看護師転職後、早期退職の注意点4つ

看護師転職後、早期退職の注意点
画像:shutterstock

看護師転職後、何らかの事情ですぐに辞めたいと感じる看護師は多いものです。

そのため、

  • 友人や知人に相談する(解決する)
  • 一定期間我慢する

など、一定期間我慢しながら、解決策を模索する方法が良いと考えます。

「本当に辞めて良いのか?今一度考えよう!」

本当に辞めて良いのか?今一度考えよう!

画像:shutterstock

早期退職をしたいという看護師の気持ちはよく分かる一方、早期退職をしてもやはりデメリットが大きいことが現状です。当然履歴書には一生残り、仮に次の職場で勤続年数が長かったとしてもまた、次の転職活動時には必ず確認される事になります。

一時の感情でもう辞めたいと思っているならば、「今一度立ち止まって本当に辞めて良いのか」「自分のメリットやデメリットは何があるのか」などを挙げて考え直してみるのも良いでしょう。

しかし、それでも「雇用条件が違う」「ブラックな病院だった」「いじめにあった」などで辞めたい場合、「すぐに辞めてしまう」という選択を取ったほうが良いケースも多いです。

また、

  • 考えてみても現状の気持ちと変わらない
  • 改善の見込みがない
  • リスクやデメリットを考えてもやめた方が良いと判断できる

ということであれば、きっぱりと辞めてしまうのが賢明と言えます。

まずは、自分で考えることや決断することが重要になりますが、早期退職に関して知識も持っておくことも大切になります。

以下で、どうしても早期退社する看護師に関しての注意点をまとめていますので、是非確認してください。

新人看護師の方や、1年目の方は「看護師1年目で退職する注意点!リスクは知っておこう」を確認してください。
看護師転職サイトランキング

1.試用期間中ならすぐに辞められる?

試用期間中ならすぐに辞められる?

画像:shutterstock

試用期間中とは、正職員になるための試験的なテスト期間になります。(病院・施設などが労働の適正を見るために解雇する権利を保留した労働契約です。)

病院によって勤務時間で決められているところもあれば、1ヶ月、3ヶ月など長期で定めがあります。(長くても6ヶ月程度が一般的です。)

試用期間中に辞めたいと思ったのであれば、素早く考えて決断したほうが無難であり、その理由を説明していきます。

 

(1)試用期間中であれば、職歴にキズがつかない

看護師転職を行い、すぐに辞めたくなって退職や改めて転職を行った場合、多くの看護師の方は職歴を気にします。

理由としては、面接で「なぜ前の病院(職場)を辞めたのか」という退職理由を必ず聞かれるからです。

ただ、試用期間中であれば、職歴にキズが付きません。(正確には、履歴書に記載する必要はありません。)

 

(2)試用期間中の一般的なルール

使用期間中のルールを労働者(看護師)と雇用側(病院・施設)別にルールを確認しておきましょう。

看護師(労働者) ・申し出ることによって退職することが可能
・即日退社は行うことが出来ない
・出勤中の賃金は支払われる
病院・施設(雇用側) ・正当な理由なく解雇することができない
・13日以内であれば、解雇予告なしに解雇できる
・14日以上は、30日前に解雇予告する、
または、解雇予告短縮のための手当を支払う必要がある
(厚生労働省:労働契約の終了に関するルール

など、使用期間中にはルールが設けられています。

 

(3)一般的に試用期間中に退職するためにかかる日数

民法上では、退職届(退職の意思)から14日以内(参照:民法より)に退職することができる法律です。

そのため、最低でも使用期間中に退職の申し出を行ってから14日(2週間程度)は働き続ける必要があります

しかし、実際には試用期間であれば、病院・施設側(雇用側)も止めることなく「明日から」「来週から」などに辞めることができるケースが多いと言えます。

退職日に関しては、現在働いている職場の上司などと相談しながら退職日を決定することでトラブルを防ぐことが可能です。

 

(4)試用期間以外で、退職する場合の期間

働く上で使用期間がない、または使用期間を過ぎてしまった場合で退職する場合、辞めることができる期間は病院・施設によって異なります。

しかし、先ほどもお伝えしたように民法上では、退職届(退職の意思)から14日以内に退職することができます。(看護師であれば病院勤務の場合、2ヶ月から3ヶ月程度かかることが一般的です。)

何らかの事情でどうしても退職したい場合は14日以内に辞めることができ、なるべく穏便に辞めたい場合は病院・施設に相談しながら退職日を決めましょう。

円満に退職できる可能性は低いですが、こちらの「看護師の円満退職方法!事例と体験から解説」も合わせて確認しておきましょう。

 

2.転職後すぐに退職は今後の転職に不利になる

転職後すぐに退職は今後の転職に不利になる

画像:shutterstock

これは試用期間を過ぎてしまった場合、使用期間がない場合で、退職や改めて転職する看護師の方向けです。

すでに試用期間が過ぎていますので、今後、履歴書などに記載する必要が出てきます。

そのため、次の転職を行う際にも、「病院に入っても前と同じようにすぐに辞めてしまうのではないか」と思われることが一般的です。

転職後の早期退職で考えられるリスクは以下の通りです。

  • 次の転職先に不利になる可能性がある
  • 無職の期間が発生する可能性がある
  • 業界が狭いため、次の職場に影響が出るケースがある
  • 年齢や転職回数によっては再就職が困難になるケースがある

そのため、少し思いとどまることも検討をしてみましょう。

また、思いとどまれない場合でも、必ず次の面接官が早期退職をしてしまう、”ある程度納得できる理由”も検討をしてください。

ある程度納得できる理由でないのであれば、改善を試みましょう。

 

(1)退職しないで済むように改善を試みる

どのような理由で早期退職をするのかは人によって様々ですが、以下の解決方法を試みてみましょう。

  • 同じ職場の上司や先輩に相談する
  • もう一度、冷静に考えてみる
  • 転科(異動)できないか、職務を変更できないか相談する
  • 具体的な改善策を提案してから、問題を指摘する

など、退職したい理由にもよりますが、自分自身で選んだ転職先なので、最後まで改善できないか考えてみましょう。

 

(2)どうしても転職したい場合について

改善ができず、どうしても転職したい場合については、先に転職先を探しましょう

早期転職するリスクは上記でお伝えしたとおりですが、そのリスクを少しでも回避するために、まずは先に受け入れてくれる転職先を探します

受け入れてもらう転職先が見つかった後に、退職を申し出るとスムーズに早期退職することができます。

次に働きたい職場が決まっているならば先に内定をもらっておくのも手

次に働きたい職場が決まっているならば先に内定をもらっておくのも手

画像:shutterstock

退職後の就職活動では、短期で辞めた看護師はなかなか採用してもらえない傾向にあります。

その理由としてやはり短期で辞めているということは自分たちのところもすぐに辞められてしまうのではないかと雇用者側が思ってしまうからです。

そのため、早期で辞めても就職が楽々できるベストな方法は辞める前に就職を決めてしまうことです。

面接の際には、現在の病院のことを伝えるのではなく、転職先の病院を希望する理由をメインに話を勧めましょう。

また、面接や転職に不安な場合は、看護師みんなで選んだ「看護師転職サイト口コミランキング」を確認し、良いサポートをしてくれる担当者を見つけましょう。

 

早期退職を申し出るマナー

早期退職を行う場合でも業界的に狭いので、必ずマナーは守って退職をしましょう。

  • 直属の上司や先輩に相談・面談時間を取ってもらう
  • 直接口頭ではっきりと退職の意思を伝え、可能であれば退職願を持参
  • スムーズに行けば、退職日と条件等を決める
  • 雇用保険や社会保険等の書類手続きの確認を行う
  • 引継ぎや退職準備を行う

上記のような流れになります。「一身上の都合で(日時を指定し)退職させていただきたい」と切り出してみましょう。

退職後も次の転職先で利用する書類等を病院から(退職後に)受け取る必要がありますので、円満退職を心がけましょう。

 

病院から受け取る書類のチェック

  • 年金手帳(預けていれば受け取る)
  • 雇用保険被保険者証
  • 健康保険被保険者資格喪失証明書
  • 退職証明書
  • 離職票(1と2があります)
  • 源泉徴収票
  • 厚生年金基金加入証明書(厚生年金加入者のみ)

上記のような書類を受け取る必要が出てきます。(詳しくは、「病院退職時に看護師が受け取るものと返却するもの」を確認してください。)

 

(3)早期の転職が何回目になるかを確認する

辞める前にチェックしたいこととして、自分が早期転職をするのが何回目になるかということは確認しておきましょう。(勤務1年以下の転職回数を確認してみてください。)

一度目ならまだ次の転職活動で伝えやすいものの、二度三度となると履歴書を確認されたときに疑問を持たれる可能性が高いと言えるでしょう

そのため、自分がどれくらいのスパンで転職活動を繰り返しているかを理解しておくことも大切です。

また、多く転職している場合、転職理由が面接する担当者に納得できるものを用意しておきましょう。

 

(4)次の転職先がある場合は現職場とのつながりはチェックしておく

早期退社する場合、現在の職場のつながりをチェックしておくのは大切です。

自分が知らなかっただけで実は同じグループの傘下にいた、提携病院だったということはよくあるものです。

勤続して辞めた看護師よりも短期で辞めた看護師の方が職員から見ると当然印象はあまりよくありません。

医療の世界は思ったよりも狭いため、実は今の職場の人と次の職場の人がつながっていて情報が筒抜けなんていうことも十分あり得ます。次の職場に今の職場とのつながりが無いかをチェックしておくのも大切です。

また、なるべく円満に辞めることも考えながら退職しましょう。

 

3.転職後に出戻りする看護師の注意点

転職後に出戻りする看護師の注意点

画像:shutterstock

転職後の早期退職看護師に多いのが、出戻りです。

これは、「転職を行ってみた結果、前の職場の方が良かった」と感じるケースが大半を占めます。

そのため、看護師転職後の出戻り者はかなり多いので、転職後に出戻りする注意点をまとめておきました。

 

(1)出戻りは意外と受け入れられる

病院やスタッフ等によりますが、現時点で看護師不足している病院は多いものです。そのため出戻りには寛大な病院が多いと言えるでしょう。

さらに病院側にとっても、他のスタッフにほかの職場よりもうちの病院が働きやすいとアピールにもなるためです。

そのため、出戻りは意外と受け入れられる傾向にあるといえますがデメリットも多いです。さらに一度は転職を考えた病院なので、戻ってあなたの問題が解決されるのかが重要なポイントになってくると言えるでしょう。

 

(2)転職後の出戻りのデメリット

知っておきたいのが出戻りした際のデメリットです。

この部分は文句や交渉をしにくい部分なので心得ておきましょう。

  • 以前と同じポジションではなくなること
  • 以前とルールが変更になっている可能性があること
  • 年収や給与、待遇が変わること
  • 現場のスタッフとの間に気まずい空気流れること

上記のようなことが上げられます。

あまり交渉の余地もありませんし、出戻りする看護師の方は心得ておきましょう。

出戻りを希望する看護師は「看護師が以前の職場に出戻りする注意点とメリット・デメリット」も合わせて確認しておきましょう。

 

4.二度と早期退職で失敗しないための改善方法

二度と早期退職で失敗しないための改善方法

画像:shutterstock

早期退職を行うということは、どこかで間違いが起こっているはずです。

自分自身を見つめ直さない限り、繰り返し転職を失敗してしまうループにはまってしまいます。

再度早期退職する理由から、見つめ直しておきましょう。

 

(1)入職前に提示された条件と違った

  • 労働条件を書面で貰っていたかどうか
  • 内定通知書の書面をチェック・質問したかどうか
  • 記載があっても条件面の再確認を行ったかどうか

意外と多いのが入職前に提示された条件と違ったというトラブルにより早期退職を行うケースが存在します。

事前に確認をしなかったあなたに汚点があると考えなければ、繰り返し失敗することになりますので、必ず次は確認しておきましょう。

 

(2)残業がないと聞いたが、毎日残業で残業代も出ない

  • 病院の見学に行き、働く看護師を確認する必要がある
  • 具体的に残業時間について確認する必要がある
  • 繁忙期などの時期を確認する必要がある
  • 残業代の有無について確認する必要がある

残業代が出ないケースは労働基準法に違反しているケースもあります。

また、圧倒的に多いミスとしては「当たり前だと思っていた」という回答です。内定をもらう前に必ず残業についての確認はしておくべきといえます。

 

(3)人間関係や院内の雰囲気が悪かった

  • 病院見学で確認する必要がある
  • 看護師の離職率や働く年代を確認する必要がある
  • 患者や地域の評判を確認する必要がある

人間関係は、看護師の退職理由としては多い項目ですが、なるべく情報を集めることで比較的回避することが出来ます。

例えば、子育て中の看護師であれば、働く看護師の中に子育て世代の看護師が多い方が働きやすい環境であり、人間関係も円滑な場合が多いと言えます。

このように、情報収集を行うことで自分に合う職場を探すことが可能です。

 

(4)やりがいを感じられなかった

  • 転職希望条件を明確にする必要がある
  • 希望がかなう職務につけるか確認する必要がある
  • 転職希望条件の優先順位を明確にする必要がある

年収アップの転職だけを考えた場合に起こりうる早期退職理由になります。

希望条件の優先順位を再度見直す必要があります。

 

最後に

「看護師転職後すぐに辞めたい」と感じてしまう看護師は多いようですが、早期退職にはやはりリスクが多く、今後の看護師人生を考えるとマイナスになりかねません。

そのため、看護師転職を行うときはかなり慎重に考えて行動する必要があるといえます。

また、使用期間中で、すぐに辞めたいと感じる場合では、すぐに決断することも職歴をキズつけないための重要な行動になります。

まずは素早く考えることが大切と言え、デメリットを理解した上で行動してください。


   
この記事はお役に立ちましたか?

看護師転職サイトを口コミでランキング

看護師転職サイトを口コミでランキングTOP3
更新:2019年5月24日
看護師転職サイトランキング

ランキング1位看護のお仕事
全国対応・求人12万件
4.04
[口コミ27件]

看護のお仕事口コミへ
ランキング2位ナースではたらこ
全国対応・コンサル高
4.0
[口コミ28件]

ナースではたらこ口コミへ
ランキング3位マイナビ看護師
全国対応・担当者質高
3.7
[口コミ27件]

マイナビ看護師口コミへ