看護アドボカシーとは?

よく、看護の現場において「アドボカシーが大切」というような言葉を耳にすることがあると思います。しかし、いざ意味を聞いてみると多くの人が学生時代に習ったけど忘れてしまった、アドボカシーという言葉は知っているけど意味は説明できないと回答します。

看護アドボカシーを適切に臨床で行うにはどうすればいいでしょうか。ここでは看護アドボカシーについてご紹介します。

おすすめの転職サイト
順位転職サイト名評価登録
おすすめ1位 レバウェル看護(旧 看護のお仕事) 3.97無料登録
おすすめ2位マイナビ看護師3.77無料登録

看護アドボカシーとは

看護領域での、看護アドボカシーとは、「患者や家族が自身の権利や利益を守るための自己決定が出来るように、患者や家族を保護し、情報を伝え、支えることでエンパワーメントすること、さらに医療従事者との仲裁を行い、医療者間の調整をすることである」と定義付けています。

ちなみにエンパワーメントとは患者・家族を強引に説得したりするのではなく、自己決定できるように働きかけることとされています。

アドボカシーは元々法律用語になります

「アドボカシー」とは、もともと法律用語で

  • 「社会的弱者やマイノリティーの権利擁護・代弁」
  • 「社会環境による性差撤廃」
  • 「地球環境問題」

など幅広い分野での活動を意味する言葉として使われていました。

日本では数十年前から看護の分野でアドボカシーという言葉が使用されるようになりました

看護アドボカシーの看護師が知るべきポイント

看護アドボカシーを行う上でポイントとなるのは、看護師の知識と理解、道徳的概念です。

看護アドボカシーは、前述したことを要約すると「家族や患者の権利を守り、患者の思いを代弁するということ」になります。そのため、まず医師が言ったことを看護師がどれだけ理解できて、それを要約し、分かりやすく患者に伝えられるかがポイントとなります。

看護師の知識と理解について

患者に要約して分かりやすく伝えるためには看護師自身が病気や治療について理解できているかが重要となり医療的な知識や教養がたくさん身についている看護師ほど患者や家族が求めている情報を提供することができます。

そのため、知識の多さに加え、患者が何を求めているかを患者と話していく中で、理解できる能力も求められます。

看護師の道徳的概念について

看護アドボカシーを行う上での最も重要なポイントが、看護師の道徳的概念です。いくら知識や教養が豊富であっても道徳的概念が抜けていれば患者や家族に必要な情報が提供できないだけでなく、患者や家族に不快な思いをさせかねません。

道徳的概念が抜けている場合

例えば、もう治療に限界があり、緩和ケアに入る患者の場合、患者や家族と看護師の“死”に対する概念が違うとせっかく看護アドボカシーを行っても患者と看護師間に大きな溝ができることも考えられます。

道徳的概念が抜けていたり、医療者として死の概念を重く見ていないなどのことがあれば、患者を激高させる可能性も十分にあるのです。これらのことから看護アドボカシーを行う上での最大のポイントは看護師の人間としての技量であるのかもしれません。

ポイント!

ポイント

現在では、「看護師の正義感や人間としての技量をもってしてでも、患者や家族を擁護するには限界があるのでは?」というようなことも指摘されているようです。

看護師が適切な看護アドボカシーを行うためには

それでは、適切な看護アドボカシーを行うにはどうしたらよいのでしょうか。看護アドボカシーを行う上でのポイントを踏まえて、看護アドボカシーを適切に行う方法について説明していきます。

患者や家族とコミュニケーションを密にとり、思いを理解すること

適切な看護アドボカシーを行うためにはまず、患者や家族とコミュニケーションを密にとって、患者や家族の思いを理解していくことから始まります

もちろん、病気や治療についてどのような思いを抱えているかということも大切ですがそれだけではなく、患者の生きてきた背景、趣味や将来の展望など患者を全人的にとらえることが必要となります。

患者家族との積極的なコミュニケーションと情報収集が必要

患者とは療養生活の世話をしていく中でコミュニケーションを徐々にとっていくことができますが、家族となるとそうはいきません。面会時間中の限られた時間の中で思いを引き出していかなければなりません。

そのため、積極的にコミュニケーションを取りに行くだけでなく、場合によってはチームメイトにも情報収集を依頼し、情報を共有していくということも必要となります。

ポイント!

ポイント

患者や家族とのコミュニケーションを密に摂り、思いを理解して信頼関係を得ることが看護アドボカシーを行う第一歩となるでしょう。

患者の疾患について勉強すること

疾患は教科書や参考書に載っているものだけでは足りません。

教科書や参考書に載っているような一定の経過を踏むことは少なく、思いがけない症状が発症したり合併症を発症したり、現病とは違う既往が悪化するなんていうこともあり得ます。

そのため、教科書や参考書の知識をベースに、患者の疾患と置かれている状況について理解するということも必要となります。

道徳的な概念を身につけること

道徳的な概念は机上での勉強で身につけるのはなかなか難しいものかと思います。1番簡単で、身につく方法が経験であると考えます。いろいろな経験をしていき幅広い観点で物事を見ることで道徳的な概念が身につくのではないでしょうか。

私個人的には、病院という施設単位でこのような経験をさせてもらえましたが、

  • 個人でボランティアをする
  • 病気と闘っている患者のドキュメンタリー番組を見る
  • 病棟にいる様々な患者と関わり患者の生きてきた背景を知る

以上のことだけでも視野を広げ、道徳的な概念を身につけることができるものと考えます。

病院では道徳的概念が持てるように指導しているケースも多い

私が働いていた病院では、この道徳的概念をもてるよう幅広い経験をさせてもらえました。医療や介護を受けながら社会で頑張って生活している様子を特集したDVDをたくさん見たり、生活保護受給者や日雇い労働者がたくさん生活している居住区でボランティアをしたり、地域の住民に医療的なボランティアをするということもありました。

新卒で入職した当初は、実習生として守られた環境、理解のある優しい患者の下で医療を学ぶことができたため、視野はかなり狭かったのですが、いろいろな人と関わりいろいろな人の現状を知ることでかなり視野が広がり、いろいろな人の考え方を知ることができました

1人で限界があれば先輩看護師に相談すること

前述したように看護師の概念や義務感では限界があるという声も出ています。患者や家族のために一生懸命やることが、かえって看護師自身を苦しめてストレスとなり、看護の世界を退いてしまうという可能性もあります

そのため、自分1人で関わることがしんどい、どうしても理解しきれない部分があるという場合は先輩看護師に相談するのも1つの方法です。

補足説明!

補足事項

特に先輩看護師は看護師人生を長く生きていいるためその分、医療的知識や患者への看護についての知識も豊富です。そのため相談することで良い答えを見つけることができ、看護アドボカシーを行う上で役立つかもしれません。

医師を敵ととらえないこと

患者や家族はどうしても、

  • 自分の意見が伝わらない
  • 自分のことを分かってもらえない

以上のことを感じると医師のやっていることを疑いの目で見てしまいます。

看護アドボカシーは、患者を擁護するという意味を含んでいるため、看護アドボカシーを行う上で、患者や家族を守りすぎて医師を敵として捉えてしまう場合もあります

しかし、実際に治療を行うのは医師であり、医師を敵と捉えてしまうことで、患者や家族と医師間の関係に亀裂を入れてしまう可能性もあります。

養護するというのはあくまで患者の権利や思いを守るだけであり、医師を敵として捕らえないように注意しましょう。

まとめ

看護アドボカシーという言葉についてご理解いただけたでしょうか。

何より大切なのは、患者や家族へ適切な情報が伝えられるか、患者や家族が強要されることなく適切な選択をして医療を受けられるかです。看護師はあくまで患者や家族をサポートする、主導権は患者や家族にあるということを忘れずに看護アドボカシーを行ってほしいものです。

また、看護アドボカシーを行う上で看護師が疲弊してしまっては意味がありません。深く関わりすぎないよう、つかず離れずの関係性を保てればよいのではないかと思います。

当サイトおすすめの看護師転職サイト!

おすすめの看護師転職サイト

看護師のための病院の口コミ・評判サイトを運営する「はたらきナース」がおすすめする、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をご紹介します。

下記に紹介する看護師転職サイトは、次のような充実したサービス内容を提供しています。

  • 豊富な看護師転職支援の実績
  • 充実した転職支援サービス
  • 履歴書や職務経歴書の添削、面接対策が手厚い
  • 多数の看護師・看護職求人の保有
  • 担当者と紹介される求人の質の高さ

特に選択に迷う場合は、以下の2社に無料で会員登録をして、自身で比較しながら、最終的に一つの看護師転職サイトを選ぶことをお勧めします。

看護師求人数No.1!レバウェル看護

レバウェル看護

サイト名レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数約150,000件
非公開求人とても豊富
施設総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター等
職種看護師、准看護師、助産師、保健師
雇用形態常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
診療科目内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
配属先病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴●看護師転職サイトの中でも一番求人が豊富
●ハローワークの看護師求人も多数掲載
●担当者が丁寧で親切
●転職の相談から始めることが可能
●年間約5,000件以上の病院にインタビューを実施
●院内・施設内情報に詳しい

おすすめする理由は複数ありますが、特に注目すべき点は、独自のインタビューを通じて院内情報を豊富に収集していることです。

また、数多くある転職会社の中でも全国規模で対応しており、病院・クリニック・介護施設等の求人が、業界No.1であることが魅力です。看護師求人数が豊富なため、希望する条件にマッチした求人を見つけやすいです。

そのため、看護師転職を考える方は、必ずレバウェル看護を活用しておきましょう。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/

 

丁寧で的確な対応!マイナビ看護師

マイナビ看護師

サイト名マイナビ看護師
運営会社株式会社マイナビ
公開求人数約80,000件
非公開求人とても豊富
(保有求人全体の約40%非公開)
施設病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
職種正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
雇用形態正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
勤務形態常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
診療科目美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
配属先病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴●担当者が丁寧、的確なアドバイスをくれる
●勤務中の看護師の方は退職交渉も可能
●企業系の希少価値が高い求人が豊富
●好条件の非公開求人がなんといっても多い

マイナビ看護師が看護師から選ばれる理由は数多くあります。特に、他社と比較して多数の非公開求人を保有しており、条件の良い看護師求人を見つけやすい点が大きな魅力です。

加えて、担当者の丁寧で親切な対応が、看護師から高く評価されている理由の一つとなっています。

こちらも、看護師転職を行う場合は、併せて活用してきたい看護師転職サイトです。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。