日本のサッカー、ワールドカップ、盛り上がりましたね。
サッカーが好きでテレビを見ていて、深夜寝られない方、夜勤で試合結果が気になる方などいらっしゃるのではないでしょうか。
サッカーW杯、第2戦セネガル相手に乾貴士・本田圭佑がゴール #ワールドカップ #日本代表 #JPN #COLJPN #samuraiblue #WorldCuphttps://t.co/9mX9WseMJk
— モデルプレス (@modelpress) 2018年6月24日
そこでふと思ったのです。
「看護師として、仕事として、FIFAワールドカップ(サッカー)に参加できないものかと・・・。」

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看護師の働くフィールドは多様化しており、企業看護師なども求人も豊富になってきています。
現在ロシアで開催されているワールドカップは、もちろん無理でも、2026年まで考えると準備もできるためチャンスがあると考えました。

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2022年FIFA(サッカー)ワールドカップ | 開催国:カタール |
2026年FIFA(サッカー)ワールドカップ | 開催国:カナダ・メキシコ・アメリカの3カ国共同開催 |
そこで、FIFA(サッカー)ワールドカップに出るために、4つのアプローチをスタッフで考え出しました。

以上の可能性を考えて、調べていきました。
目次

1.普通に求人を探し、応募してFIFA(サッカー)ワールドカップに参加する方法
「FIFA(サッカー)ワールドカップに帯同する求人もあるのではないか?」
と思い、当サイトで掲載(おすすめ)している、看護師転職サイトを調べましたが、求人はありませんでした。

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(お知り合いの担当者の方にも確認しましたが「ない」の一言でした。)
看護師専用の転職サイトや求人サイト、派遣サイトになくても、
- 「特殊な求人のため、他にあるのではないか」
- 「非公開であるのではないか」
など、看護師関連の求人を、調べつくしました。
FIFAワールドカップ(サッカー)の看護師求人を調べてみた

Googleを使って、FIFAワールドカップ(サッカー)を調べてみました。
検索キーワードは「サッカーワールドカップ 看護師 求人」です。

一番目に来ているのは、今CMで大きく告知している多くの求人をまとめているサイトでした。
以外にあっさりと出てきたと思い、一番上の「ワールドカップの求人」をクリックしてみると、全く違う内容の求人が出てきます。
出てきた理由としては「FIFAワールドカップ(サッカー)で盛り上がっていた渋谷に近い」という求人のキャッチコピーが引っかかったようです。
渋谷駅前のスクランブル交差点、ユニホーム姿の若者らで埋め尽くされ「ニッポン」コール
→ハイタッチや太鼓を打ち鳴らして、勝利の喜びを分かち合う人も
→警視庁の「DJポリス」も登場https://t.co/kMYyMiCg8T#ワールドカップロシア2018 #日本代表戦 #コロンビア戦— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年6月19日
また、検索の2番目になぜかラグビーが出てきます。(ラグビーも「ラグビーワールドカップ」というからですかね。)
結果は惨敗でした。(Google検索で10ページほど確認しました。)
しかし、調べている中で当たり前ですが、日本サッカー協会(JFA)が人事に関して決定権を持っていることを思い出しました。
そうです。
ハリルホジッチ監督を退任させたのも日本サッカー協会(JFA)です。
完璧だった「ハリルホジッチの采配」はなぜ代表選手に拒まれたのか https://t.co/4dTLIZgX4c #現代ビジネス
— SATO (@SATO87530602) 2018年6月26日
ということは・・・、日本サッカー協会(JFA)の求人募集、採用情報がないか確認し、さらにJFAの求人が出ていないか確認してみました。
2.日本サッカー協会の看護師求人(応募)、またはボランティアで参加する方法
まず、改めてGoogleの検索で調べました。
検索キーワードは「日本サッカー協会 看護師 求人」で検索しました。

「何と!」先ほどのキーワードよりは、良い検索結果が出てきました。
「とらばーゆ」 | 検索結果に出てきたものの、内容が違う。 |
「スタッフサービス」 | 「近しい情報を表示しています」の表記。 なぜか病院の求人が検索に出てきた。 |
「リクナビネクスト」 | 「株式会社JFA」様という会社が出てきた。 |
「求人ボックス」 | 元日本代表のチームドクターが運営するクリニックの求人が出てきた。 |
「バイトル」 | 完全に一致する求人は「見つかりませんでした」の表記。 |
やはりこの方法では駄目でした。
それだけ、日本サッカー協会(JFA)の求人はないのでしょう。
日本サッカー協会(JFA)の公式サイトから看護師求人を探す
さらに「日本サッカー協会(JFA)の公式サイト」に行き、様々な箇所をしらみつぶしに探しました。

(日本サッカー協会(JFA)公式ホームページの画面キャプチャ)
しらみつぶしに探した結果、公式サイトに上がっていた採用情報は以下の通りでした。
- JFAアカデミー福島求人:トレーナー募集(すでに終了)
- JFAアカデミー堺:総務兼選手管理募集(すでに終了)
- JFAメディカルセンター:常勤医師の募集(すでに終了)
「ない、やっぱり看護師の求人や、採用募集情報がない。」
日本サッカー協会(JFA)の求人は公式ホームページでは、FIFAワールドカップ(サッカー)関連の求人は募集されていないようでした。
もしかしたら、時期の問題があり4年後に募集されている可能性はありますが、上記の結果からあまり希望は持てないといえます。
しかし、調べた結果、

- JFAが常勤医師を過去に募集していること
- JFAメディカルセンター施設の体制に「看護師」という職種が入っていた事
- サッカーチームに帯同しているチームドクターがいるということ
などが分かりました。
「そうだ、FIFAワールドカップ(サッカー)にはチームドクターがいるはずだ」と・・・。
その結果、次にFIFAワールドカップ(サッカー)のチームドクターを探す事にしました。
3.サッカー日本代表のチームドクターに帯同して参加する方法
チームドクターを調べる時にこう思いました。

- 「チームドクターがいれば、補佐をする人も必要(じゃないのかなぁ)。」
- 「ドクターの補佐って誰ですか?」
- 「そうです、看護師でしかありません。」

という強引な三段論法で、まずは今回のFIFAワールドカップ(サッカー)に、日本代表メンバーと帯同しているチームドクターを調べてみることにしました。
FIFAワールドカップ(サッカー)ロシア大会の日本代表に帯同しているチームドクターを調査

(画像出典元:『渡加とか』のブログ様より「香取庸一 日本代表へ」中央:東京医科大学病院勤務:香取庸一 医師)
FIFAワールドカップ(サッカー)日本代表に帯同している「チームドクター」は何人ほどいて、どのような医師なのを調査してみました。
そうすると3名の医師が該当されました。
- 東京医科大学病院:香取庸一 医師(整形外科)
- 筑波学園病院:御園生剛(みそのお ごう)医師(スポーツ整形外科)
- 国立スポーツ科学センター:土肥美智子医師(内科)
以上3名の方がFIFAワールドカップ(サッカー)ロシア大会のスポーツドクターで帯同していると予想される医師の方でした。
このことにより、可能性が見えてきました。

- スポーツ専門の整形外科にスポーツナースとして経験を積む
- そして、FIFAワールドカップに帯同出来るスキルがある医師の元で働く
- 看護師として、医師の帯同を狙う
という方法です。
そのため、スポーツ専門の整形外科に転職しなければなりません。
などは看護部のサイトがあり、中途採用を募集しています。
一方、国立スポーツ科学センターは看護師専門の求人サイト「ナースではたらこ」に求人があるようです。

しかし、4年後とはいえ問題点が多いのも事実です。

- 「スポーツ専門の整形外科に転職を成功させること」
- 「勤務先のドクターがワールドカップの帯同に選ばれること」
(2010年、2014年に行われた南アフリカ大会は、帯同のチームドクターが違います。) - さらに「その中でも医師から看護師としての帯同を依頼されること」
などが条件となります。
これはさらに狭き門になります。
特に、「その中でも医師から看護師としての帯同を依頼されること」が不確実であり、看護師として帯同出来る保証も実績も確認できていません。

最後の頼みである、FIFAのボランティアにかけてみることにしました。
4.FIFAのボランティアに応募し参加する方法
最後に望みをつないで、FIFAに直接看護師求人がないか確認してみました。
当たり前ですが、全部英語でした。
翻訳しながら確認した結果、なんとボランティアですがロシアFIFAワールドカップで看護師を募集していることが分かりました。

翻訳すると以下のような感じです。
2018 FIFAワールドカップロシア- ボランティアの募集
医療専門職歴(医師、看護師または病院係員)または医学生(大学3年生以上)…
これは、行けるのではないでしょうか。
早速募集要項を見てみましょう。
FIFAワールドカップ看護師のボランティア募集要項について

サポート | 医療サービスとドーピングコントロール |
使命 | イベント参加者とゲストのための質の高い医療援助に迅速に対応すること |
受給資格要件 | •英語に強くロシア語が少なくとも上級中級以上 •スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、アラビア語が話せれば、なお可 •優れたコミュニケーションと異文化コミュニケーションスキル •責任感があり、勤勉で、自制していて、良いチームワーカーであること •スポーツや文化イベントでのボランティア活動の実績があること •医療専門職歴(医師、看護師または病院係員)または医学生(大学3年生以上) |
と「受給資格要件」にかなり問題があります。
お気づきの通り言葉の壁が立ちはだかります。
上記は「FIFAワールドカップ2018ロシア大会」の募集なため「英語に強くロシア語が少なくとも上級中級以上」という記載があります。
つまり、
- 2022年FIFAワールドカップ(カタール開催):英語に強くアラビア語が少なくとも上級中級以上
- 2026年FIFAワールドカップ(カナダ・メキシコ・アメリカの3カ国共同開催):英語に強いこと
2022年のFIFAワールドカップでカタールの言語であるアラビア語が少なくとも上級中級以上はなかなか厳しいハードルではないでしょうか。
一方、2026年FIFAワールドカップ(カナダ・メキシコ・アメリカの3カ国共同開催)は言語が英語のため、ボランティアに参加できる可能性が出てきます。
それでも、ただサッカーが好きな看護師としては厳しいハードルとなることは間違いありません。
5.結論

「参加できない!!!(可能性大)」
看護師としてFIFAワールドカップ(サッカー)には参加するのは難しい可能性が高いです。

FIFAワールドカップ(サッカー)に看護師として参加するためには、2026年まで以下のことを行うことが得策といえます。
- スポーツ専門の整形外科に転職し、スポーツナースとしての実績を身につける
- 勤務の中でチームドクターに帯同する経験を多くする
- その期間で、「アラビア語」または「英語」の勉強を行う
- 2022年にチームドクターに帯同できる機会を伺う、またはFIFAのボランティアに参加
- 2026年にチームドクターに帯同できる機会を伺う、またはFIFAのボランティアに参加
以上のステップが、
FIFAワールドカップ(サッカー)に看護師として参加できる方法ではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
今後とも、看護師の転職にまつわる情報や体験談、看護師の方に役に立つ情報を配信していきますので、よろしくお願いいたします。
スタッフ一同
読んで時間を5分無駄にしてしまった。この記事書いた人はカナリ暇人ですね。