妊娠が発覚したら!看護師の働き方や体験談

妊娠が発覚したら!看護師の働き方や体験談
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妊娠が発覚した場合、看護師はどのような行動を取ったら良いのでしょうか。

初めての妊娠の場合、不安も多いと思いますが、妊娠中の働き方や、看護師たちの体験談をまとめています。

以下の内容を確認しながら一つ一つ不安を解消していきましょう。

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1.妊娠が発覚した場合の対応

妊娠が発覚した場合の対応

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安定期に入ってから報告を行う方も看護師も多くいらっしゃいますが、早めに上司に報告をすることが一番大切といえます。

以下、看護師の労働調査を日本医療労働組合連合会が2013年度に行った調査結果です。

【妊娠時の看護師の状況】

悪阻がひどい 37.5%
切迫流産(早産) 29.8%
順調(順調に仕事をしている) 27.1%
貧血 24.3%
むくみ 22.6%
出血 14.7%
尿蛋白 12.2%
流産 9.2%
早産 4.2%
妊娠高血圧症 3.9%

(看護職員32,372人の回答 「2013年度看護職員労働実態調査」結果(PDF)より参照)

このように妊娠中に看護師の仕事を続ける場合、リスク高いことが分かります。そのため、上司への報告は早めに行っておくことが大切と言えます。

 

(1)妊娠が発覚した時点で上司には報告しよう

妊娠が発覚した時点で上司には報告しよう

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看護師の場合はシフト制で働く場合がほとんどです。

そのため、今後のことも考えてなるべく早く発覚した時点で上司に報告を入れましょう。(上司が難しければ、助けてくれる同僚だけでも報告しておきましょう。)

報告が遅くなればなるほど、現場に迷惑がかかりますし、赤ちゃんへのリスクも高くなると言えます。

以下でご紹介する「看護師の意見や体験談」でも、早めに報告をした方が良いという意見が多数上がりました。

「生む」「生まない」の判断もあるとは思いますが、赤ちゃんを安全に授かるためには、対応は早い方が良いといえるでしょう。

また、新人看護師で妊娠してしまった場合には、こちらの「新人看護師で妊娠してしまった2人の体験談」も合わせて確認してください。

 

(2)お勧めの報告するタイミング

お勧めの報告するタイミングとしては、以下の通りです。

直属の上司への報告 胎児の心拍確認が済んだ後すぐに報告
同期への報告 仲が良い同期のみ、上司への報告の後に伝える
スタッフへの報告 ・上司と相談して決める
・「つわり」が始まる前

以上のタイミングがお勧めです。

安定期に入る前の報告になるため、デメリットもありますが、体のことを考えるとお勧めのタイミングです。

 

(3)妊娠発覚での看護師の意見や体験談

妊娠発覚での看護師の意見や体験談

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看護師

安定期を待たずに私は報告したほうが良い(東京都/38歳)

初期は「つわり」など体調不良になることもあるため、安定期を待たずに報告したほうがいいと思います。

勤務している病棟にもよりますが、夜勤があることや力仕事がある場合は配慮してもらえる環境がベストのため、言いづらくても伝えるべきです。

赤ちゃんを守ることができるのは、あなた(母親)だけです。


看護師口コミ早めの報告で周囲のスタッフにフォローしてもらえる(神奈川県/32歳)

妊娠が発覚したら、きちんと報告をしたほうが良いと思います。

私は、第2子妊娠時クリニックに勤めていた時にレントゲンのセッティングの仕事がありました。妊婦なのですが、医師にはなかなか配慮してもらえませんでした。

でも他の看護師・スタッフに伝えておけば、さりげなく配慮してもらえました。

先生も理解していただいたのか、その時併設していた透析室のほうへの仕事が多くなりました。また、その時は「つわり」があったので、仕事中にトイレに行くことも多くそういった意味でも他スタッフに迷惑をかけるため、報告は早めが良いです。


看護師 体験談妊娠が発覚した時点で上司に報告します(東京都/34歳)

私は、妊娠が発覚した時点で上司に相談します。そこで、今後の仕事内容についてすぐに相談します。(妊娠初期の場合は、流産の危険性も高く、移乗介助など身体に負担があるような内容の仕事は避けるようにお願いします。)

それだけでなく、悪阻などもあると、仕事もままならない可能性もあるため、症状がひどいようであれば休みをもらえるか確認します。

早めに報告をしないと、勤務などの調整をかけないといけませんので、できるだけ妊娠が分かった段階で報告するようにしています。


看護師 体験談

同期の看護師と上司にはすぐに報告します(看護師/31歳)

まず、妊娠検査薬で確認後、病院へ行き、胎児の心拍確認が済んでから、直属の上司にのみ報告をします。

その後、同期に内密に報告しておきます。

しばらくその状態で勤務をこなしますが、同期の看護師が知ってくれていると危険な処置や少し気分が悪い時などに、さりげなくフォローしてくれるので助かります。

その後1ヶ月くらいして「つわり」が始まる時期の少し前に病棟会などで全体に周知します。安定期を待ってからの報告にすると、「つわり」がひどい人の場合は分かってしまい、報告を受けていなかった人があまりよく思わないです。

そのため、報告の順序は間違えない方が良いですが、早めの周知によって、万が一流産してしまった場合はみんなにも結果的に知られる事にはなると思います。とにかく、おめでたい事なので、よっぽど性格の悪い同僚がいない限り、職場全体で妊婦をフォローする体制を整えてくれると思います。


 

2.妊娠しても、出産しても退職しないほうがお得!

妊娠しても、出産しても退職しないほうがお得!

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突然の妊娠が発覚した場合に、病院等のことを考えて自主退職する方もいらっしゃいますが、妊娠しても、出産しても病院は退職しない方が良いと言えます。

その理由として、公的機関から以下のような手当や一時金などを受け取ることが出来るからです。

手当や一時金の金額や条件については、以下の各項目の詳細ページから確認してください。

まずは、一般的に出産にかかる費用を確認しましょう。

 

(1)一般的に出産にかかる費用

妊婦検診の費用 約7万円
(受診回数約14回:3,000円~5,000円/1回)
特別な検査の費用 特別な検査を希望する方のみ
(1万円~10万円など)
分娩入院・出産費用 約40万円
出産準備費用 5万円~10万円前後
(赤ちゃんのおむつや服、入院グッズなど)

出産には、以上のような費用が掛かります。

しかし、出産するために様々な一時金や手当があり、ほとんど出産には費用が掛からないといえます。

 

(2)出産一時金について

金額 一律42万円
(健康保険組合加入者は10万円増額)
条件 妊娠4か月(85日)以上で出産する健康保険加入者もしくは配偶者の健康保険の被扶養者
詳細

子供も出産すると原則として1人の子供につき42万円の出産一時金を貰うことができます。

この出産一時金の条件が「健康保険」に加入していることが条件になります。(また、健康保険組合に入っている方は10万円加算されます。)

基本的に病院で勤務している看護師は職員となりますので、健康保険の加入が義務付けられているはずです。(小さな個人病院は確認してください)

退職をしてしまうと、健康保険に加入していないこととなり、出産一時金を貰うことができなくなります。もし、先に退職してしまった場合は、夫(旦那さん)の扶養に入ることで、健康保険の加入者となるので、確認をしてください。

 

(3)出産手当金について

金額 標準報酬日額の3分の2に相当する金額
条件 出産日以前42日(双子以上の多胎である場合は出産日以前98日)から出産の翌日以後56日までの範囲に会社を休んだ健康保険加入者
詳細

現在、産休・育休を認めてくれている病院がほとんどと言えるでしょう。

しかし、病院側(雇用側)から育休や産休の際に給料が出る病院は非常に待遇が良い病院と言えますが、基本的には給料を出す病院は少ないと思われます。

そこで役立つのが、出産手当金です。

育休や産休を取得することで、「出産手当金」が健康保険から支給され、お金を貰うことが出来ます。(金額は平均給与の3分の2の額が貰えます。)

(例)給料が30万円の場合は30日計算で約6,600円の「出産手当金」が貰うことができ、産休期間は98日なので、総額で98日×6,600円で646,800円の「出産手当金」が貰えることになります。(これは先ほど説明した出産一時金とは別になります。)

 

(4)育児休業給付金について

金額
  • 180日までは賃金の67%
  • その後は50%
    (細かい条件があるので注意してください)
条件 子供が1歳になるまで
(細かい条件があります)
詳細

産休に引き続き育休も同様になり、子供が1歳になるまで雇用保険制度から「育児休業給付金」を貰うことができます。

 

(5)退職が必要な場合もある

退職が必要な場合もある

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「妊娠しても、出産しても病院は退職しないこと」を説明してきましたが、あくまでもお金の話です。

妊娠は病気ではないという考えが昔の人はあるので、無理をしてまで働き、実際に辛い経験がある看護師も多いと思います。

そのため、自分の身体を守ってくれる保証はどこにもありませんし、誰も責任が取れないため、自分の身体を大切にするため退職という決断をする方もいます。

かかりつけの医師と相談しながら慎重に行動しましょう。また、正職員などで退職した場合、上記の手当とは別にハローワークで「失業手当(失業保険)」を受け取ることが可能です。

また、妊娠・出産などで退職した場合、失業手当(失業保険)の有効期限を1年から4年間に延ばす(最大3年間の延長)、受給期間の延長を行うことも可能です。住所又は居所を管轄するハローワークに申請が必要です。

詳しくは「ハローワークの受給期間」を確認しましょう。

看護師の退職体験談


看護師 体験談退職しても失業手当は貰うことができた(東京都/31歳)

私は正職員ではなくパート看護師だったため、産休や育休などの手当もなく、退職を選びました。

また、自分自身、出産や育児でライフスタイルが変わることによって仕事への考え方も変わっていくのではないか、という思いもあり、選り好みしなければいつでも復帰できると思い退職しました。

実際に退職して、失業手当ては受けとることができ、思っていた通り、仕事への価値観に変化が出たので、「退職」を選んで良かったと思いました。


看護師 体験談体の負担を考えて退職した(大阪府/35歳)

私は夜勤専従で働いており、夜勤の身体への負担を考えて妊娠発覚して、すぐに上司に報告しました。

上司からは夜勤から日勤への勤務時間の変更を勧められましたが、そこで日勤で働くメリットがなく、また看護師の仕事は体の負担が大きいため、夫とも話し合い退職を申し出ました。夜勤専従が他におらず、勤務者の調整が難しかったようですが、比較的早い時期に退職できました。


 

3.妊娠中の看護師の働き方

妊娠中の看護師の働き方

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労働基準法では、出産予定日からさかのぼって6週間から産休を与えなければなりません

(労働基準法では、本人が出産直前まで働くことを希望した場合には休む必要がないということです。)詳しくは、厚生労働省が出している「妊娠・出産期に知っておくべき法律や制度」を確認していきましょう。

良く現場の状況によって休まない方もいらっしゃいますが、看護師の仕事はハードなので赤ちゃんや母体に危険が出てきます。

そのため、周囲に気を使って休まない看護師もいますが、必ず休むようにしましょう

 

(1)看護師体験談から働き方の豆知識


看護師 体験談なるべく夜勤はしないようにした(神奈川県/30歳)

適度な運動が必要なことは分かっていましたが、不規則な生活も妊婦中の身体にはあまりいいことではないと聞き、妊娠初期も妊娠後期も私は夜勤をなるべくしないようにしていました。

上司と相談し、理解してもらうまで話し合いました。あの時しっかりと自分の意見を伝えていて正解だったと思います。


看護師 体験談助けてもらった分、恩返しすることを忘れない(北海道/31歳)

妊娠しながら看護師として働く上で大切なことは、スタッフの協力と理解だと思います。

そのため、助けてもらうだけではいけないと思います。

助けてもらった分、他のスタッフの仕事を増やしてしまうことになるので、体に負担がない仕事は出来るだけ手伝うようにしていました。

また、お菓子の差し入れなどは効果的でした。


看護師 体験談休憩時間はなるべく横になる(東京都/29歳)

休憩時間はなるべく下肢を挙上するようにし、横になれる環境であれば10分でも良いので休ませてもらうと楽になります。

私が働いていた病院では、足を伸ばせる休憩室がなかったので、ラウンジに仮眠用の簡易ベッドを借りて休憩させてもらっていました。


看護師 体験談つわりがひどい場合は仕事内容によっては楽になる(愛知県/29歳)

私は「つはり(つわり)」が結構ひどかったため訪問看護師の仕事を少し休みながら行っていました。

その際に、先輩看護師から『仕事で「つわり」の事を忘れちゃうから外にでた方がいいよ』というアドバイスを貰い、実践していました。

また、病棟などに勤務している方は、「つわり」の時期には臭いに敏感なので、オムツ交換の時間は他の作業に回してもらうと楽になります。


看護師 体験談力仕事は極力避ける(福岡県/27歳)

私は、妊娠中は常にお腹に気を付けながら働いていました。重たいものはあまり持たないようにすることや、力仕事を行わないようにしていました。

妊娠後期になり、赤ちゃんと体調が安定するまでは力作業は避けて働いていました。


看護師 体験談自分の仕事の仕方が後輩妊婦に影響する(東京都/32歳)

私の同期は、『先輩は「つわり」でも吐きながら仕事をしていた。だから私もこれくらいのことで根を上げてはいけない』と言って、他の人がいくら説得しても休みを取りませんでした。

妊娠中の仕事ぶりは後輩に影響するので、自分1人の問題ではありません。後輩にとって先輩妊婦の仕事の仕方は、ロールモデルになります。


 

(2)周囲の理解を得よう

周囲の理解を得よう

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妊娠中の看護師が働く上で一番大事なことは、赤ちゃんのことを考えて職場や周囲の理解を得ることです。

例えば師長が「夜勤シフト組んだからいまさら無理よ」などと言われたとしても、必ず自分の意思を伝えることが大切です。

辛いときには辛いと伝えよう

辛いときに辛いといえない方も多いので、はっきりと「辛い」と言いましょう。

母子手帳に母性健康管理指導カードがついているので、医師に記入してもらうことで、スムーズに勤務の短縮や重労働を避けることができます。

 

(3)妊娠初期は医師と相談しながら仕事をする

妊娠初期は「無理をしない」ことはもちろんですが、今の自分の身体の状態を知ることが大切です。

そのため、妊婦健診で医師と相談をしながら、今の仕事内容や注意しなくてはならないことをしっかり確認して仕事をするようにしましょう。

特に安定期に入るまでの間は不安定な状態ですので特に注意が必要です。無理をして、入院することや、長期休暇をとるよりは、自分の身体に合わせて仕事をするようにしていきましょう。

 

(4)夜勤はなるべく行わないこと

夜勤はなるべく行わないこと

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労働基準法では、「妊産婦に対する変形労働時間制の適用制限並びに時間外労働、休日労働及び深夜業の制限」と言うものがあり、妊産婦が請求した(希望した)場合には、夜勤をしなくても良いという労働基準法があります。(詳細:労働基準法のあらまし(女性関係)

夜勤をすると体調やホルモンバランスの変化により、体が疲れやすく、おなかの赤ちゃんに負担がかかる傾向が強く、妊娠が発覚した場合は必ず「希望して夜勤をしない」という選択肢を取りましょう。

しかし、自分から言い出しにくいと考えている看護師の方は、以下の対応を行ってみてください。

夜勤免除の診断書を貰う

かかりつけの医師に相談し、妊娠の経過を確認しながら、「妊娠証明書(夜勤免除の診断書)」を書いてもらいましょう。

産婦人科医の診断書が言葉で伝えるより効力があることは明らかだと言えます。

夜勤を行わないタイミング

また、夜勤を行わないタイミングについても医師に相談することが一番だといえます。

 

4.最後に

最後に

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一般職と比べると看護師は女性の職場なので、妊娠しても働き易い職業だと思います。

しかし、周りの協力なしでは働くことができず、今までと同じような仕事の仕方は不可能なため、周りに感謝しながら仕事をしましょう。

妊娠中の看護師の働き方注意点は以下の通りです。

  • 夜勤はなるべく入らない・避ける
  • 職場・周囲の理解を得ることが大事
  • ストレスはかからないように気を付ける
  • 自己管理をしっかりと行う

自己管理をしっかりと行うことや、ストレスが掛からないように仕事を行うように努めましょう。

一番に赤ちゃんのことを考え、行動するのが母親ですね。


   
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更新:2019年3月25日
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