看護師の家庭と仕事を両立させる私たちの体験談【豆知識】

看護師の家庭と仕事を両立させる私たちの体験談【豆知識】
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看護師の仕事をするだけでもハードなので、帰宅後に家庭の仕事をするのは大変だという方も多いです。私は6歳と3歳の子供を持ち、子供がそれぞれ1歳頃になったときから復職し、看護師として働いています。

私の経験、他の看護師の経験を元に仕事と家庭を両立してそれぞれをうまくこなしていくため「家族の協力」「家事・育児」「看護師の仕事」「両立するため自分のために行うこと」などの豆知識をご紹介していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 年齢/エリア:40歳/神奈川県
  • 保有資格:看護師、ACLSプロバイダー
  • 経歴:大学病院、総合病院、訪問看護
  • 経験がある診療科:ICU、CCU(冠疾患治療室)
看護専門学校卒業後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て復職後、在宅看護に携わりたいと考え転職。現在は友人が立ち上げた訪問看護ステーションで勤務中。
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1.家族の協力に関して

家族の協力に関して

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復職する時や、新しく仕事を始めるとき、仕事の内容・環境が変わる時、子供が生まれたときに、家族と家事分担やそれぞれの負担と協力についてよく話し合うことは大切です。

私の意見も含めて看護師たちの豆知識を確認していきましょう。

 

(1)家族との家事分担を最初に決めておく

看護師 体験談(40歳/神奈川県)

私は看護師の仕事をすることで1日のうち家庭に割ける時間は少なくなるため、家庭での家族の役割分担は必須でした。

ポイントとしては、「働く前(復職前)」や「結婚しても働くと決めたとき」などに、役割分担を決めました。

後になってから、「やっぱりできない、手伝って欲しい」というと、家族の中でも混乱しますし、家族関係に問題が生じることもあるためです。

また、「気づいてくれない」と嘆くより、自分から「これを協力して欲しい」と具体的に伝えることで理解されやすくなります。

 

(2)日勤や夜勤などのシフトを家族で共有する

看護師 体験談(群馬県/38歳)

看護師は、カレンダー通りの出勤ではなく、休日が不定期なことや、日勤や夜勤が混ざる勤務になりがちです。

私は、自分だけがそのシフトを把握して直前に知らせるのではなく、家族みんなで共有できるように1ヶ月の予定をカレンダーに記入して見てもらうようにしています

このことにより、

  • 休日が事前に分かっていれば休日に何をするかを一緒に考えること
  • 家族一緒に頑張ること
  • 夜勤前後は疲れているから、今できる家事を手伝おうと自発的に行動してくれること

など、家族の協力を得やすくなります。

 

(3)夫のやる気を引き出して協力してもらう

看護師 体験談(神奈川県/29歳)

私は、子持ちの共働き夫婦は夫の協力がなければ成り立たないと思っています。

そのため、家事も育児も夫にどんどんやってもらうようにしています。

ただ、やって当たり前というような押しつけでは旦那さんが潰れてしまいますので、あくまで「あなたの助けが必要なの」というスタンスで、「夫にお願いする」という態度でいたほうがうまく行くと思います。

「それぐらいやってよ」と思うかもしれませんが、旦那さんも会社で大変な思いをして働いており、それは子供が生まれてからも変わりません。

いきなりあれもこれも家での仕事が増えてしまうとキャパオーバーになってしまいます。

少しずつ慣れてもらうことを前提に、習慣化されるまで粘り強く頑張ります。

子供のおむつ替え、食事、お風呂、寝かしつけ、洗い物や掃除、洗濯など、私は夫がしてくれた育児、家事の良い所だけを褒めて、洗濯ものがシワシワで干してあるなどの抜けているところはこっそり行います。

細かいところまで言ってしまうと機嫌をそこねてしまうので、さりげなく手を出すようにして、やる気をキープできるようにしています。

 

(4)子供が小さい時から旦那さんには子育て慣れしてもらう

看護師 体験談(埼玉県/33歳)

本来、子育ては夫婦でするものですし、看護師の方は一般的な会社員よりもお給料が良いので、経済的には十分家庭に貢献しているはずです。

しかし、どうしても「旦那さん=仕事」「奥さん=子育て」という固定概念が抜け切れていない家庭が多いと思います。

そのため私は、子供を産む前に、できるだけ「子育ては夫婦で協力する」という方針にし、子供が小さい内から、旦那さんにも子育てに慣れてもらうようにしました。

看護師として子育てを両立させるなら、旦那さんの協力は絶対に必要です。出産前にきちんと夫婦で話し合っておくことで、あとあとの苦労は軽減できるかもしれません。

 

2.家庭の家事・育児に関して

家庭の家事・育児に関して

画像:shutterstock

仕事と家庭をうまく両立させていくためには、家族全員が無理をしないことが大切です。

特に完璧主義者の人は注意してください。

 

(1)完璧を求めないようにしている

看護師 体験談(40歳/神奈川県)

私は仕事と家庭を両立するために、家庭や仕事に完璧を求めないようにしています

例えば、普段はおおまかな掃除だけで細かな掃除は週末だけ、食事は自炊に外食や惣菜を取り入れて、洗濯も数日分まとめて洗濯乾燥、などある程度は目をつぶり、少しは手を抜いてでも自分と家族が楽であるようにすることを心がけています。

 

(2)他人と比べないことにしている

看護師 体験談(東京都/28歳)

「隣の芝は青く見える」というように、人の家庭は良く見えるものだと思います。

しかし、人の家庭は人の家庭であり、外から見えるものは素晴らしくても、内情は分かりません。

そのため、私は他の人ができていることだから自分もできるはず、などと自分のハードルを上げないように注意しています。

自分は自分、私たちは私たちのやり方がある、というように自信を持って両立しています。

 

(3)時間の使い方を工夫している

看護師 体験談(東京都/31歳)

私は家事に対して時間の使い方を工夫しています。

わずかな時間ですが、朝の洗濯物の時間が無くなればもう少し朝の時間も余裕が出ると思い、洗濯は夜にしてしまうことにしています。

また、空いた時間の朝に夕食の下ごしらえまで簡単にしておくことで、早めの夕食、早めの就寝をすることが可能になっています。

買い物は一週間分の献立を一気に考えて買い物に行くようにもしています。

 

(4)便利なサービスを利用している

看護師 体験談(40歳/神奈川県)

家事を楽にする便利な家電や、個配の食材、家事代行サービスなど、便利なものをうまく使うようにしています。

初めは抵抗が私もありましたが、特に家事代行サービスは掃除や洗濯、夕飯の支度も行ってくれるので便利です。

私の考え方として、お金がかかるものですが、時間を短縮できて家族とコミュニケーションを取る時間を作れると思えば、決して無駄なことではないと思っています。

家事や育児で「何に一番ストレスを感じるのか」「何を手助けして貰えれば嬉しいか」などを常に考えて便利なサービスを選ぶようにしています。

 

(5)朝活をしている

看護師 体験談(東京都/27歳)

私の場合、「朝活」のような感じで朝は4時50分~5時の間で起床し、身支度を整えながら、洗濯を回すなど一度に物事を並行して活動しています。

朝活という名の「朝家事」は慣れてくると時間の使い方がうまくなり、余った時間で掃除などもできます。朝のほんの少しの頑張りが一日にゆとりを持たせてくれ、家事が回り、おまけに家の中も綺麗だと朝からテンションが上がります。

思いがけず、子供が5時頃に一緒に起きてしまうことも度々あり、その時は「できる限りのところまで」と自分で決めていました。

 

(6)食事の支度は朝まとめて一日分行う

看護師 体験談(北海道/35歳)

私の働いているクリニックは朝が早いので、私が家を出る頃はまだ家族は皆、寝ています。

そのため、毎朝5時に起きて家族全員分の朝食の準備し、お弁当を作り、夕飯の下ごしらえも一気にやってしまいます

食事の献立は一週間分立てておきます。メイン7食と副食を7食、それに汁物のメニューを7食、紙に書きだして、それぞれその日の気分で組み合わせて作ります。

献立をあらかじめざっくりと決めておいた方が、無駄なく買い物もできますし、「今夜は何にしようかな」などと考える手間が省けます。

また、冷蔵庫にはきんぴらごぼうや煮豆、そぼろ煮などの作り置きの副食が4種類ほどつねにストックしてあるので、おかずの足しにしたり、お弁当の隙間に詰めたりと色々活躍してくれます。

 

3.看護師の仕事や職場に関して

看護師の仕事や職場に関して

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仕事と家庭を両立しやすい職場は、「仕事と家庭を両立して頑張っているスタッフがいる職場」ではないでしょうか。

同じような境遇で両立してきた先輩・上司がいれば、同じような悩みを経験しながらそれを克服しているので、自分が悩んだ時も相談しやすいですし、仕事環境はより良く改善されていると期待できます。

 

(1)いざという時に頼りにするところを見つけておく

看護師 体験談(40歳/神奈川県)

私は、家庭で何かが合った場合、家族の急病や学校の行事などがあった場合などのことを考えて、頼れるところを見つけて確保しています。

主に、子どもを預ける病児保育室・ベビーシッター・ファミリーサポートの登録、学校行事の参加・送迎を祖父母にお願いするなどのことを行っています。

また、自分自身が体調不良になったときなど、ちょっと手伝って欲しいというときに頼れるところがあると安心して仕事に集中できています。

 

(2)オンとオフをしっかり区別する

看護師 体験談(神奈川県/36歳)

私は、家庭に仕事を持ち込まないルールにしています。

そのため、少し辛いですが「仕事の話」や「嫌だったこと」「愚痴」などは一切家庭では話さないようにオンとオフを区別しています

家庭に帰ってきたら、しっかり仕事モードをオフすることは、自分の精神上望ましいだけでなく、家族にとっても望ましいことだと思っています。

働きたいのは私の希望なので、夫の話をしっかりと聞くようにしていますし、頑張って働いていると感じてもらえサポートもしてくれています。

 

(3)育児に協力的な職場を選びました

看護師 体験談私は看護師の仕事と家庭を両立するためには、働く職場が育児に協力的かどうかを重視しています。

協力的とは、師長(上司)が子育て経験があるのか、周囲の看護師が子育て中であるのかなどです。

子供はいつ体調が悪くなるのか予測できませんし、朝機嫌が良く熱が無かったのに保育園に行っている最中に発熱の連絡が、なんてことはよくあることです。そんな時でも、すぐに対応してくれる、理解してくれる職場は働く私にとって何よりありがたいものです。

そのため、職場を選ぶときには、育児経験、育児中の看護師が多い職場を選ぶようにしています。

 

(4)子育て中だったので夜勤の無い職場を選びました

看護師 体験談(北海道/35歳)

子供が熱でも家族に預けて夜勤に出かけてしまうことが心苦しい経験がありました。

そのため、私は家庭と仕事を両立するために、夜勤がない職場や、日勤のみの仕事を必ず選ぶようにしています。

子供が大きくなるまで子供に負担がかからないような働き方を選ぶことが大切だと考えています。

 

(5)時間的拘束が少ない仕事を選ぶこと

看護師 体験談(静岡県/29歳)

私は、家庭と看護師の仕事を両立しやすい勤務条件としては、時間的拘束が少ないパート・非常勤や時短勤務、単発アルバイトなどです。

重要な役職に付かないので責任が軽く、勤務時間が終わればすぐに切り替えて家庭に帰れるという点で、オンとオフの割り切りがしやすいと思います。

そのため、今はパート看護師として介護施設で働いています。

 

(6)自分の生活に合った仕事を考える

看護師 体験談(茨木県/36歳)

私は子供が3人いますが、復職するたびに職場を変えています。

そのため、時短勤務やパート、派遣などの勤務形態だけでなく、病院・クリニック・訪問看護・保育園などの仕事内容も変更しています。

理由としては、子供の成長や家族での考え方の変化によって、ライフスタイルが変わるからです。

私は、「現状の」生活に合っている仕事かを大切にしながら、看護師と家庭を両立しています

出来れば、看護師としてのキャリア設計とともに家族との将来設計も擦り合わせてベストな働き方を選択することをしたいと考えています。

 

4.両立のために自分が行いたいこと

両立のために自分が行いたいこと

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家族の幸せや家庭の両立を考えていると、自分のことがおろそかになりがちです。

あなたも家族の一員であることを理解し、家庭と仕事を上手く両立しましょう。

 

(1)自分の時間を持つようにしている

看護師 体験談(40歳/神奈川県)

看護師の仕事を行い、家庭では家庭の役割を果たしていると、なかなか自分だけの時間を持つことは難しいかもしれません。

それでも私は、短時間でも自分自身のために使う時間を作るようにしています。

自分に余裕がないと仕事でもミスをしたり、家庭でもイライラしたりしますから、心に余裕を持てることは両方に良い影響をもたらすからです。

家族の理解と協力が必要ですが、自分の好きなことを行うことや、外へ出かけて一人で過ごす時間を持つと、とても心がリフレッシュします。

 

(2)疲れたら寝ることにしています

看護師 体験談(32歳/大阪府)

勤務している職場にもよりますが、看護師は大半が重労働です。

私は仕事を始めたとき、仕事も忙しく家庭のこともあり、夜に寝ることが出来ませんでした。

「眠れないなら家事をしてしまおう」とか、「寝ている暇はない」などと休まずに行動したため、後に必ず負担が来ていました。

そのため、「疲れたときは家事を考えずに寝てしまう」という行動を取り、夫にも理解してもらっています

 

(3)食事には気を付けています

看護師 体験談(33歳/東京都)

看護師の仕事も家事も育児も自分の体が資本です。

そのため、健康な身体作りには、休息と「食事」が必要なため、食事だけは気を付けるようにしています。

私は「健康のバランスを考えた食事を取ること」「不規則な時間に食事を取らないこと」「食事を抜かないこと」など気を付けています。

 

(4)適度にリフレッシュするようにしている

看護師 体験談(福岡県/31歳)

私が勤めていた病院の託児所は、仕事が休みでも預けて大丈夫でしたので子供を預けて1人でゆっくりお茶したり、普段できない買い物をしたりとリフレッシュして過ごしていました。

お薦めなのは軽いランニングで、気持ちいい汗をかくことができ、頭もスッキリします。

リフレッシュの仕方はそれぞれ違うと思いますが、育児・家事・仕事を行っていると悩みがつきません。私はリフレッシュすることで気持ちが切り替わり、また働く意欲が湧いてきます。

 

(5)情報共有する

看護師 体験談(京都府/30歳)

家庭と仕事の両立は簡単なことではありません。

そのため、私は職場や保育所などで同じ境遇の看護師や働いている主婦のかたから情報収集をしています。

「どうやって家事をこなしている?」とか、「今日の晩御飯、何にする?」とか些細な話から、家庭でも実践するようにしています。話をするだけでストレス発散にもなるし、家事時短テクニックなども聞けたりして一石二鳥です。

託児所・保育所の先生達の殆どが子育ての大ベテランです。相談すると、いろんな方法を意外と教えてくれます。

 

5.最後に

看護師の方の様々な意見がありましたが、私は仕事と家庭の両立を目指すなら、無理に頑張りすぎないことが一番のポイントだと感じます。

そして、楽しく家庭と看護師の仕事を両立していきましょう。

楽しく家庭と看護師の仕事を両立していきましょう

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また、看護師の働き方は多様化しており、病院やクリニック以外にも、

  • 介護施設
  • 訪問看護ステーション
  • デイサービス
  • 企業看護師

など、様々な働き方があります。

家族の理解と協力を得ながら、両立しやすい仕事環境を選択し直すという勇気(転職)も時には必要でしょう。

是非自分に合った家庭と両立できる職場を見つけてみてください。

「私はこんなことを両立するために行っている!」と思う方は下のコメント欄に投稿をお願いします。


   
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更新:2019年3月26日
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