看護師が病棟勤務で辛いと思う13個【体験談】

看護師が病棟勤務で辛いと思う13個【体験談】
画像:shutterstock

どのような診療科であっても病棟看護師は毎日とにかく忙しいです。

通常業務だけでも、体力、気力共に消耗しますが、加えて人間関係の難しさもあると気も休まらない方も多いのではないでしょうか。

私自身の経験と同僚、先輩看護師を見て感じた病棟看護師が辛いと感じることをお伝えします。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 東京都/42歳
  • 職務経験:総合病院、専門病院、クリニック
  • 診療科経験:消化器内科・外科、耳鼻科、甲状腺内科・外科、皮膚科、美容皮膚科
総合病院や専門病院などの病棟を15年ほど経験。その後、クリニックで勤務しながら現在は美容クリニックや検診センターでパート看護師として活躍中。
看護師転職サイトランキング

1.日々の業務が多忙で残業が多い

日々の業務が多忙で残業が多い

画像:shutterstock

病棟看護師の日勤は申し送り、ラウンドから始まり点滴、与薬、検査やオペ迎え、医師の処置介助や清拭等、仕事が沢山あります。

夜勤の場合、日勤ほど仕事はありませんが、勤務する病棟によって重症患者は夜間急変することが多く、0時の点滴交換や早朝から1人で数十人の採血など、朝まで仕事がいっぱいです。

さらに、日勤でも夜勤でも、急な入院や検査、患者の急変、転倒・転落など、いつ何が起こるか分からないのが病棟勤務です。

日勤で、最後にカルテを記入できたのは、もはや夜中。

夜勤明けも、朝方に緊急オペや入院などがあると、処置や記録に追われ、仕事を終わって帰れるのがお昼なんてこともあります。

普通に日々の業務をこなすだけでも多忙すぎて辛いと感じる上に、残業が多く仕事に追い打ちをかけられます。

 

2.夜勤が体力的に辛い

夜勤が体力的に辛い

画像:shutterstock

20代の頃は夜勤で休憩が取れない場合でも、次の日遊びに行けるくらいの体力があります。

しかし、30代になってくると徐々に体力がついていかなくなってきます

夜勤明けは自宅のベッドに倒れこんで、そのまま夜まで動けなくなってくることもあります。

また、夜勤のおかげで、肌には吹き出物がでてきたり、不規則な生活で便秘になったりと体調にも変化が出てきます。

体調が崩れることによって、せっかくの休日もリフレッシュすることなく、休養して終わってしまうこともあり辛いです。

 

3.土日、祝日が休めない

土日、祝日が休めない

画像:shutterstock

病棟勤務はシフト制なので、月に2回休み希望は出せますが、それ以外は決められたシフトにより勤務します。

特に若い20代うちは土日や祝日の勤務になるシフトが多いことが現状ではないでしょうか。(病院や病棟にもよりますが、結婚して家庭のある看護師が休みになることが多いからかもしれません。)

平日の休みは、買い物をするのに空いているなどの利点もありますが、平日で休みの合う友人はなかなおらず、おひとり様のことが多くなります

また、休みの日は疲れ果て動けないことが多く、ゴールデンウイークや年末など、世間一般の方々が休みムードに沸いている時に仕事に行くのは、正直憂鬱になります。

 

4.職場の雰囲気が重い

職場の雰囲気が重い

画像:shutterstock

もちろん、病棟や診療科にもよりますが、基本的に生死を扱う仕事のため、長期療養で苦痛を強いられている患者が対象のことが多いです。

中には癌の末期の方などもいるので、病棟の雰囲気は明るいとは言えないと思います。

生死に関わる重要な仕事に携わることを胸に、この仕事に就いたのですが、長く続けるうちに少し重く感じてしまう時があります。

 

5.患者との関わりが密である

患者との関わりが密である

画像:shutterstock

病棟看護師は患者と24時間に関わっているため、必然的に関わりは密になっていきます。

患者の方も環境に慣れ、看護師とも親しく会話できるようになっていきます。

ただ、「中には長期入院のストレスや不満を誰かにぶつけないと気がすまない」または、「そのようなことをしないと自分を保っていられない」という患者もいます。

不満をぶつける対象になるのは、いつもそばで関わっているスタッフ、そして看護師が対象になることが多いです。

こちらも人間なので、言われたことや行動に傷つくこともあります。

そういった出来事が、連続勤務や部屋の担当になると日々続いていくため、心が折れてしまうことがあります。

気持ちをどう切り替え、看護師の仕事を続けていくかが難しい時があります

 

6.患者家族の対応

患者家族の対応

画像:shutterstock

病棟看護師として勤務するなかで患者家族から苦情やクレームを受けたことがない人はいないのではないでしょうか。

私の経験では、「リハビリもしなくても良い」と家族から言われた患者に対して、清拭を行っている際に「手を動かしますね、足を動かしますね」と言いながら行っていると、リハビリしていると勘違いされ、ご立腹。二度と担当になるなと怒鳴られた経験があります。

また先輩看護師で患者からの苦情があり看護部部長宛てに名指しで手紙を書かれた人もいました。

病棟看護師は、患者の対応も難しいですが、患者家族の対応も辛くなってしまう場合があるのが実情です。

 

7.委員会や看護研究、病棟集会がある

委員会や看護研究、病棟集会がある

画像:shutterstock

勤務している病院の規模により内容は違いますが、委員会の担当になると検討事項を問題提起したり、決まった事項から病棟で実施するための手順を考えたりしなくてはなりません。

また、看護研究では、自分たちでテーマや症例を決め、一定の期間データをとって研究結果をまとめたりします。

いずれも通常の勤務に加えて、時間外で活動しなくてはならないことも多く、とても大きな負担になります

さらに、病院や病棟によっては月に1度、病棟集会(日々の業務の検討事項などについて病棟全員で話し合い)というのが行われます。

普段シフト制で稼働しているため、スタッフが全員集まれることはなかなか難しく、夜勤明けでの出席となると体力的にも辛いところです。

基本的に全員参加なので、どうしても欠席するには委任状を出させる病院や病棟もあります。

 

8.勉強することが多い

勉強することが多い

画像:shutterstock

沢山の夢や希望を持って看護師になります。

しかし、思った以上に厳しい現場であり業務に着いていくのが精一杯で勉強が出来ないことが多いです。

時間の確保が難しく、勉強会のための資料作りをしても上司から駄目出しばかりと、看護師3年目くらいまでの看護師はなかなか大変で辛いです。

医療は日進月歩であり、ベテラン病棟看護師でも勉強は続ける必要があります

気持ちに余裕がないとなかなか勉強のモチベーションが続きません。

 

9.意外と給料が安い

意外と給料が安い

画像:shutterstock

病棟看護師の月の給料は約27~35万くらいが平均となります。(「看護師平均年収と給料(最新:平成29年賃金構造基本統計調査)」より)

ボーナスが多い病院は年収にすると大体450万くらいにはなりますが、中にはボーナスが少ない病院もたくさんあります。

そのため、クリニックで勤務している看護師と同じぐらいの給料なんてことも地域や勤務するクリニックによってあることです。

仕事量と比較すると、「病棟勤務はもう少し給料が高くてもいいのではないか」と思ってしまい、気持ちが揺らいでしまいます

 

10.責任が重い

責任が重い

画像:shutterstock

病棟勤務の看護師は、人の生死に関わる業務のため当然のことなのですが、看護の1つ1つが人体に影響するとても責任の重い仕事だと言えます。

例えば、注射薬や手順を間違えたりすると検査や処置ができなくなる場合や、患者の状態に影響する場合など、病棟看護師の医療行為は重要なことばかりです。

気が緩んでうっかりミスなどということは許されない緊張の現場であります。

 

11.恐い先輩看護師がいる

恐い先輩看護師がいる

画像:shutterstock

自分がミスをした時に厳重に注意を受けるのは仕方ないのですが、中には人間性を否定するような言葉で注意してくる先輩がいることや、いじめも実際に存在しています。

病棟看護師は、生死に関わる責任の重い仕事だからこそかもしれませんが、注意や指導にもやり方や限度があるのではと思うこともあります。

また、病棟はチームナーシング制で行われていることが多く、看護師たちで協力しないと業務が円滑に行われず、スタッフ同士の接する機会は多くなります。

さらに、夜勤では少ない人数でスタッフが密に協力していかなくてはならないため、苦手な先輩看護師と一緒の夜勤が組まれている場合、シフトが決まった時から気持ちが落ち込んでしまいます。

 

12.人間関係が複雑

人間関係が複雑

画像:shutterstock

病棟看護師の人間関係は難しいと言えます。

業務の多忙さや生命に関係する業務のためミスが許されない緊迫した職場環境のため、気が強い看護師が多いのも実情です。

また、女性が多い職場のため女性同士のグループが出来ることや、様々な経歴から看護師になった方が集まることで複雑さはさらに増してしまいます。

人間関係がストレスの原因となり、辛い環境から逃げ出すために退職や転職する看護師も病棟には多いと言えるでしょう。

 

13.シフトがきつい

シフトがきつい

画像:shutterstock

シフトは病棟師長や主任看護師が、スタッフの休み希望や、夜勤を組ませる相手、なるべく委員会のある時に担当者を日勤にするなど、様々な条件を考慮して決められています。

中には、5連続日勤や準夜日勤、夜勤が多い月などもあり、体力的に辛い勤務となることもあります。

連続勤務になることで、精神的な負担も強くなります。

また、シフトの休み希望が出しにくいこともあり、シフトを作成する人の個人差や病棟に所属する人数によって辛さが変わると言えます。

 

最後に

病棟で勤務していると、その現場が看護師として働く全てになり、病棟を離れて働くことは「行わない方が良いことなのではないか」と思いがちです。

確かに、病棟で得られる技術や経験は多く、将来の職場探しにも役立ちます。

しかし、あまり無理をしすぎると本当に病んでしまうこともあります

そのようなことになる前に、一度病棟離れ、違う仕事を体験してみることも看護師としての人生にとっては貴重な経験だと感じます。

また、少しお休みして、旅行や趣味に時間を使ってみるのも良いと思います。

病棟看護師としてある程度技術が身についたら、仕事中心の生活になるのではなく、プライベートな時間もしっかりと楽しみましょう。

プライベートと仕事が充実することで看護師としてもステップアップできると私は考えています。

自分を充実させることのできる生活をしていきたいですね。


   
この記事はお役に立ちましたか?

看護師転職サイトを口コミでランキング

看護師転職サイトを口コミでランキングTOP3
更新:2019年3月26日
看護師転職サイトランキング

ランキング1位看護のお仕事
全国対応・求人12万件
4.04
[口コミ27件]

看護のお仕事口コミへ
ランキング2位ナースではたらこ
全国対応・コンサル高
4.0
[口コミ27件]

ナースではたらこ口コミへ
ランキング3位マイナビ看護師
全国対応・担当者質高
3.72
[口コミ25件]

マイナビ看護師口コミへ

1 個のコメント

  • とてもその通りだと思いました。
    私に「仕事と言うものは、辛くて怖くて苦しいもの」と言う固定観念を作った理由が全部詰まっています。

  • コメントを残す

    内容へのご意見、ご感想を是非、お願いいたします。