看護師が転職後に「合わない」と感じた場合の対処法

看護師が転職後に「合わない」と感じた場合の対処法
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期待を胸に転職したのに、すぐに「この職場、私には合わない」と感じたことはありませんか。

しかし、その感覚に流されてすぐに職場を辞めてしまうことは危険すぎるかもしれません。

看護師が転職した職場が合わないと感じた時、自分の心理や立場を理解し、客観的に自分の立場を考えることができる対処法について、私の体験談を合わせながらご説明します。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 年齢/エリア:48歳/神奈川県
  • 資格:がん看護専門看護師、消化器内視鏡技師、心理相談員
  • 経歴:がん専門病院、総合病院、クリニック、総合病院、訪問診療クリニック
  • 経験がある診療科:消化器内科、腹部外科、透析室、内視鏡室、相談室、放射線治療室
看護師をして20年以上。外来・病棟・検査室・クリニックなど、様々な場所での業務を経験と実績があり、現在も現役看護師として活躍中。
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1.転職先が合わないと感じてもすぐに辞めるのは危険

転職先が合わないと感じてもすぐに辞めるのは危険

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転職は、看護にとって心身ともにストレスフルな体験と言えます。

1960年代のアメリカでの研究において「ライフイベントとストレス」との関係を見た時、ストレスを強く感じるライフイベントとして退職は10位、転職は18位という結果が報告されました。

ということは、退職・転職というライフイベントを短期間で経験した場合、それだけ心身に影響を与え、通常時よりも正確な判断を下せない可能性が高いということです。

 

主観的で極端な思考に陥ってしまう

特に、人間関係や上司などのパワハラが原因で前職を退職した場合には、人間不信や自己肯定感の低さを抱えている可能性があります。

そのため、新しい職場でも、周囲のスタッフの目を意識しすぎて「やっぱり合わない」「私には向かない」と、主観的な視点だけ極端な思考に陥ってしまうことがあります。

ポイント!

主観的な判断だけで転職・退職を繰り返すと、次の転職では更に緊張し、同じことを繰り返してしまうことがあります。

また、短期間に転職を繰り返すことで、再就職先の条件も悪くなりがちです。

 

2.職場の人間関係が合わない場合

職場の人間関係が合わない場合

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看護師が転職後、職場の人間関係が合わないと感じた場合の対処法についてご紹介します。

 

(1)淡々と仕事をこなし、周囲を観察する

新しい職場は、仕事に慣れるまで「アウェイ」状態が続きます。

私も転職や職場異動を何度も経験しており、新しい職場に異動するたびに居心地の悪さと、孤独感や疎外感を覚えます。

そんな時は、言われた仕事を確実にこなしながら周囲のスタッフが行っている仕事を観察するようにしています。

そして手伝えそうな仕事は声をかけて実践することで、周囲のスタッフと信頼関係を構築していくことができます。

補足説明!

転職して不安定な気持ちである場合は、他のスタッフが仕事を教えてくれないように見えてしまいがちでしょう。

そんな時こそ淡々と仕事をこなすことが、居場所を作ることになります。

 

(2)職場は職場と割り切る

看護師が職場で気持ち良い人間関係を期待しすぎず、職場はあくまで仕事をして給与をもらう場所であると割り切ることも、人間関係が合わないと感じた時には必要な対処法です。

人間関係を意識しすぎる人は、自分を受け入れてくれない人に気持ちのベクトルを向けすぎる傾向があります。

しかし、職場は様々な年代の多様な価値観を持った人たちの集団であり、自分に興味を向けてくれる人や、価値観が一緒の人に会えることの方がまれなのです。

相手の対応がどうであれ社会人としてなすべきことをする

自分を受け入れてもらうことを考える前に、「職場は社会人としての自分を見せる場所」と考え、例えば

  • 挨拶をする
  • 業務中は仕事をする
  • 声を掛け合いミスは防ぐ

など、社会人として自分がやるべきこと、看護師として求められることを行います。

相手があなたに同じことを返してくれなかったとしても、「社会人として未熟な人」と割り切り、あなた自身は社会人として対応し続けることが大切です。

そして、職場で受けたストレスは職場以外で発散し、気持ちを引きずりすぎないようにします。

 

(3)睡眠・休息を十分に取り体調を整える

転職時は、精神的に不安定になりがちです。その不安定さが、「人間関係が合わない」と思わせる原因になっている場合があります。

人間関係が合わないと感じたら、まずは自分自身の体調管理を心がけます。

  • 睡眠時間を十分に確保する
  • 栄養バランスが整った食事をきちんととる
  • 休憩や休息時間を確保する

など、自分自身の心と体を大切にすることも必要です。

 

3.業務内容が合わない場合

業務内容が合わない場合

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看護師が転職後、業務内容が合わないと感じた場合の対処法についてご紹介します。

 

(1)何が合わないのかを明確にする

看護師の業務内容が合わないと感じて転職したくなる場合には、どんな業務が合わないのかを明確にすることが大切です。

例えば初めての業務が多く、自分のスキルが足りていないだけあれば、仕事を覚えることで解決することです。

電子カルテについても、合わないのではなく慣れていないだけの話です。

転職したばかりは、やりたいことを行えるわけではない

転職してきたばかりの看護師に、自分のやりたいようにやって良いという職場はありません。

特に転職して数か月は、お試し期間です。転職先も、あなたを自分の職場に合うがどうかを判断している時期です。

合う、合わないといった感情・感覚レベルで物事を判断するのではなく、何が合わないのかを明確する、更に自分の「転職したばかり」という立場を客観的に捉えることが大切です。

 

(2)生理的・倫理的に無理な場合は相談する

初めての業務のなかには、体験してみたものの生理的に合わないものもあります。

実は、私は透析室業務の一つである穿刺が苦手で、血液が回路をめぐる夢まで見るようになり異動しました。

看護業務はできるようになっても、慣れないどころかさらに緊張する場合には、同僚や上司に相談し、対応を考えてもらうことが良いでしょう。

本当に倫理的に問題がある行為なのかを考える

倫理的に業務内容が納得できない時も、自分だけが声高に問題視すると苦しくなってしまいます。時には、前の職場との比較だけの判断の場合もあります。

そんな時も周囲に相談し、他のスタッフがどう思っているのか、本当に倫理的に問題がある行為なのかを考えてみることが大切です。

 

4.やりがいを見出せない場合

やりがいを見出せない場合

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看護師が転職後、やりがいを見出せない場合の対処法についてご紹介します。

 

(1)業務の意味づけをする

業務の意味づけをすることは、看護師が転職したばかりでやりがいを見出せない時の対処法です。

やりがいは自分で見つけるものです。新しい職場がやりがいをくれるわけではありません

まずは、

  • 自分が行っている業務は何のためなのか
  • どのようにすれば安全で確実で患者さんのためになるのか

といった視点で考えてみると、単純作業に見える業務さえも興味深く見えてくるものです。

補足説明!

転職したら、業務を覚えることが最優先です。その時期に「やりがいを見つける」こと自体が至難の業とも言えるかもしれません。

 

(2)やりがいを見出せない理由を考える

やりがいを見出せない時は、何がやりがいを感じさせないのかを自分に問うことも大切です。

転職後しばらくは、心身ともに緊張状態が続き意欲自体が低下していることや、転職に伴い家族関係が変化したことが気がかりで、仕事にやりがいを見出す精神的余裕がないこともあります。

必ずしも仕事内容が問題とは限らないのです。焦らずに、時には自分を振り返る時間が必要なこともあります。

 

5.確認していた雇用条件と違う場合

確認していた雇用条件と違う場合

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看護師が転職後、聞いていた、確認していた雇用条件と違う場合の対処法についてご紹介します。

 

(1)まずは上司や院長に確認する

雇用条件が違うことで「合わない」と感じた場合、自分一人で考えて悩むよりも、病院なら上司、クリニックなら院長に確認してみることが大切です。

私が働く職場では、人間関係などよりも雇用条件の違いにより数か月で退職する看護師もいますが、話し合いで改善する場合も多いようです。

  • 長期的視点で雇用条件が改善できるか
  • 自分自身も最初の契約内容で業務をし続けているか

以上のことを確認し、話し合うことが大切な対策です。

 

(2)第三者に介入を依頼する

第三者が介入した場合、退職する場合が多く、解決策としては不十分です。

しかし、どうしても解決しない場合は、弁護士などの専門家、看護師転職サイトを利用したのであれば、担当者、派遣会社であれば、その会社などに確認するべきです。

ただ、なるべく個々の話し合いで解決まで導いたほうが、その後の働き方がスムーズであり、どうしても納得できない場合には、退職・転職することも視野に入れて良いでしょう。

 

6.まとめ:辞める前にやれるだけのことを行ってみる

転職してすぐに、「私には合わない」と感じて辞める判断をすることはとても危険です。

まずは辞める前に、やれるだけのことを行ってみることが大切です。

転職してすぐの頃は、心身のバランスが崩れている時です。

感情や感覚に流されることなく、客観的に自分の立場を見つめ、その上で今後のことを判断しても遅くはないのです。


   
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更新:2019年3月24日
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