤に入ってほしい」など、職場から要望を出されるケースも多くなっています。

しかし、復職によってお子さんは保育園という新たな環境に慣れようと、毎日必死です。

日中は機嫌よく過ごしていても、夜間は一時的に夜泣きがひどくなってしまったり、すでに卒乳しているのにおっぱいを欲しがったりすることもあります。

こうした時、一番お子さんが安心できるのは、やはりお母さんが側にいてあげることです。

よって、まずはご自身とお子さん、それぞれが新しい環境に慣れることに専念し、夜勤への復帰は最低でも復職後3か月以上は期間を空けることをお勧めします。

できれば夜勤はしたくないと思っていても、職場や家の事情で、復職後すぐに夜勤にも復帰しなくてはいけないケースもあるかと思います。

そうした場合、夜勤へ復帰する前に何回か、夜にお母さんがいない練習をしておくことをお勧めします。

例えば、お母さんが夜勤の時はおばあちゃんが代わりに面倒をみることになっていたとします。

練習時、お母さんは基本的にお手伝いをせず、他の部屋で待機します。そして、おばあちゃんが夜間や翌朝の保育園送迎まで面倒を見てられるかどうか確認します。

お子さんも実際にお母さんがいない状況を経験しておくことで、当日になっての戸惑いが少なくなりますし、おばあちゃんも事前に一通り体験しておくことで、一日の流れをつかみやすくなるのでお勧めです。

 

(2)パートタイム(非常勤)の場合

パートタイムの看護師として復職する場合、育休が取得できる1歳が過ぎてからの復職がお勧めです。

フルタイムとは違い、パートタイムでは就業時間が少ないことから、お子さんを認可保育園へ入園させることは難しいのが現状です。

そのため、まずは育休が取得できる1年間はお子さんと一緒に過ごし、子どもが1歳を過ぎたタイミングで入園できる、認可外の保育園や、併設されている院内託児所を利用しながら復職されることがお勧めです。

 

パートタイムでも精神的・肉体的負担が少ない仕事がお勧め

産後の看護師の場合、パートタイムの勤務だとしても精神的・体力的負担が少ない仕事を選ぶことがお勧めです。

理由としては、乳幼児はまだまだ自分ひとりでは何もできません。

そのため、家に帰ると仕事で疲れている中、家事以外にも、お子さんの食事や歯磨き、お風呂から寝かしつけまでこなさなくてはいけません。

料理や洗濯、掃除など、仕事と家事を両立させるだけでも十分大変なのに、それに加えて乳幼児のお世話が待っているのですから、体力的、精神的な負担はかなり大きなものです。

実際に私も毎日、子どもたちの寝かしつけが終わるとぐったりしてしまい、そのまま一緒に寝てしまっていることも珍しくありません。

このように、産前とは違い、家事に加えて子育ても両立させなくてはいけないため、産後の看護師はできるだけ精神的・体力的負担が少ない仕事がおすすめです。

 

2.産後の看護師にお勧めの職場

産後の看護師にお勧めの職場

産前まで働いていた職場で復帰する場合は、勤務先等でフルタイムで働くか、パートタイムで働くか、夜勤はどうするかなど相談できると思います。

以下では、妊娠、出産によって職場を退職した方が、産後再び看護師として復職を検討している場合にお勧めの職場をご紹介します。

 

(1)保育園の看護師

保育園は、看護師としての経験の他に、自分の育児経験を活かすことができ、保育士さんたちの保育を間近で学べるため、初めてのお子さんの場合はお勧めの職場です。

保育園の中には、職員の子どもを優先的に入園させてくれる保育園もあるため、子どもの預け先がないために働くことを迷っている方にも、良いと思います。

看護師として保育士さんとともに、子どもたちを保育しながら、保護者へ病気やケガについて指導をしなくてはいけないなど、仕事の責任は決して軽くとはいえませんが、自分自身の子育て経験を活かすことができ、やりがいも大きい仕事といえます。

また、保育園は日曜日や祝日、年末年始など、カレンダー通りの勤務ができるため、産後の看護師が悩みやすい「家族と休日があわない」という問題も起きないという点も、保育園をお勧めする理由です。

保育園看護師の仕事内容に関しては「保育園で働く看護師の役割と仕事内容、働いた体験談」も合わせて確認してください。

 

(2)デイサービスの看護師

デイサービスはパート・アルバイトでの採用が多いですが、勤務時間や勤務日について融通が利きやすいことが多いという点でお勧めの職場です。

私もデイサービスで仕事をした経験があるのですが、認知症や持病があったとしても、症状は比較的落ち着いている方がほとんどであり、看護師としての仕事も、内服管理やバイタルサイン測定が主だったので、精神的にも体力的にも余裕をもって働くことができました。

仕事内容の詳細については「デイサービスで働く看護師の役割と仕事内容4人の体験談」も合わせて確認してください。

ただ、デイサービスでフルタイム雇用となると、看護師であっても送迎や終業後の清掃等も任せられるケースが多く、デイサービスの「勤務時間や勤務日について融通が利きやすい」というメリットがなくなってしまうため、注意しておきましょう。

 

(3)病院やクリニックを選ぶ場合のポイント

病院やクリニックでも産後復帰の職場として選ぶ看護師の方はいます。

すべての病院やクリニックがお勧めの職場とは言えませんが、病院やクリニックを復職先に選ぶ場合の選び方のポイントをご紹介します。

 

育児に対して具体的に支援をしてくれる職場を選ぼう

育児に対する支援として、院内託児所や病児保育がある、子の看護休暇があるなど、具体的な支援を掲載しているかどうかは、必ずチェックしたいポイントです。

求人掲載欄によく書いてある「子育てに対して理解があります」という一文を信用して就職してみたら、同僚はおろか師長も子どもの病気での欠勤に対して文句を言ってきた、というケースは、残念ながら少なくありません。

こういった文章だけに惑わされず、自分でしっかりと支援内容まで確認することを、お勧めします。

 

様々な年代の看護師がバランスよく働いている職場を選ぼう

20代の若い看護師から50代のベテランの看護師まで、様々な年代の方がバランスよく働いている職場は、「育児等ライフスタイルが変化しても長く働ける職場である」ことを表しているため、産後の復職先としてお勧めできる職場です。

よく、子どもの急な看病休みについて「お互いさま」という考えがありますが、これは「自分がしてもらった分、相手にも還元する」という関係性があってこそ、初めて成り立ちます。

また、クリニックの場合などはなるべく看護師が複数おり、看護師1人体制ではない職場が良いと言えます。

長く働ける職場であれば、若い方も「私もいずれ、お世話になる時がくる」と思えますし、ベテランの方々は「私も以前、お世話になった」と思えるため、双方が気持ちよく配慮することができます。

 

3.私が体験した復帰での注意点

私が体験した復帰での注意点

私が産後の仕事復帰し、経験したことを元に、事前に把握していただきたい注意点をご紹介します。

 

(1)子どもがゆっくり休める日を作ってください

子どもが保育園へ毎日通うことは、大人が毎日仕事を行くのと同じくらい体力的にも大変なことです。

仕事復帰にあたり、意識して子どもがゆっくり休める日を作ることが大切だと思いました。

私も平日は保育所に0歳と2歳の子どもを預けて働いていますが、週末にどちらもお出かけしてしまうと、子どもたちが疲れてしまい、翌週体調を崩しやすい傾向にあります。

そのため、土日のうち1日は基本的にお家でゆっくり過ごす日、もう1日はお出かけする日と決めています。

子どもたちは大人と違い、自分が疲れていると相手に伝えることができないため、親が意識して子どもが休める日を作ってあげてください

 

(2)家事は手を抜くことも考えてください

看護師という仕事に加え、家事、そして育児を全て完璧にこなそうと考えず、家事はとことん手を抜くことも大切だと私は感じました。

掃除はお掃除ロボット、食器は全自動食洗器、洗濯物は乾燥機付きの洗濯機などにお任せし、食事も宅配やネットサービスを上手に使うことで、大幅に家事時間を短縮することができます。

私は乾燥機や食材宅配サービスを利用することで、「家事ができない」「今日のご飯は何にしよう」というストレスから解放されました。

家事の手を抜き、短縮することでできた時間を子どもとの時間に使うことで、子どものストレスも減らすことができたので、お勧めです。

 

(3)自分が行いたいと思った道を進んでください

周囲の声に惑わされず、自分が行いたいと思った道を進むことは、とても大切なことだと私は思います。

幼い子どもを保育園に預けながら仕事をすることに対し、否定的な声が聞かれることもありますが、私はそう思いません。

「看護師として復職したい」

その思いを抱えたまま子育てに専念することは、むしろ精神的にとてもよくないことだと思います。

子どもたちを信頼できる保育園に預けながら、看護師として働くことは、むしろ双方にとって心身ともに健康的な過ごし方だと私は考えています。

親世代の方や子育てに専念している方は、それぞれいろいろな意見をお持ちだと思いますが、自分は自分です。自分が行いたいと思った道を是非進んでください。

 

最後に

私は現在乳幼児の育児真っ只中です。

相談したくても、経験者が側にいない場合など本当に困ると思います。

この内容が少しでも看護師の皆さまの参考になっていただけたら嬉しいです。

現在、看護師として働くことを躊躇する方、周囲に止められる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、私は子どもがいても、自分の人生は自分のものであり、考えた道を貫いていきたいです。

いっしょに看護師として頑張っていきましょう。

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