看護師から介護保険認定調査員へ!仕事内容と私の体験談

看護師から介護保険認定調査員へ!仕事内容と私の体験談
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私は総合病院やクリニックで約7年勤務した後、育児と仕事の両立を考え、介護保険認定調査員として働きました。

介護保険認定調査員とは、介護を必要とする高齢者に対し介護度の調査を行い一次判定する仕事であり、在宅療養する高齢者にとって、重要な役割を果たしています。また、介護度の調査に関しては、要介護認定の新規の申請・更新・変更などを行います。

私が経験した介護保険認定調査員の仕事内容や働いて感じたことを体験談と共に説明していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 45歳/正看護師・介護支援専門員
  • 職務経験:総合病院、クリニック外来、介護保険認定調査員、介護支援専門員
  • 診療科経験:内科病棟、内科外来・内視鏡検査、小児科外来、介護保険、デイケア
総合病院で4年半勤務し、その後クリニックで2年勤務。現在では職務経験を活かし様々な仕事で活躍中。

1.看護師から介護保険認定調査員になるためには

看護師から介護保険認定調査員になるためには

看護師として働いている場合、介護保険認定調査員として働くためには、2つの方法がありますが、募集されている求人を見つけることが先決です。

また、求人を探す場合、「新規の申請」と「要介護認定の更新・要介護認定の変更」で探し方や働く職員の身分が変わるので注意しましょう。

新規の申請 【実施する団体】
・市区町村の職員
・市区町村から委託された事務受託法人
(社会福祉法人、民間の企業、日本赤十字等)
要介護認定の更新
要介護認定の変更
【実施する団体】
・市区町村の職員
・市区町村から委託された事務受託法人
・居宅介護支援事業者
・介護保険施設
・地域密着型介護老人福祉施設など
市区町村に勤務し、正社員の場合、地方公務員とります。初めて介護保険認定調査員としてチャレンジする看護師の方は「市区町村の職員」として募集している求人を見つける方が良いですが、正職員の場合年齢制限(30代ぐらいまで)が設けられている場合があります。

看護師の地方公務員に関しては、「公務員看護師になるためには?転職・就職するための知識」も合わせて確認してください。

 

(1)看護師資格のみで介護保険認定調査員へ

看護師資格のみで介護保険認定調査員へ

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正看護師や准看護師の資格を保有している場合、未経験や介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を保有していない場合でも、介護保険認定調査員として働ける求人があります

また、介護保険認定調査員は任用資格(特定の職業ないし職位に任用されるための資格のこと)であり、

  • 医師、看護師、理学療法士、社会福祉士、看護福祉士、精神保健福祉士等の国家資格を持つ者
  • 介護保険施設や医療施設にて相談援助業務を行う者またホームヘルパー2級以上を持ち介護職員として1年以上の経験を有する者等

いずれかに該当する者と定められています。

そのため、看護師の場合、職に就くことで「介護保険認定調査員」と名乗ることが出来ます

求人募集例

募集職種 介護認定調査員
業務内容 介護認定を申請した被保険者宅などを訪問し、日常生活動作や認知症の状況など、要介護認定に必要な調査を行う。
(調査前に研修を行います)
対象 普通自動車運転免許を持ち、次のいずれかに該当する人

  • 介護保険法に規定する介護支援専門員
  • 保健師・看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・栄養士・歯科衛生士いずれかの資格を持つ人
  • 介護職員初任者研修過程または訪問介護員養成研修1・2級課程を修了した人
  • 介護又は医療現場での実務経験を5年以上有する人

上記は地方自治体(市区町村)の求人例です。

 

(2)介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を保有している場合

介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を保有している場合

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介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を保有してもらう場合、看護師限定で介護保険認定調査員の資格を探す必要はありません。

看護師資格を必要としている求人より、介護支援専門員の資格を必要としている求人の方が多いからです。

注意点としては、各都道府県の介護認定調査員研修を修了している者である条件が付いている場合があります。

1日で終了する研修ですが、見込みでも募集しているため、必要な場合は研修に参加する必要があります。

求人募集例

募集職種 介護認定調査員
業務内容 申請された方と連絡を取って調査日を決め、ご自宅や入所先・医療施設を訪問して、その方の心身の状態について調査します。
対象
  • 介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格をお持ちの方
  • 実務研修修了見込者の方でもOK!
  • 未経験歓迎

上記は公益社団法人(福祉)の求人例です。

 

(3)正職員で働くことは狭き門

正職員で働くことは狭き門

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介護保険認定調査員の求人を探した方であればご存知かもしれませんが、正職員の募集は非常に少なく狭き門と言えます。

特に多い求人としては、

  • アルバイト・パートの求人
  • 嘱託社員の求人

などです。

初めて介護保険認定調査員となる方は、まずはアルバイト・パートからチャレンジしていただくとスムーズです。

 

2.介護保険認定調査員の仕事内容

介護保険認定調査員の仕事内容

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介護保険認定調査員は、介護保険を申請した新規の対象者、更新の対象者を訪問して聞き取りをする仕事です。

私が経験した仕事内容を体験談と共に説明していきます。

 

(1)調査方法の流れ

介護保険認定調査員は、対象者の在宅、入院している病院、介護施設を訪問し、調査票に沿って、対象者の日常生活動作、問題行動等を確認していきます。

介護保険認定調査員 仕事の流れ

(画像出典元:パナソニックのエイジフリー様より)

介護保険認定調査員が記録した調査票は、コンピューターで一次判定がでます。

そして、調査票・申請者の特記事項・主治医の意見書をもとに、介護認定審査会で要介護、要支援、非該当の判断が下されます。

以下で私が行った具体的な仕事に関して説明していきます。

 

(2)電話で訪問日と時間を決定する

電話で訪問日と時間を決定する

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介護保険認定調査員は対象者の在宅等に訪問する時、電話で訪問日、時間を相談し決定します。

対象者と実際に介護している家族がいる時に訪問するように心がけ、対象者、家族に聞き取りをします。

 

(3)面談し調査票に沿って質問する

面談し調査票に沿って質問する

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介護保険認定調査員は、訪問した現場で、対象者とその家族に、調査票に沿って質問していきます。

調査項目はとても多く、対象者の細かい日常生活動作を確認する必要があります。

看護師の体験談

私は初めて介護保険認定調査員になったため、最初の数回は、ベテラン介護保険認定調査員と2人で対象者の元に伺っていました。選択に迷った時はマニュアルのテキストを確認しながら、ベテラン介護保険認定調査員に質問していました。

また、また、病歴があると、ある程度予測できる事もあり、看護師の経験を活かせる仕事だと感じました。例えば呼吸器疾患の場合、酸素療法を使用しているかどうか、外出している時に留意している事はあるか、対象者や家族に聞くことができます。

 

(4)1時間程度、面談しながら調査を行う

1時間程度、面談しながら調査を行う

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介護保険認定調査員は、調査票の詳細例としては、寝返り、起き上がり、歩行状態等があります。

それらが自力で可能か、柵などを利用しているかどうか、実際に動作を行ってもらって確認していきます。

また、対象者が生年月日を言えるか確認する項目もあり、物忘れ等、問題行動等についての項目は介護者に質問していきます。

調査項目が多く、聞き取りには1時間程度はかかります。

看護師の体験談

デイサービスを利用している対象者に対しては、デイサービスに電話をし、日常生活動作、問題行動等を聞き取りします。

そして、ここで得た情報も全て調査票に書き込んでいきます。

また、私は医療の現場だけでは把握できなかった自宅での闘病生活の大変さを知る事ができました。

 

(5)記録作成

記録作成

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面談がすべて終わったら職場に戻り、対象者の記録を仕上げる作業を介護保険認定調査員が行います。

看護師の体験談

私が勤務していた際は1日の訪問は2件~3件程度でした。

基本的にパソコンで記録していく作業のため、初めは残業なども行っていました。

 

3.最後に

介護認定調査員の仕事は、看護師の視点もプラスし調査票の特記事項に記入する事で、対象者の全体像が記録で把握することが出来ます。

介護負担を抱えている家族も多く、実際の現場を訪問する事で、介護の大変さを身にしみて私は感じ、介護の仕事の重要性を知る事ができました。

介護保険認定調査員の仕事は、看護師として多くの事に気づき、学べる仕事だと感じます。興味がある方は是非一度チャレンジしてみてください。

転職を考えている看護師の方へ

 転職を考えている看護師の方へ

条件が良い病院や施設の求人は10月~12月にかけて、非公開求人で募集する場合が多くあります。インターネットに出回らない求人のため、看護師転職サイトを活用して転職活動を実行しましょう。

また、看護師転職サイトは、専任の担当者のレベルによって大きく活動が変わります。そのため、以下の看護師の皆様が選ぶ「おすすめ3社」を登録し、

  • 担当者や対応の質
  • 求人の比較
  • 求人の詳細情報の有無

などを確認しながら検討しましょう。

 

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更新:2019年9月20日

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