イベントナースとして働いた看護師の仕事内容と体験談

イベントナースとして働いた看護師の仕事内容と体験談
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イベントナースとは、イベントに帯同し待機している看護師のことを言い、スポーツイベントや花火大会、アーティストのコンサート会場などでの救護業務(救護室で待機)を行う仕事です。

主に、

  • ライブ会場・野外フェス
  • アーティストのコンサート会場
  • お祭り・花火大会
  • スポーツ大会・イベント
  • 野球・サッカーなどのプロスポーツ
  • 子供があつまるイベント
  • 国際カンフェレンス、学術発表・展示会 など

などの救護室で働きます。(イベントナースの範囲が広いため、様々なイベントで看護師として働く仕事です。)

また、中にはツアーナースやメディア関係の仕事もイベントナースと呼ばれる場合がありますが、当サイトでは分けてご紹介しています。ツアーナースについては「ツアーナース(旅行添乗)の仕事内容と良くある質問」を、メディア関係については「看護師体験談:医療ドラマ監修の仕事内容とは」を確認してください。

私は約3年間、単発(アルバイト)でイベントナースの仕事を行ってきました。その時の体験談を元に、仕事内容や働いて感じたことを説明していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 神奈川県/29歳
  • 職務経験:総合病院、特別養護老人ホーム、クリニック、介護老人保健施設、デイサービス、健診センター、イベントナース、健康相談員
  • 診療科経験:脳外科、神経内科、内科、皮膚科、美容皮膚科、整形外科
3年間、総合病院での経験を経て転職。社会勉強として、様々な病院・施設で働いた経験があり、現在は派遣・パート看護師として活躍中。

1.看護師の仕事内容

看護師の仕事内容

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イベントナースは基本的に救護室で看護師としての対応を行う仕事です。

イベントの内容によって異なりますが、基本的に看護師1名、または少数で構成され医療処置が出来る環境下にない場所で救護を行います。

一般的なイベントナースの仕事内容を私の体験からお伝えしていきます。

 

(1)体調不良・怪我をした人の救護

体調不良・怪我をした人の救護

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私が経験したイベントナースの仕事で行った、体調不良・怪我をした人の救護は以下の通りです。

  • 熱・頭痛・体調不良などの内科的処置
  • 怪我・捻挫などの外科的処置
  • 既往、内服薬の確認
  • バイタルチェック
  • 急変時の状況を見ていた人への聞き取り・同伴者の確認
  • 搬送すべきかの判断

などです。

 

看護師の体験談

野外で行っているイベントや室内でのイベント、季節によって患者の症状は変わります。

夏のイベントの場合 熱中症や脱水症状の患者
冬のイベントの場合 発熱など、風邪の症状の患者
体験型のイベント 怪我をする患者
食べ物があるイベント 嘔吐やアルコール過剰摂取による症状がある患者

などのような患者が多いと言えます。

 

(2)情報収集と準備

情報収集と準備

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イベントナースは基本的に患者が救護室に来るため、そのための情報収集と準備することも看護師の仕事の一つになります。

自分が働くイベントで起こり得る病気を事前に予測しておくと、もしもの時にスムーズに処置をすることができます。

救急セットなどは、イベント運営会社が準備してくれます。

また、もしもの時のために私はAEDの有無と場所を確認するようにしています。

 

イベントの内容と参加人数などの把握

全体を把握する事は非常に大切な仕事です。

救護が必要な場合すぐに駆けつけられるよう、全体の地図や施設の構造などを把握しておくのは必要です。

また、何人がどこで何をしているのか把握する事は、災害時にも必要な情報になります。

 

2.働いて感じたこと

働いて感じたこと

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私が複数、イベントナースとして働いて感じたことを説明していきます。

初めてイベントナースとして仕事をする方は、是非参考にしてください。

 

(1)私が感じたメリット・デメリット

私が感じた働く場合のメリット・デメリットをお伝えします。

メリット ・基本単発のため都合の良い日に働くことができる
・他の仕事より肉体的なストレスが少ない
・常に初めての場所なので新鮮な気持ちで働ける
・様々な職業の人との出会いがある
・ライブでは歌手の生歌を聴くことができる
(ずっと見ていることは難しい)
デメリット ・勤務時間が決まっていない場合があり、長い
・臨機応変に対応する力が求められる場合がある
(看護師が1人だと責任が重い)
・収入は安定していない(お小遣い程度)
・野外のイベントでは快適な気温で仕事ができない

イベントナースは1名体制の可能性があり、その場合判断力が必要になってきます。そのため責任が重くのしかかる点が一番のデメリットと言えると思います。

 

(2)看護師としての臨床経験はあったほうが良い

イベントナースでは1人で仕事を行う場合があり、看護師として幅広い医療的な知識が求められる可能性があります。

また、事前情報やカルテが無いうえに、医師もおりません。

そのため、働く上で看護師として臨床経験があったほうが良いと感じます。

 

体験談:スポーツ系やライブの救護室は初めての方におすすめ

スポーツ系やライブの救護室は、運ばれてくる方の症状が一定で、処置が簡易的なことが多いため、初めてイベントナースをする方にはお勧めだと思います。

 

(3)どのアーティストか誰のライブかは教えてもらえない

どのアーティストか誰のライブかは教えてもらえない

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ライブ会場や人気アーティストのイベントでは、誰のライブであるのかは募集の段階では教えてもらえません。

そのため、好きなアーティストのライブに参加することは難しいといえます。

 

看護師の体験談

私の友人は、好きなジャニーズがコンサートを行う日に、イベントナースの募集がある求人を探していました。

ですが、参加したら、全く知らないアーティストだったことも多々あります。

また、お祭りや体験型のイベントも実施場所と簡単な詳細は教えてもらえるものの、それが何なのかは教えてもらえません。

 

(4)英語が出来ると外国人向けの仕事が出来る

英語が出来ると外国人向けの仕事が出来る

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イベントナースを行う上で、日常英会話や医療英語ができると、外国人参加者が多い、学術発表や展示会などのイベントナースとして働くことが出来ます。

また、子供向けのイベントでは保育士資格を保有している看護師の方が優先されたりします。

 

(5)急な休みなどは取ることが出来ない

急な休みなどは取ることが出来ない

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自分の体調が悪くなった、急用ができたときにも、病院のように電話1本で休むことはできません

イベントによりますが、看護師の採用人数は1イベントにつき1~2人なります。そのため、休んでしまうと変わりがおらず、とても迷惑をかけることになります。

 

看護師の体験談

私はイベントナースとして働く前日に、インフルエンザにかかったことがあります。

さすがに休むしかありませんでしたが、求人を紹介してくれた会社に迷惑をかけ、一時的にイベントナースの仕事には参加できなくなりました。

 

(6)イベントナースだけで生計を立てることは難しい

イベントナースの仕事のみで、看護師として生活していくということは、ほぼ不可能だと思います。

理由は2つで、

  • 1日利用し、日給が高くても1万円程度であるため
    (時給2,000円が3時間程度のこともあります)
  • イベントナースの求人がない時期もあるため

などの理由です。

そのため、イベントナースはダブルワークや副業などに向いていると言えます。

 

(7)単発のため求人が少ないときもある

単発のため求人が少ないときもある

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イベントナースの多くは、看護師転職サイト(特に派遣を行っている会社)を利用して仕事を探します

気を付ける点としては、

  • イベントナース求人が少ない時期がある(イベントが少ない1月2月や、9月、11月など)
  • そもそもイベントナース求人がない転職会社がある

ということです。

 

看護師の体験談

私の経験では、イベントナースの情報もあると言っていたので登録し、いざ仕事を探してみたらイベントナースの仕事なんてほとんどなかったケースもあります。

お勧めとしては、

などがお勧めです。

利用した看護師の口コミなどを見て、登録してみてください。

 

3.最後に

イベントナースはイベント参加者を守る責任のある仕事ですが、楽しみながら仕事ができる特殊な仕事です。

病院や施設などで働くよりも、看護の仕事としての視野が広がり、やりがいを感じられ息抜きにもなると思います。

自分の知識や経験を生かして楽しく働けるイベントナースは、機会があればアルバイトや副業として1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

転職を考えている看護師の方へ

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1月~3月は、求人が最も多くなる時期であり、病院・クリニック・施設・企業などの看護師求人数が最も充実します。転職に細かい希望条件がある方や、現在の職場よりも待遇が良い求人を探したい方、キャリアアップなどのステップアップをしたい看護師の方には転職が最適な時期と言えます。

しかし、看護師転職サイト(会社)などでは一番の繁忙期となり、忙しい中でもしっかりとあなたのサポートを行ってくれる、良い看護師転職サイトを選びましょう。

専任の担当者のレベルによって大きく転職活動が変わり、出会える求人も違います。そのため、以下の看護師の皆様(執筆している看護師の方)が選ぶ「おすすめ3社」を登録し、

  • 担当者や対応の質
  • 求人の比較
  • 求人の詳細情報の有無

などを確認しながら検討しましょう。

 

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更新:2020年8月4日

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