主任看護師を断りたい場合はどうすれば良いの?体験事例

主任看護師を断りたい場合はどうすれば良いの?体験事例
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看護師として長年職務に誠実に取り組んでいく中で、上司から主任看護師の役職を打診される事もあるでしょう。

本来であれば「昇進」という喜ばしい出来事ですが、主任看護師の職務は重責を担うイメージもあり、デメリットの面を多く感じた結果、役職を断る看護師も少なくありません。

そのため、主任看護師を断る場合は断る理由と共に感謝の気持ちを伝えることが大切です。

ここでは、私の実体験を踏まえながら、主任看護師を断りたい場合はどうすれば良いかについて説明します。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 東京都/33歳
  • 職務経験:国立病院、総合病院
  • 診療科経験:神経内科、内分泌代謝科、皮膚科、眼科、歯科口腔外科、回復期リハ
埼玉県内の看護学校を卒業後、国立病院機構に3年勤務。その後、都内の総合病院で3年勤務後、結婚出産などを経て都内のリハビリ病院へ管理職として勤務中。
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1.主任看護師の話を断る事例とリスク

主任看護師の話を断る事例とリスク

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主任看護師の話を断るリスクには、どのようなものがあるのでしょうか。

事例を元にしたリスクについて以下に紹介していきます。

 

(1)A氏(33歳・看護師歴12年目)の事例

主任看護師の話を持ちかけられたA氏の情報は、以下の通りです。

職歴 都内総合病院勤務(新卒から現在まで)
家族歴 夫、子供2人(育休制度を1年取得後、院内保育所にて保育歴があり現在は時短制度を利用)
A氏について 責任感が強く、上司のみならず同僚からも確かな技術と知識が豊富な事から信頼が厚い。

ある日、A氏は看護部長室に突然呼ばれ、主任看護師の打診がありましたが「マネジメント業務より臨床が好きだから」ということだけでなく「責任ある立場の上司達の膨大な仕事量と上司と部下の連携役であるため」、「板挟みとなり疲弊している姿を見ていたため」などで、A氏は昇進にあまり興味を持てませんでした。

A氏は、出産後に育休制度や院内保育、時短制度を利用していることもあり、職場の恩恵を受けていると感じていますが「ワークライフバランスが保てない」等の不安要素が多いため、主任看護師の丁重に断る事に決めました。

前述したA氏の事例を元に、主任看護師を断ることのリスクについてどのようなことが考えられるか、詳しく見ていきましょう。

 

(2)「積極性に欠ける」「向上心が無い」等の印象を与えかねない

主任看護師を断ることのリスクにおいて、1番考えられることが「積極性に欠ける」「向上心が無い」等であるでしょう。

女性が多く活躍する看護師業界では、上司も役職に就きながら、家庭と仕事を両立させている場合も少なくないため「私も子育てしながら、頑張ってきたのよ」と言われてしまう可能性もあります。

 

(3)1度断わった事により、2度と昇進の打診が無い可能性がある

看護師に「役職の適正がある」と判断するのは、上司の総合的な判断によるものであるため、昇進のチャンスはそう多くありません。

例えば、A氏のように現在、家庭中心を考えた上で主任看護師を断った場合、子育てがひと段落ついた時に、主任業務に意欲があったとしても1度断った事や、その時に適した役職が無いと判断される可能性もあります。

 

2.主任看護師を断る場合・断わらない場合

主任看護師を断る場合・断わらない場合

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看護師として働く中で、主任看護師を打診される時がありますが、「主任看護師を断るほうが良い場合」と「断らない方が良い場合」には、どのようなものがあるのでしょうか。

それぞれについて、確認していきましょう。

 

(1)主任看護師の話を断る場合

前述したA氏のように、家庭との両立に日々奮闘している看護師も多く存在し、現在の仕事量と自分自身のキャパシティが限界であると感じている場合には、断った方が良いでしょう。

何故なら看護師という仕事は、人の生死に関わるという業務内容からも責任感が強く、新しく仕事を任せられれば困難な状況であっても、やり遂げようと努力する人が多いからです。

主任看護師の業務内容に魅力を感じず意欲が無い場合には、他の意欲がある同僚のためにも断る選択が良いでしょう。

 

(2)主任看護師の話を断わらない場合

主任看護師の業務内容に意欲があって挑戦してみたい気持ちがある場合は、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。

主任看護師に昇進することによって、中間管理職としてのやりがいを見出し、看護師としての更なる成長につながるしょう。

 

3.円滑に断る方法

円滑に断る方法

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主任看護師を打診された際、円滑に断る場合にはどうしたら良いのでしょうか。

 

(1)断る理由と共に感謝の気持ちを伝える

A氏の場合、「現場の仕事が好きである事」「家庭との両立」を考えた際に子育て中である現在の状況では主任看護師の役職は荷が重く、力不足である事を伝えました。

さらに、断る理由と同時に「長年、職場の理解があるからこそ家庭と両立させる事が出来ている」と感謝の気持ちを伝え、これからも長年勤めていきたい意思を示しました

主任看護師を断る本音が「面倒臭い」「手当ての割に合わない」「大変そうだから嫌」等の理由であるとしても「これからも長年勤務する意思があり、現場で経験できる技術・知識を高めていきたい」と伝えることが大切です。

 

(2)転職や退職を希望するのは最終手段

上司は、主任看護師を引き受けてもらう為に「貴方しか務まらない」「貴方意外、適任がいない」等、様々なことを伝えてきます。

A氏の場合には、主任看護師を円滑に断る方向にもっていくことが出来ましたが、

  • 「長年勤めてきて恩恵を受けてきたのだから、今度は病院組織を統括する役割を果たして欲しい」
  • 「今後も働き続ける気があるなら、役職を引き受けて欲しい」

等、断りづらい方向へ進んでしまう事もあるため、円滑に断る事が難しい場合には、転職という選択肢もあります。

しかし、主任看護師になるのであれば「転職」や「退職」を伝えるのは最終手段です。

例えば、「転職」や「退職」を伝えることで、主任看護師としての役職は逃れられるかもしれませんが、働き続ける場合は働きづらくなることは間違いありません。

そのため、「転職」や「退職」を伝える場合は、本当に実行する場合のみ伝えましょう

主任看護師の打診を円滑に断ることができない場合は、最終的には転職という形が無難だと私は感じます。

 

4.最後に

最後に

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主任看護師を断りたい場合についての対処法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

人生において何に重きを置いて過ごしていきたいかは、人それぞれ違うものであるため、役職の話を引き受けることも断ることも新たな道を探ることも全て、自分自身でしか決断出来ないことです。

主任看護師を断りたいと考えている看護師は、是非参考にしてみて下さい。


   
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更新:2019年3月20日
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