虎の門病院で15年働いた看護師に評判を聞いた!院内の雰囲気はどう?

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私は東京都港区にある「虎の門病院」で、3年前に15年近く勤務していました。

今回は、虎の門病院の雰囲気や実際の給料、働く看護師のスキルアップ・キャリアアップ教育体制の実態について説明していきます。

私の体験談となりますが、虎の門病院への転職を検討されている看護師の方は、是非参考にしてみてください。

【ご注意】実際に虎の門病院で働いた看護師が個人的な見解での意見を述べている体験談ページです。そのため、病院の体制や年収や福利厚生は決定づけるものではございません。

体制や福利厚生の情報は「虎の門病院看護部のサイト」で確認してみてください。

1.虎の門病院の看護師・院内の雰囲気(社風)

虎の門病院の看護師・院内の雰囲気(社風)
病院名称 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院
住所 東京都港区虎ノ門二丁目2番2号
設立 1958年
病床数 868床
病院公式サイト https://www.toranomon.gr.jp/
看護部サイト http://www.toranomon-nurse.com/

私が勤務していた時期の虎の門病院は全体的には真面目できっちりとした空気があり、総合的には良い雰囲気で、患者さん中心の看護を目指し、皆で少しでも良い看護をしようという空気がありました。

新卒者に対する教育が、まだ現場に任されていたような時代から、虎の門病院には看護師の教育を担当する部署があり、新人看護師教育には特に力を入れ、それを目的に入職する看護師も多かった印象でした。

 

(1)同僚間は和気あいあいとした雰囲気だった

同僚間は和気あいあいとした雰囲気だった

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私が勤務している時は基本的に虎の門病院の看護師は20代が大半を占めていたため、同僚間は和気あいあいとした雰囲気です。

私自身も含め人間関係に悩んで辞めたという話はあまり聞きませんでした。

部署によって少しずつ違いがありますが、20代から30歳前後のスタッフがまんべんなく所属しているか、20代が大半で、30代の主任職とリーダーが数名ずつ所属しているというのが代表的な編成でした。

分院はアットホームだった

港区内にある本院は規模が大きいため、病棟同士の交流は少ない印象で、入職同期や委員会活動を通して他部署の人と仲良くなるパターンが多かったです。

反対に、川崎市にある分院は規模が小さいため、部署を超えて看護師同士の交流があり、アットホームな雰囲気です。看護師の年齢層も、分院はベテラン層が厚いです。

 

(2)中堅看護師になると、委員会メンバーを任される事が多かった

虎の門病院の新人看護師の教育プログラムを終えるには、少なくとも3年が必要で、それを終えたスタッフ、つまり4年目以上のスタッフが何らかの係を任されます。

係は、リンクナースの役割がほとんどでした

係は、各委員会と各部署をつなげるリンクナースの役割がほとんどでした。

緊急時トレーニングや褥瘡、感染といった委員会の係があり、会議はおおよそ月に1回、勤務扱いのものもあれば、時間外のものもありました。

 

(3)専門チームの協力を得られやすい環境だった

専門チームの協力を得られやすい環境だった

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私が勤務していた時期の虎の門病院には、

  • 褥瘡対策
  • 緩和ケア
  • 呼吸器療法
  • NST

といったチームが複数あり、専門家の立場からアドバイスを貰うことが出来ました。

また、その他に専門看護師や認定看護師も複数名在籍しているため、色々な分野で看護相談が可能でした。

 

(4)既婚者は働きにくいと感じる場合がある

部署にも寄りますが、虎の病院は基本的には結婚すると働きにくい職場だと私は感じていました。一番の理由としては私が勤務している頃は残業が多く、毎日2時間は残業していました。

現在は改善されている可能性もあるため、是非確認してみてください。

さらに、若いスタッフが多かったため、効率よく仕事をする事がどうしても難しかった事と、「早く帰ろう」という雰囲気にはやや欠けていたと感じます。

外来や分院の方は、ベテラン層のスタッフが多い事と、慢性期寄りの病棟編成であったため、結婚して子供がいても働き続けている看護師が多かったです。

 

2.スキルアップ・キャリアアップ体制について

虎の門病院 スキルアップ・キャリアアップ体制

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虎の門病院は新人看護師研修に力を入れており、昔から看護師教育専門の部署があった事からも、看護師としての土台作りの場として実績があると思います。

キャリアアップしていくうえで、まずは看護師として一人前である事が大切であるため、キャリアアップのスタート地点にふさわしいと言えます。

また、モデルとなる管理職やスペシャリストが複数いるため、自分のキャリアアップについて考えやすい職場であると私は感じます。

 

(1)勉強会が多く、学ぶことが目的の看護師も多い

勉強会が多く、学ぶことが目的の看護師も多い

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医師も看護師も、勉強を目的に虎の門病院に就職したという人は多かったです。

そのため、新人看護師教育プログラムだけでなく、各診療科主催の勉強会や、各委員会主催の勉強会が頻繁に行われています。

看護部と他職種合同で勉強会を開く事も多かった

病棟の編成は基本的に「何科は何階病棟」と分かれているものの、その時々で他科の患者が一時的に入院する事はよくあります。そのため幅広い知識が必要となります。

そういった時に、医師の協力が得られやすい環境にあり、看護部と他職種合同で勉強会を開く事もよくあります。

 

(2)看護研究は参加自由で看護研究は取り組む看護師が多い

よくあるような、「今年は看護研究の係」というような当番制は、虎の門病院にはありませんでした。

「看護研究」とまでいかなくとも、各部署で業務改善や文献検討に取り組む人は多く、毎年行われる院内の看護発表会では発表する人はたくさんいました。

看護研究自体も強制ではないですが、中堅看護師や管理職クラスになると取り組む人が多かったです。

 

(3)管理職・スペシャリストを目指せる環境がある

キャリアアップにはいくつかの方法がありますが、主に管理職かスペシャリストを目指す方法がありました。

管理職を目指す場合

管理職は、まず定められたキャリアラダーをクリアした人の中から主任職が選ばれます。

新任の主任職は現場で上司から指導を受けつつ、管理職コースという研修を通して実践をしていきます。

スペシャリストを目指す場合

スペシャリストを目指す場合、すでに多くのスペシャリストが在籍しているため、モデルとなる看護師が複数在籍しています。

進学に向けての準備の方法、資格取得後の活動に対するアドバイスは実際に経験した先輩看護師ならではのものであり、支えになります。

 

(4)資格取得支援制度について

スペシャリストを目指す場合、進学などを支援する制度は私の在職時はありませんでした。(現在募集が出ている2021年4月入社向けの募集要項でもありません。)

一旦退職するか、現在増えている週末開講するタイプの学校に入学して働きながら学ぶ方法のどちらかになります。

進学そのものの支援制度はありませんでしたが、スペシャリストがすでにたくさん在籍しているので、進学に向けての準備や、資格取得に向けての活動支援(より対象患者の多い部署に異動させてもらえた、専門チームのメンバーになれた等)、資格取得後の支援(スペシャリスト同士の会議でアドバイスをもらえる等)はあります。

 

3.虎の門病院の給料・看護師寮・福利厚生について

虎の門病院の給料や看護師寮、福利厚生について、最新の2021年4月採用情報と私の体験談を合わせてお伝えしていきます。

虎の門病院の公式採用ページでは、以下のような給料になっております。

 

(1)虎の門病院で働く看護師の給料事情

虎の門病院で働く看護師の給料事情

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基本給 主要手当等 合計
3年制卒 244,400円 40,052円 284,452円
4年制卒 255,600円 40,556円 296,156円
助産師 259,320円 40,724円 300,044円

※夜勤専門看護師:259,935~323,415円/月
※基本給:年棒、地域手当、特別調整手当
※主要手当:夜勤手当の概算(月に準夜4回、深夜4回勤務の場合の概算)

虎の門病院では、基本的には「資格手当」に相当するものがありませんでした。全員ではありませんが、日々の活動を行っていくなかで主任職や師長職に就く場合もあり、その時は管理職手当が支給されます。

看護師5年目の頃の私の給料

私が働いていた際の給料をご紹介します。

  • 給料:手取りで30万円弱(額面は35万~40万以下)
  • 賞与:4.5か月分くらいの支給(手取りで100万円を少し超えるくらい)
  • 年収:約550万円(残業手当も含む)
  • 住宅手当:3万円弱
  • 昇給:年に1回、約10000円/月ほど昇給

虎の門病院では申請すれば残業手当がしっかりもらえたため、特別「安すぎる」とは感じませんでした。

ただ、都心部の私立大学病院と比較するとボーナス自体は若干安めになります。

 

(2)虎の門病院の看護師寮

虎の門病院の看護師寮

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虎の門病院の看護師寮は病院から徒歩5分くらいの所と、電車通勤を含めて30分ほどかかる麻布の2か所にあります。

川崎の分院の寮は、病院の裏手にあり徒歩5分ほどです。

部屋ワンルームで家賃は36000円

どの寮もワンルームで広いとは言い難いです。分院の寮の方が若干広くてきれいでした。都内の方は麻布寮が古かったですが、都心部という立地柄仕方がないのかなとも思いました。

管理人さんがいるので、特に新人の頃は生活上の事や病気になった時の対応など、様々な面でお世話になりました。

看護寮に年数の制限はなかった

私が勤務していた頃は特に年数の制限はありませんでした。都心部の寮の方が狭かったので、数年すると寮を出る人が多かったです。

 

(3)虎の門病院の福利厚生

虎の門病院の福利厚生

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虎の門病院の福利厚生には、

  • 職員食堂
  • 年に1回の社員レクレーション
  • 図書室
  • 院内託児所

があります。レクレーションは色々な行先から選択する事ができ、同期と一緒に遊びに行くなどリフレッシュする事ができました。

院内託児所も、夜勤の時もお願いできるため私は助かりました。

 

4.虎の門病院の中途採用について

虎の門病院の中途採用について

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私が15年間勤務している中で、少しずつ中途看護師の採用も増えてきていますが、大半は新卒看護師でした。

部署にも寄りますが、既卒でもまだ20代の看護師が多かったように思います。病棟で言うなら、一つの部署で中途採用の看護師は一人いるかどうかといった程度でした。

 

(1)採用されている中途看護師の特徴

中途採用では40歳近いベテラン看護師、という人はほぼいませんでした。

どちらかというと、他の病院に新卒で就職したけれども新人教育から受け直したいと希望して来る20代の看護師が多かった印象です。

 

(2)看護師の「出身校」について

虎の門病院は、附属の学校を持たないので、新卒看護師も中途看護師も、全国北から南まで、専門学校卒から大卒まで様々な人がいました。

虎の門病院で実習をした事がある人が就職して来る事がわずかに多かったですが、特定の学校から意図的に多く採用しているといった事はなかったです。

 

5.最後に

私が虎の門病院で働けて良かったと思う点は、看護師教育に定評があり、看護師としての基礎をしっかりと築けた事です。

新人時代の基礎的な研修や、ペーパーテスト、実技テスト、プライマリ・ナーシングの実践などを通して、「他の組織にいっても通用するだろう」と自信を持つ事ができました。

根拠を持って看護にあたりたい、プライマリ・ナーシングを実践したいという人にとっては、研修や勉強は大変ですが充実した環境にあると思います。

中途採用でも、転職できるケースがあるため諦めずに転職会社などに是非、一度相談してみてください。

転職を考えている看護師の方へ

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1月~3月は、求人が最も多くなる時期であり、病院・クリニック・施設・企業などの看護師求人数が最も充実します。転職に細かい希望条件がある方や、現在の職場よりも待遇が良い求人を探したい方、キャリアアップなどのステップアップをしたい看護師の方には転職が最適な時期と言えます。

しかし、看護師転職サイト(会社)などでは一番の繁忙期となり、忙しい中でもしっかりとあなたのサポートを行ってくれる、良い看護師転職サイトを選びましょう。

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更新:2020年1月23日

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