助産師の国家試験に受かるために特に行ったこと:アンケート調査

   

現在助産師資格を保有している看護師の方に、「助産師の国家試験に受かるために特に行ったことは何ですか?」というアンケートを行いました。

  • 回答数:100名
  • 対象者:助産師資格保有者
  • 実施日:2016年4月19日
  • 調査協力:株式会社クロコ

助産師の国家試験に受かるために特に行ったことは何ですか?アンケート調査

過去問題をひたすらする 54%
(ここに書いてあること)全部行う 24%
勉強もさることながら体調管理もしっかりする 15%
「良い点をとって合格する」という考え方を辞める 5%
過去の医療トピックを調べる 2%
「過去問題をひたすらする(54%)」が助産師資格を取得するために特に行うことの一番となりました。楽に受かる方法はありませんね。また、「勉強もさることながら体調管理もしっかりする(15%)」も看護師・助産師ならではの回答といえます。

これから助産師の国家試験を受験するために勉強中の方、看護師から助産師へステップアップを考えているかたにとっては興味深い内容ではないでしょうか。助産師の回答を確認していきましょう。

第5位:過去の医療トピックを調べる(2%)

今はインターネットで簡単に過去の医療トピックなどを調べることができますので、電車などの隙間時間を利用してチェックすることがお勧めです。

回答した助産師の意見

体験談【女性/山形県/39歳】
「一番効果的なのは試験対策を経験者に教えてもらうことだと思います」

体験【女性/神奈川県/31歳】
「過去の医療関連のトピックスは、インターネットで調べられるので試験までに活用しました。」

第4位:「良い点をとって合格する!」という考え方を捨てる(5%)

試験で良い点を取れるにこしたことはありませんが、目標は「合格」することです。

しかし、助産師の回答は、合格することが目標ではなく、その先助産師として働く上で、「勉強は必要」「スキルは必須」と考えている方が多かったです。

そのため、点を取るための勉強ではなく、将来実践で利用することをイメージしながら勉強に取り組んでいる方が大半でした。

回答した助産師の意見

体験談【女性/長野県/37歳】
「過去問は所詮過去問のため、その場しのぎの丸暗記で合格しても現場で使える知識じゃなきゃ意味ないと考えて幅広く勉強しました。」

体験【女性/東京都/33歳】
「自分の得意分野をなるべく広げるとともに、試験に落ちないように基準を設けて勉強を行いました。」

看護師 体験談【女性/埼玉県/25歳】
「医療現場に携わるということは試験で点を取るということ以上に、命を扱うという意識が大切だと思っているので、出来ることはすべて行いました。」

看護師 体験談【女性/埼玉県/25歳】
「資格をとっても助産師としてのスキルがなければ活動はできないので、点を取るための勉強はしないようにしました。」

看護師 体験談【女性/神奈川県/36歳】
「勉強も大事ですが、気持ちが付いていかなければ合格しても助産師を続けていけないと感じていました。特に出産経験がない場合、妊産婦さんから頼りがいがないと担当を外されることを聞いていましたので、知識だけでなく、妊婦さんの気持ちがわかるように妊婦さんと積極的に話をすることなど、トータル的に勉強しました。」

第3位:勉強もさることながら体調管理もしっかりする(15%)

「試験で体調を崩したら意味がない」という意見が多かったです。

働きながら助産師を目指す看護師の方は、特に体調管理は注意しましょう。

回答した助産師の意見

体験談【女性/33歳/東京都】
「しっかりと1年かけて助産師の勉強をまじめにやっていれば合格できると思います。そのため、体調管理はしっかりして試験に取り組むことを重視しました。」

体験【女性/37歳/東京都】
「どんなに頑張っても試験日に体調不良を起こしたら意味が無いと思い、健康管理は特に気を付けていました。」

看護師 体験談【女性/25歳/兵庫県】
「体を壊しては意味がないので、深夜に勉強することは避けていました。また、勉強よりも体調管理を気使いました。」

体験談【女性/兵庫県/30歳】
「やっぱり試験日に体調が悪いと本領発揮できないです。当日に回答できる問題に全て解答するためにはコンディション作りが不可欠だと思います。」

看護師 体験談【女性/兵庫県/28歳】
「勉強だけでなく体調管理も大切だと思います。仕事をしながらの勉強だったので、体調を崩さないように気をつけました。」

第2位:(ここに書いてあること)全部行う(24%)

過去問を解くことや、医療分野での時事問題に詳しくなること、自分の健康に気をつけることなどバランス良く勉強に携わった方が多く見られました。

やみくもに勉強するのではなく、助産師の先輩に要点を聞いて効率よく勉強するのも一案です。

回答した助産師の意見

体験談【女性/35歳/宮城県】
「1回で合格したかったので、自分で出来ることは可能な限り頑張りました。」

看護師 体験談【女性/26歳/愛知県】
「既に資格を持っている先輩に要点を聞いて全部やっていました。」

体験【女性/39歳/奈良県】
「とにかく考えられることは全てやって、後悔の無いように気をつけました。」

看護師 体験談【女性/沖縄県/28歳】
「私は要領が悪いという風に昔から言われていたので、何か一つの方法に頼ってしまうというのは不安でした。当時勉強を見てもらっていた先生から、体調管理も勉強の一環だという風に言われたということもあり、早く寝られる時には早く寝ていたというのが印象に残っています。」

体験談【女性/茨城県/27歳】
「1回で合格したかったため、ただ受かりたいために、やれることは全部行いました。その中でも体調管理は大事だと思いました。また、助産師の勉強はバランスよくすべてのことを網羅する必要があると思います。

体験【女性/愛知県/26歳】
「助産師になるためにはどれも重要だと思いました。でも、私が一番重視したことは、過去の問題を沢山解くことですが、最終的にできることはすべてやって、やり残しがないようにしました。」

体験談【女性/北海道/25歳】
「絶対合格すると決めていたので、良かれと思うことは全てやりました。助産師という仕事柄、イレギュラーな事が起こるリスクを負っています。全てを網羅・把握している事で自分に自信と落ち着きが備え付くと思って行いました。」

第1位:過去問題をひたすらする(54%)

回答が一番多かったのが「過去問をひたすら解くこと(54%)」でした。

過去問題をひたすらする
出題の傾向を知ることで、本試験の時にどのような設問がなされるか見当をつけることができ、また繰り返し解くこと、分からない問題を何度も解き直すことで力がつきますね。

回答した助産師の意見

体験談【女性/21歳/兵庫県】
「過去問題を解いて、試験問題の出題のされかたに慣れておくようにしました。」

看護師 体験談【女性/24歳/広島県】
「国家試験は何の試験にしても出題傾向は決まっていると思い、受かるためであれば徹底的に過去問を使って勉強することに注力しました。」

体験【女性/24歳/三重県】
「独学で勉強したので、ひたすら過去問題を復習しました。過去問をマスターしておくのは基本的なことだと考えて、最近の医療トピックスを知ることにも力を入れました。」

看護師 体験談【女性/大阪府/25歳】
「次はないという気持ちで黙々と過去問をやっていました。当時は気付いたら朝になっていたなんていう事があるくらい、集中していました。私は記憶力が無いため、常に勉強をすることを意識して、確実に解ける問題を過去問題の中から増やしていきながら勉強しました。」

体験談【女性/兵庫県/25歳】
「周りに助産師を目指している看護師がいなかったので、一人で過去問題をひたすら解いていました。一生懸命勉強するしかないと思って過ごしていました。みんな頑張ってください。」

看護師 体験談【女性/広島県/24歳】
「ネットで調べた結果、過去問をやるのが一番よさそうだったのでとりあえず毎日行いました。さらに過去問題に習熟してから、新規で出そうなトピックスを調べていました。」

体験【女性/東京都/34歳】
「私は、過去5年分の過去問題をひと通り解きました。2周目以降は、正解した問題は飛ばし、間違えた問題だけを参考書を見ながら解くことを繰り返し行いました。過去問はものすごく傾向がわかるいい教材だと思います。」

看護師 体験談【女性/群馬県/28歳】
「過去問が一番の王道だと感じます。やっぱり実際の問題を説いて、傾向と時間配分をつかむのが需要だと思って取り組みました。問題集を何度も繰り返し解いて、必死で勉強しました。」

体験談【女性/北海道/30歳】
「やっぱり過去の傾向を知り、問題に慣れることが大事だと思い勉強しました。全ての試験に共通することだと思いますが、まずは基本を学び、後は演習問題を解くに限ると思います。」

助産師の転職に強い求人サイト

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2021年度版の助産師の平均年収は5,699,500円となり、正看護師や保健師より高いです。看護師から助産師への転職や、助産師から助産師への転職に強い求人サイトと、転職に必要な情報をお伝えしていきます。

 

助産師として働ける職場

厚生労働省が行った「平成30年 衛生行政報告例 就業医療関係者 概況」によると、施設で働く助産師の割合は以下のような割合となっています。

病院 66.2% (36,911人)
クリニック(診療所) 22.1% (23,199人)
助産所 5.7% (8,148人)
看護師等学校養成所 4.2% (1,533人)
市区町村 3.4% (1,273人)

約80%以上の助産師が勤務先に「病院」や「クリニック」を選択しています。さらに、市区町村の助産師求人は、希望の勤務地で募集が掛かりにくいことから、レア求人となっています。

そのため、助産師として転職を考える場合、様々な施設の求人を保有している転職会社を選び、(求人が出たときに素早く対応できるよう)登録しておく必要があります。

 

転職・見学する際に確認すること

入院病床数や分娩室の数、分娩件数は助産師の仕事の忙しさを大きく左右します。また、クリニックでも、病院と同様の分娩件数を取り扱っているところもあります。

自分のライフワークバランスを考え、以下のことを検討するようにしましょう。

転職・見学で聞くこと 年間分娩件数
助産師の数
各勤務帯での平均分娩数
緊急帝王切開率
緊急時の呼び出しがあるかどうか
転職・見学で確認すること 一人の助産師がどれくらいの人数を受け持っているのか
医師がどれくらい分娩に介入してくるか
分娩に関するリスク管理はどうか
スタッフがどれほどの技術を持っているか
産婦や家族に対する声かけや説明は適切か

ホームページなどで年間分娩件数、スタッフの数などを提示している病院・施設もありますが、分からない場合は看護師転職サイト等を通じて面接や見学の際に確認しておくことが必要です。

 

助産師にお勧めの転職サイト

看護のお仕事(全国対応)

看護のお仕事

利用エリア 全国対応
転職可能な雇用形態 正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣
クリニック求人 常時700件~1,500件程度
施設 病院、クリニック、美容クリニック、施設、保育園・企業・その他
特徴 ●院内情報が豊富
●派遣や紹介した看護師に院内情報を聞いてくれる
●求人数が多い
●担当者が丁寧・親切

看護のお仕事は希望する条件の仕事先を担当コンサルタントが徹底的に探してくれることに定評がある転職サイトです。紹介できる求人数も他社の人材紹介会社と比べても多いのも特徴です。希望条件にあう勤務先が見つかるか心配な助産師は看護のお仕事サイトに登録することがおすすめです。

また、院内情報も豊富な転職会社なので色々確認できることも嬉しい点です。

看護師の口コミへ

 

マイナビ看護師(全国対応)

マイナビ看護師

利用エリア 全国対応
転職可能な雇用形態 正社員、パート・アルバイト
クリニック求人 常時700件~1,500件程度
施設 病院、クリニック、施設、保育園・その他
特徴 ●非公開求人が豊富
●担当者が丁寧・親切
●サービス内容が良い

大手で有名なマイナビです。登録者数も利用者実績も多いことから担当コンサルタントも質が高いとされています。転職サイトの登録に迷った場合はマイナビ看護師へ登録しましょう。特にキャリアアップしたい、研修制度も完備された勤務先が良いなどの希望がある助産師は登録して損はありません。

看護師の口コミへ

 

ナース人材バンク(全国対応)

ナース人材バンク

利用エリア 全国対応
転職可能な雇用形態 正社員、パート・アルバイト
クリニック求人 常時500件~1,000件程度
施設 病院、クリニック、施設
特徴 ●大手求人が豊富
●働き方にこだわって求人を紹介

例えば日勤を主として助産師としても働きたいという方はナース人材バンクへの登録をしましょう。家庭と仕事を両立したい助産師には良い条件の勤務先が見つかること間違いなしです。

看護師の口コミへ

 

 

最後に

助産師の国家試験の合格率は平成30年の結果では、91.0%(新卒者は96.3%)と高く、効率よく勉強をすること、体調管理に努めることが重要になります。

また、助産師としてのその先を考えて勉強に取り組んで見てください。

当サイトおすすめの看護師転職サイト!

おすすめの看護師転職サイト

看護師のための病院の口コミ・評判サイトを運営する「はたらきナース」がおすすめする、看護師転職サイト(看護師専用の転職エージェント)をご紹介します。

下記に紹介する看護師転職サイトは、次のような充実したサービス内容を提供しています。

  • 豊富な看護師転職支援の実績
  • 充実した転職支援サービス
  • 履歴書や職務経歴書の添削、面接対策が手厚い
  • 多数の看護師・看護職求人の保有
  • 担当者と紹介される求人の質の高さ

特に選択に迷う場合は、以下の2社に無料で会員登録をして、自身で比較しながら、最終的に一つの看護師転職サイトを選ぶことをお勧めします。

看護師求人数No.1!レバウェル看護

レバウェル看護

サイト名 レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
公開求人数 約150,000件
非公開求人 とても豊富
施設 総合病院、一般病院、クリニック、特別養護老人ホーム(特養)、訪問看護、有料老人ホーム、デイサービス、重症心身障害者施設、保育園、検診センター等
職種 看護師、准看護師、助産師、保健師
雇用形態 常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤、派遣、紹介予定派遣
診療科目 内科、精神科、心療内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科、産婦人科、眼科、歯科、美容外科、美容皮膚科
配属先 病棟、外来、施設、訪問、手術室(オペ室)、透析、内視鏡
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ●看護師転職サイトの中でも一番求人が豊富
●ハローワークの看護師求人も多数掲載
●担当者が丁寧で親切
●転職の相談から始めることが可能
●年間約5,000件以上の病院にインタビューを実施
●院内・施設内情報に詳しい

おすすめする理由は複数ありますが、特に注目すべき点は、独自のインタビューを通じて院内情報を豊富に収集していることです。

また、数多くある転職会社の中でも全国規模で対応しており、病院・クリニック・介護施設等の求人が、業界No.1であることが魅力です。看護師求人数が豊富なため、希望する条件にマッチした求人を見つけやすいです。

そのため、看護師転職を考える方は、必ずレバウェル看護を活用しておきましょう。

公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/  

 

丁寧で的確な対応!マイナビ看護師

マイナビ看護師

サイト名 マイナビ看護師
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 約80,000件
非公開求人 とても豊富
(保有求人全体の約40%非公開)
施設 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連企業(CRA、CRCなど)、保育施設 、その他
職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師、ケアマネジャー
雇用形態 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他
勤務形態 常勤(二交替制)、常勤(三交替制) 、夜勤なし、夜勤専従
診療科目 美容外科、小児科、産科、婦人科(レディースクリニック)、整形外科、循環器内科、心療内科、消化器外科、心臓血管外科、スポーツ整形外科、脳神経外科、眼科、形成外科、消化器内科、歯科、精神科、血液内科、外科、内科、神経内科
配属先 病棟、外来、手術室、内視鏡室、ICU、透析、救急外来、訪問看護、管理職の仕事
対応エリア 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
特徴 ●担当者が丁寧、的確なアドバイスをくれる
●勤務中の看護師の方は退職交渉も可能
●企業系の希少価値が高い求人が豊富
●好条件の非公開求人がなんといっても多い

マイナビ看護師が看護師から選ばれる理由は数多くあります。特に、他社と比較して多数の非公開求人を保有しており、条件の良い看護師求人を見つけやすい点が大きな魅力です。

加えて、担当者の丁寧で親切な対応が、看護師から高く評価されている理由の一つとなっています。

こちらも、看護師転職を行う場合は、併せて活用してきたい看護師転職サイトです。

公式サイト:https://kango.mynavi.jp/  

 

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