あなたが笑った「看護師のズル休みの理由」アンケート調査

交通事故に遭い、「意識を失って入院した」と言っていた看護師が、翌日元気に出勤していて、思わずみんなで「ズル休み」を疑ってしまいました。

「壊れてしまった車を手放すことになった」と言っていたはずなのに、数日後、同じ車で運転している姿を同僚に目撃され、色々おかしい点があり、問い詰められたところ、嘘だったということが判明しました。

本当だったら事故に遭うなんて痛ましいですが、誰から見ても事故にあったとは思えない姿だったので、思わず笑ってしまいました。

それでも、その後普通に働いていた彼女はある意味、たくましいと感じました。

私が病棟で勤務しているころの話です。その頃入退職が多く、ある日、新たに経験の浅い年配の看護師が入職してきました。

その看護師は年齢の割に腰が低く、仕事にも熱心な印象を受けました。休憩中も周りのスタッフと積極的に会話をしており、明るい印象を受け、周りからも高評価でした。

日勤3日目、その看護師は連絡なしでの欠勤、何度も電話をしても連絡が取れず、「何か事故などの緊急事態が起きたのか」「家で倒れているのではないか」と、憶測が飛び、上司は困り、スタッフも心配していました。

夕方、やっと本人から電話が入り、欠勤の理由を聞いたところ、なんと理由は「靴ずれで歩けないから」とのことでした。

歩けなくても電話連絡はできますよね。

私よりも年上でしたし、これまでほかでも仕事をしてきたでしょうに、嘘でもほかに理由は思いつかなかったのでしょうか・・・苦笑でした。ちなみに無断欠勤前日に一緒に勤務したスタッフは「普通に歩いていたけど・・・」と言っていました。

「高速道路で車が横転していて、これ以上進めない。みんな引き返しているから、今日は休みたい」という電話。これまでも「高速道路が事故渋滞で遅刻します」と日勤の時は連絡をいれてくる常習犯の方でした。

皆が暗黙の了解のように常習犯の方からの電話を受けるようになっていた矢先、「車が横転していて進めない」と言う連絡でした。

いつも同じ高速道路を使う他の同僚が、その日は電車できた模様でした。

同僚が電車で来た理由は、「道路拡大工事のため、朝の通勤に当たる時間は封鎖されから電車できた」というものでした。

常習犯の人が封鎖された高速道路を走り、車の横転に出会うなんてあり得なかったのです。翌日出勤し、それを知った本人は黙りしていたのは言うまでもありません。

常に病棟看護師はギリギリの人数で仕事をしていることが多く、突然の休みの連絡がある時点で「ありえない」と思ってしまうことが度々あります。

この除霊は、ずる休みかどうかは分かりませんが、「旅行先で撮った写真に心霊写真が写っている。住職が指定された日でないと行けない」という理由で休みの連絡がありました。除霊に適する日もあるのでしょうがこのような内容は考えものでした。

同僚から日曜日の夜勤中に電話がきました。

友人の結婚式に出席するため、「電車で3時間以上離れた実家へ帰省した。」「二次会に出ていたが、うっかり終電を逃してしまったとのこと。」まさかと思いましたが、明日の日勤休めないか、夜勤中の自分に相談する電話でした。

「休みたいなら、管理者に電話してよ！」「なんでこっちにかけるの？」「新人じゃあるまいし！」「もしや、休み希望とれなかったからって計画的犯行？」などなど、色々突っ込みどころ満載でしたが、師長に連絡して休みの許可をもらうか、出来ないなら遅刻してもいいから始発に飛び乗って意地でも来いと言いました。

下手な言い訳を考える努力もせず、恥も考えず堂々と休みを取ろうとされ、あまりにありえなくて笑ってしまいました。

もはや病棟で一つの伝説になっています。

明らかにずる休みだとわかるような場合はもうそのままいなくなることが殆どで、面白いことを言うのは中途の新採用の方に多かったです。

一番笑ったのは、「台風が来ていて窓が壊れ、押さえていなきゃいけないような状態だから仕事に行けません」というものでした。

そのまま来なくなったので、今でも窓を押さえ続けているはずです・・・(笑)。

彼氏に振られて一晩中泣きはらしたから。振られたショックで気持ちが落ち込んで仕事ができないという理由で休み。ズルではないですが笑いました。

同僚の看護師ですが、月に数回必ず月曜日に突発的に休むことがある看護師でした。

理由を聞くと親介護が必要になったとか、ノロウィルス感染してインフルエンザにも感染したと休んだことあり、上司が主治医に診断したのかと聞くと、同僚看護師は「検査はしていなくて感染症疑いと医師から説明があった」と話していたそうです。

似たような理由で毎月休むため、「ずる休みかな？」と周りのスタッフは疑っていました。

病休で休んだ後は笑顔で出勤してきて、困った同僚看護師でした。

ある男性看護師が、いつもいろいろな理由を付けて休んでいました。ほとんどの理由が体調不良だったのですが、実際に糖尿病でインスリン療法を行っていたために、周りもあまり強く言えない状況でした。

しかし、彼はお酒もよく飲みタバコも吸い、糖尿病が悪化してまた休むといった悪循環でしたが、それでも病気であることは間違いないので、上司も困り果てていました。

そんなある日の朝、職場に彼から電話があり、「急性胃潰瘍になりA病院で胃カメラを受けることになった」「場合によってはポリペクや止血術などするそうだが、糖尿病のため術後の回復に時間がかかることが予想されるので、3日間入院して検査することになった」とのことでした。

いきなりのことに驚きましたが、上司が認めたため、私たちも仕方がないと受け入れました。その後、彼は自宅療養と称して一週間休んだのです。

しかし、その間に上司はA病院で彼のことを聞き出していました。（実はA病院は上司の元職場だったのです。）

個人情報保護スレスレですが、結局彼が検査も入院もしていないことが発覚しました。（ただ飲みすぎて点滴を受けには来ていたそうです。）かなり上司に怒られ給与査定にも相当響いたようで、それからしばらくして退職してしまいました。笑えないエピソードですね。

ヘタクソだなあと思ったのは、子どもの毎日具合が悪くなっていた、休みの常習犯だった看護師。風邪、中耳炎、結膜炎、とどんどん続いたので、「昨日の中耳炎を今日も続行にした方が本当っぽいよ」とアドバイスしたくなりました。