皮膚科病棟は楽?働く看護師の仕事内容と私の体験談

皮膚科病棟は楽?働く看護師の仕事内容と私の体験談
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私の経験ですが、皮膚科病棟では予定通りに治療を行い回復し退院する患者が多く、働く看護師の仕事内容はシンプルで、点滴や採血、軟膏塗布など難しい看護技術が不要でした。

さらに、皮膚科病棟がある病院でも一般的に来院する患者が多く、その年齢層も幅広いのが特徴で、患者のために看護師が考えてケアを行うことや、退院支援を行うことが少なかったです。

私が皮膚科病棟で働いた経験をもとに、看護師の仕事内容と皮膚科病棟で働く看護師が楽な理由について説明していきます。

【執筆した看護師のプロフィール】

看護師
看護師資格確認済み
  • 京都府/31歳
  • 職務経験:大学病院(混合病棟)
  • 診療科経験:脳神経外科、呼吸器内科、腎臓内科、放射線治療科、皮膚科、麻酔科、血液内科、内分泌内科
大学病院で約6年勤務し、その間妊娠・出産も経験し、出産後も子どもを保育園に預けながら正社員看護師として勤務。
皮膚科クリニックに関しては「看護師が皮膚科クリニックで働いて感じたメリット・デメリット」を確認してください。

1.看護師の仕事内容

看護師の仕事内容

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皮膚科は、皮膚の疾患を扱う診療科であり、疥癬、熱傷や褥瘡などの外傷、湿疹、蜂窩織炎、メラノーマなどの皮膚がんなど疾患の種類はとても多いです。

私が働いた皮膚科病棟は、このような疾患の中でも入院が必要な患者は少なく、総合病院などでも、ほとんどは外来受診で治療していく方が多い印象でした。

その中でも、皮膚科病棟で働く看護師の仕事内容は、

  • 状態観察
  • 入浴や排泄などの介助
  • 点滴
  • 採血
  • 軟膏塗布
  • 医師によるガーゼ交換の介助
  • 検査の移送

などが主になります。

また病院によって皮膚科病棟で手術を行う病院もありますが、他の科の疾患と比べてすぐに終わる手術が多く、術後もICUに入ることはなく皮膚科病棟に戻ってくる状態の患者がほとんどでした。

以下で、私が皮膚科病棟特有だと思われる、看護師の仕事内容について説明していきます。

 

(1)患者の状態観察

皮膚科病棟で治療を行い、患者の経過が順調な皮膚の状態なのかどうか判断が難しいことがあります。

そのため、看護師としての観察力を身につけていくことが必要不可欠であり仕事となります

特に患部が患者自身で見えない部分にあると、患者自身も変化に気づけないということがあります。毎日写真を撮って状態を比べるわけではないので、交代勤務で自分が毎日観察していけない中、現在の皮膚の状態はどうなのか看護師が経験を基に判断しなければいけません。

看護師の体験談

皮膚科病棟で行う患者の皮膚の状態の観察については、本などに全て載っているわけではありませんでした。

そのため、分からなければ経験豊富な看護師に意見を求めることや、医師のガーゼ交換で医師が皮膚の状態についてどのように患者に伝えているのかを確認しながら勉強していく必要がありました。

 

(2)点滴や注射

患者への点滴や注射は皮膚科病棟以外でも、看護師の仕事内容となりますが、皮膚科病棟に入院している患者の場合、点滴や注射などの針を刺しにくく、看護師としてある程度のテクニックが必要だと言えます。

皮膚科病棟の患者は皮膚トラブルがない箇所や、血管が見えやすいところとなると、針を刺す部位は限られてくることも良くあり、上手く出来ない場合が多いと言えます。

看護師の体験談

皮膚科病棟の患者は、皮膚のトラブルで入院しているため皮膚のコンディションが悪いことも多い印象で、そのような中、採血や点滴などで針を刺さないといけないことも良くありました。

どうしても血管に入らないという時には、ベテランの先輩看護師に代わってもらうなどの対応をしました。

 

(3)患者の清潔ケア

皮膚科病棟に入院している患者は、基本的に皮膚の病気のため、看護師が行う清潔ケアは重要な仕事になります。

例えば、

  • 入浴できる患者には入浴してもらい軟膏処置を行う
  • 動けない患者はタオルで体を拭く

など、他の診療科の患者と比べ、必要な処置やケアも多いです。

また、皮膚科病棟で使っていた軟膏の種類はとても多く、ガーゼ交換用のカートには様々な種類の軟膏があります。

看護師の体験談

患者の清潔ケアに関しては、看護師が行う仕事が多く、この時だけは忙しい職場の印象を受けました。

また、私は外科を経験した後に皮膚科病棟で勤務したのですが、医師の介助を行うときにガーゼの種類や使い方が違って全く対応できませんでした。

ガーゼ交換用のカートに何が入っているのか確認し覚えておくことが必要不可欠でした。

 

2.皮膚科病棟が楽だと思う私の理由

皮膚科病棟が楽だと思う私の理由

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私は外科系の病棟を経験した後、皮膚科病棟の看護師として働きましたが、他の診療科に比べて「仕事が楽」だと思うことが多々ありました。

経験から、皮膚科病棟が看護師にとって楽だと思う理由を説明していきます。

 

(1)難しい看護技術が不要

私が勤務していた皮膚科病棟では、患者の命に関わる処置がほとんどなかったため、難しい看護技術は不要でした。

また、働いていた看護師は、

  • 育児休暇明けの方
  • ブランク明けの方
  • 看護技術に自信がない方

などが多く、無理なく働ける職場だと感じました。

看護スキルが上達しない場合もあるので注意

皮膚科での処置は点滴、採血、軟膏の塗布、ガーゼ交換の介助など基本的なケアばかりで、難しい処置や急変時の対応などについて経験する機会がほとんどありませんでした。

そのため看護技術が身についていない新人看護師や、看護師としてのキャリアを積みたいという方には向いていないと感じました。

また、入院や手術が伴うような大きな総合病院でない限り、皮膚科病棟での看護経験は転職にプラスに働くとは言えないのが現状だと思います。

 

(2)明るく穏やかな雰囲気で残業も少なかった

私が勤務していた皮膚科病棟では、明るく穏やかな雰囲気の中、看護師は働いていました。

患者が命に関わるような病気であるケースがほとんどないためだと思われ、看護師に人気が高い診療科である理由の1つだと感じます。

看護師の体験談

私が勤務していた皮膚科病棟では、状態が急変する患者はほとんどいませんでした。

そのため、緊急入院する患者も少なく、日勤帯も夜勤帯も落ち着いていることが多い病棟でした。

さらに、他の科に比べて点滴も少なく、セルフケアが全介助という患者も少なく、勤務中に看護師がバタバタしていることもほとんどありませんでした。

 

(3)患者の死に立ち会う機会は少なかった

私が勤務していた皮膚科病棟では亡くなる患者はとても少なかったです。

また、皮膚科以外の疾患がある場合、患者はその疾患の病棟に入院している場合が多く、皮膚科病棟で患者の死に立ち会うという場面はほとんどありませんでした。

そのため、患者の死に立ち会うという看護師の精神的ストレスが他の科に比べてとても少ない印象でした。

 

3.最後に

皮膚科病棟は、育児休暇明けの看護師やブランク明けの看護師にはとてもお勧めの診療科だと感じます。

その反対に、キャリアを積みたい看護師にとっては物足りなさを感じる診療科であり、看護師としての「やりがい」を感じる場面は少ない印象です。

しかし、皮膚科病棟で働いたとしても、全く看護師としての学びがないわけではありません

関わりの深い「皮膚・排泄ケア認定看護師」の資格を取得している看護師も在籍している可能性もありますし、病院によっては他の診療科と混合病棟になっていることがあるからです。

皮膚科病棟へ転職を考えている看護師の方は是非参考の一つにしてください。

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更新:2019年12月14日

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